戸島花 BIRTHDAY EVENT(30.07.14)
7月11日に30回目の誕生日を迎えた戸島花の懇親会的なイベントへ。
「あちらのお客様からです」システムで飲み物食べ物の差し入れが随時可能なのに惹かれてこの会場にしたと言う阿佐ヶ谷ロフトA。
以前は好事家向けの渋い品揃えの古書店であった場所だが、その頃の面影は当然ながら無く、ロフト系列店らしい設え。
予約特典は携帯端末(スマートフォンなど)を使用しての2ショット撮影。
事前告知では「パジャマ」との事だったが、パジャマパジャマしたツーピースのそれではなく、夢とか希望とかそう言った成分を含有していない種類のワンピースの部屋着的なもの。
ヘアアレンジとメイクはしっかりしつつ、首から下は家呑み仕様と言う割り切り。
私が写り込んだ写真なんざこの世に残したくも無いので「(戸島)ピンでお願いします」とお願いしたが戸島からダメ出し。
仕方がないので私込みで撮っていただく。
恐らく不公平のないようにと言う配慮から例外は認めないと言う事だと思うが、この辺りの融通の利かなさ加減がまた戸島らしい。
私をぶった切った写真を載せておくが、この距離感。 色恋営業的なことはしない安心感は有る。
戸島の客対応で通底しているのが「不公平の無さ」。 古い客でも新しい客でも、濃くても薄くても、扱いに差はない。
古くて熱心なのが飛び抜けていて客の中でも一目置かれている者は「うちのTO」と上げたり下げたりされるが、それが得になるようにはしない。
だから特別扱いされたい客は自然と離れ、付かず離れずを楽しめる連中が残ったのだと思う。
前売りだけで満員札止めのイベントに開場後に入ったこともあり、ほぼ満席。 端の方に腰掛けて様子見、桟敷に知己を見つけて潜り込む。
AKB48劇場で見知った顔は意外に少なく、両手に余るくらい。 ネタへの反応を見る限りに於いては Pile 経由の客が多かったようだ。
ひとしきり今日のイベントの趣旨や注意事項を戸島が説明。 やれば確実にこなすとは思うが、4時間一人で喋り続けて大酒呑む(呑まされる)のも辛かろうと思ったら、助っ人は用意されており、十代の頃からの付き合いだと言う青木泰寛(プロイベントMC・リングアナ)と駒谷仁美が登場。
青木泰寛は自分で仕切らず、戸島に好きなように喋らせてサポートに徹していた。 この辺りの匙加減は流石。
共通の友人の結婚式で午前中から飲みっぱなしだと言う駒谷は厄介な酔っぱらいと化した状態。 喜怒哀楽を開放して怒ったり笑ったり駄々を捏ねたり忙しい。
嗅ぎつけて潜り込んでいた自分の客を見つけて喜んだり話し込んだり、相変わらず自由。
但し、これは完全に出来上がっているからであって、素面の人見知り状態では考えられないことらしい。
「イベントっぽくしたくなかったので、特にコーナーとかは設けなかった」と戸島。
談論風発、話が転がるに任せつつ途切れさせずに回すのは、機転を利かさなければ務まらない仕事で鍛えられてきたからだと思う。
「二十歳の時にテキーラのみすぎて蕁麻疹が出たので、テキーラの差し入れはNG」
「『制服が邪魔をする』のOGSについて起源を本人とその周辺に問い詰める」
「卒業文集に書くことがなくて総理大臣とか宇宙征服とか書いてた」
「声ヲタ(関智一)だった」
「『桜の花びらたち』は立ち位置6.5(※ゼロがセンター。要するに端の方)だったが、ひまわり組公演あたりから夏まゆみ枠で推され始めた」
「リハーサル命で厳しかったので、『リハババア』と呼ばれていた」
など、エッジの利きすぎたカードを次々に切って行く。
大丈夫かコレ?と酔が醒めるような事ばかりではあったが、特に制止はされなかった。
途中からひまわり組の頃の公演映像を流しつつ進行。
ひまわり組の所謂「チーム2」について戸島は「二軍」と話していたが、一軍二軍と言うよりセ・リーグ パ・リーグと言う感じだったと私は記憶している。
人気の有るメンバーを集めたチームと、仕事師と曲者と下駄を履かされて必死に足掻く研究生の集まり。
見ていてどちらが面白かったかは言わずもがな。
あの頃を大事にしつつ、今を生きている。 そんな戸島花を感じられた生誕イベントであった。
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