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『竃番の娘』村田兼一写真展

夕方から、神保町画廊へ。
何時ものところで撮った、何時もの写真のようでありつつ、そうでもない。
光の差す窓辺で撮ったものが一点。

モデルは過渡期に有るのか、これまで重点的に撮ってきた人を含め、様々。
モデルによって得手不得手(もしかするとNGの有無も)、似合う似合わないがあるのか、持たせるもの、周りに配置する物の傾向が異なる。
モデルから想起するイメージで絵を組み立てるからなのかもしれない。

被写体の中で別格だったのが七菜乃。
自身、「裸は私の衣装のひとつ」と公言しているが、服を着ていても着ていなくても七菜乃。
村田兼一は服を一部だけ着せないことがよく有るのだけれど、そんな場合でも七菜乃が被写体だと暫く気が付かないことがある。
裸が衣装の一つである以前に、肉体が魂の入れ物に過ぎないのかもしれない。

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(2019.11.17 記)

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