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【覚醒のアドット】 ミニライブ&特典会 in 新星堂サンシャインシティアルタ店

新生・改称後はなかなか見る機会が無かった(クレジットカード決済のみのイベントには手を出さないことにしている。)のだけれど、現金決済のリリースイベントが決まったので予約。 足を運んでみた。

以前は外からも見られるようになっていて、購入者優先ではありつつ、フリの客も入ることの出来た新星堂サンシャインシティアルタ店のイベントスペースは、衝立で仕切られて予約者のみが入れる・見られる構造に。

入場者氏名・連絡先と検温記録を紐付けして管理することで漸くイベントを打てている訳で、閉じた空間になってしまうのも致し方ない。

リリースイベントと銘打ちつつも内向きの催しになってしまうが、「リリースイベントを打ちました。 斯々然々の内容でした。」と、実績として残せるので意味は有る。

限られた広さに間隔をあけて丸椅子を配置する必要からか、予約定員は少なめに見積もってある。
ステージと客席の間には、照明吊り下げ用のレールを利用して透明のシートを設置。
飛沫が掛からないよう配慮。
「マスク着用」「着席観覧」「声出し禁止」「撮・録禁止」と制約は多いが、これもまぁ現状では仕方がない。

定刻にスタート。
出囃子に乗って移動しつつ踊りながら出てきて定位置に就く演出が面白い。

ライブは新旧取り混ぜて5曲、たっぷり。 「誰しも心にロックは宿る」を掲げており、強く激しく歌うメンバーが多かったが、新メンバーの睦月真尋は穏やかで強く、乱れない巧さ。
落ち着いた歌声。 「前に前に」出るのではなく、負圧で引き込む感じの魅力。
一寸毛色の違う歌い方が入ったことで、5人の歌に芯が一本通った感じ。
張って歌う河野や加島は安心して張れるし、黒姫や夏川は裏を取れるようにもなって、グループとして出来ることの幅が拡がっている。

但し、全体としての伸び方と、個々の伸び方にズレが生じてしまっている部分もあり、送りての大人の気遣いと補正(メンバーに負荷をかけ過ぎない形での)が求められる局面にもなっているように思われた。

補強と再構築が上手く行われており、進化と呼んで良いくらいの変化。
「覚醒の」が付いた改称にも納得。

黒姫がしっかりと幕間の告知が出来るようになっていた。
羽目を外しているようでいて、要点はしっかり押さえているし、話に起承転結もある。
メンバーがフォローしてくれる安心感もあってのことだと思うが、それに寄りかかっていない。

特筆すべきは新衣装。
全体としての意匠は統一されつつも、メンバーの個性に合わせて細部が異なる。
スカートの丈であったり、袖の処理であったり。
このあたり、最後の最後で気付いたので、次回以降で詳しく観察したい。

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リリースイベントと銘打ちつつ、内向きのイベントであったことは否めない。
動員を客の忠誠心と財布の厚みで補う施策は、客が疲弊した時に破綻する。
今の時期に出来ることを、知恵とコネクションを動員することで可能な限り行っている事は見て取れるが、より広く売るための施策にも期待したい。

質としては予想以上だった。

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(2020.09.28 記)

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