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きゃわふるTORNADO特別公演「TIFよありがとう♪ ありがとうTIF公演」

紆余曲折ありつつも TOKYO IDOL FESTIVAL 2019 出演を果たしたきゃわふるTORNADO。
きゃわふるTORNADOからの「ありがとう」として、予約すると無料(※要1D)、当日券のみ1500円(※要1D)。
(予約で100枚以上捌けていたので、実際当日券が出たかどうかは未確認。)

木戸銭が集客のハードルになる事はご存知の通りであり、1D=500円が掛かるだけでも冷やかしは減る。
一銭でも払って見ようとする(500円だが)客が100人から集まったのが慶事であることは間違いない。

TIFはショーケースとしての役割を終えつつあり、見つけてやって来てくれる客は見込みにくいが、「TIFに出た」と言う事実は肩書として使えるし、そこに意味を見出す人への訴求力はあると思う。
最大限活用して欲しい。

平場のライブハウスで整理番号が悪い場合、早く来ても暑い中待たされるだけで意味がないから出足は悪くなる。
開演直前にバタバタと、開演してからも陸続と入って完売に違わぬ大入り。
予約しておいてすっぽかしても特段のペナルティは無い為、整理入場の際も飛び飛びでは有ったが、私が思った以上には入っていた。

杏斉ゆか誕生日当日と言うことで、有志から入場前に折ると光る黄色い棒が配られた。
曰く

「オーバーチュアが鳴ったら光らせてください。」
「入ってきて初めに見る景色を黄色にしたいので」
「生誕祭とかではないので、特に縛りはありません」
「一曲目からは好きにしていただいて構いません」

ゆるくお祝い。

TIFに出て、良かった事があるとしたら、それは「手応え」だと思う。
明らかに自分たち目当てで来ていない不特定多数が、自分たちのライブを見て楽しそうにしてくれる。
杏斉ゆかにとっては、「自分の歌が届いている」ことを確認できる良い機会となったのではなかろうか。

MCはTIFの振り返りを長めに。
楽屋裏での出来事やステージからの景色など、一番大きなアイドルイベントを内側から見られたからこその感想。
「アイドル女流写真家No.1決定戦」の目録と、出品作を引き伸ばしたものを裏から持ってくる石川野乃花。

現場で見られなかった人とも喜びを分かち合えたのではなかろうか。

この会場ではかつてない大入りとあって客の声援の圧も凄いが、それを御してさらに煽れる逞しさ。

「楽しい」と言う事が前提として有った上での「盛り上がり」。
演者と客の相乗効果で上手く回っている。
騎虎の勢いで、このまま夏を乗り切ってほしい。

(2019.08.10 記)

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