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ベクアステラ 1st ONEMAN成功記念LIVE 「満員御礼」公演

1st ワンマンライブの動員が目標に達したことを記念してのお礼公演。
前日になって、会場が渋谷ミルキーウェイからツイン・ボックス・アキハバラに変更に。
会場都合とのことであったが、前日でも対応できる手札を持っているところが、主催ライブなども打っているプロモーターとしての側面も持つ事務所の強みだと思う。
木戸御免で1Dのみと言う事もあってか、結構な入り。

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フロアには立ち位置が貼られ、間隔を開けて立つようになっている。
他の現場から移動してギリギリに入った知己曰く、収容人員の関係でホールに入れず、カフェスペースから見ていた人も居たとか。

ほぼ定刻にスタート。

もっとずっと
MC
いつの日にか
煌めく流星群
MC
絶対絶対
夢の中で
MC
夜空の物語

今日の髪型は
五十嵐マイ クラウンブレイズ(頭頂部に王冠状の編み込み)
紬麦みほ 高めのツインテール
天乃さや ロングヘアにゆるくウェーブ
早瀬さくら ボブにヘアアクセ

ツインボックスは小さめの箱なのだけれど、
・オケの歌声
・マイクを通した歌声
・肉声
この三つが僅かな時間差で耳に届くのが面白い。

ステージとホールは、文字通り「指呼の間」にあり、息遣いまで耳に届く。
指差しなどの振り付けがある曲での盛り上がりは小規模会場ならではのもの。
こうした場所では「絶対絶対」のような曲は、実に良くハマる。

今日のベクアステラは、定員500席近いホールでの対バンライブから、立ち見でも定員200のライブハウスでのお礼公演の2回廻し。
広い会場では視野を広く持って振り付けも大きく、狭い会場では近さを生かして客との掛け合いを。
大きなライブに出られるようになってメンバーの意識も変わり、規模に応じた演じ分けが出来ている。
背中合わせになったり、ハイタッチしたり、手を取り合ったり、ボディコンタクトのある振り付けでの当たりが強くなり、擦れ違いでの「見切り」の距離も近く、思い切りが良くなっていることも含め、プロとしての自覚が醸成されているのだと思う。

途中、Kanami の休養期間延長について、早瀬さくらから説明。
体調の恢復は捗々しく無いが、「戻って来たい気持ち」を確認し、全員で話し合って「待とう」と決めたとのこと。
戻ってくる場所を提示しつつ、静かに待つ。
現状では最適解に近いのではないか。
こちらも静かに待とうと思う。

紬麦みほ は、「異世界転生モノ」のような感じで、アイドルでは無かったこれまでの人生で得た「生きて行く術(すべ)」をアイドルとして応用している面白さがある。

五十嵐マイ は、グループの歌の核としての自覚からか、その日出来る最善を歌声に乗せているように見える。 この人も居場所を見つけたのだと思う。

早瀬さくら は、目に見えて歌も振り付けも伸びている。
歌に関しては、まず得意な音域から思い切って声を出しており、それによって歌える音域も広がっている。

天乃さや は流石と言うか何と言うか、メモを採るのも忘れ、釣り込まれて見入る瞬間が何度もあった。
肩、肘、手首、指先でそれぞれ描いた円が、波紋のように広がる。
止め、撥ね、払いのうち、「払い」が特に美しい。
指先まで神経の行き届いた動きは、空間を浄化するかのようですらあった。

存在としては北極星だろうか。
「率いる」のではなく、「指標」としてそこに在ることで、グループ全体を高みに導いている。

既に決まっている遠征、新衣装の他にも、色々仕掛けてくれそうな2021年のベクアステラ。
次の一手は何だろうか。

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(2021.03.29 記)

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