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きゃわふるTORNADO 特別公演 〜FFF 無料公演〜(2019.09.13)

押上にあるWALLOP放送局で月二回行われている定期ライブ。
今回は木戸銭無し、予約で定員が埋まったらドリンク代も含め無料と言う事になっていたが、早々に埋まって完全無料。
今のところ当日でも入れるのだけれど、予約の出足も早くなってきているので、確実に入りたい向きは予約しておくことをお勧めする。

見に来ていたメンバーの親御さんに配慮したのか、見易さに配慮したのか、前二列に椅子が用意されていた。(椅子に座る場合は着席観覧を義務付け)
大半の客は立ってみたほうが楽しめる人々なので、椅子席はほぼ「必要な人」に行き渡ったと思う。
10分ほどの遅延で開演。

ALIVE
オレモレモン
I LOVE YOU. Summer Day
SUPER HERO
星空ディスティネーション
Psychology
NEVER ENDING STORY
GAME
きゃわ騒ぎのやつ

(※採ったメモから)

初見を意識してか、分かりやすく楽しい曲を集めた選曲。
きゃわふるTORNADOの楽曲には様々な傾向のものがあるが、まずは「楽しい」というところを知ってもらうには良い流れ。

初披露時からポロポロ落ち始めて「ひと夏持たないのではないか」と一部で一部で危惧されていた夏衣装のラメ。
なんとか持ったようた。

急に秋めいて気温も湿度も下がり、歌う人にはコンディションを整えにくい陽気。
杏斉ゆかは自分の喉との付き合い方が上手くなっている。
その日のコンディションの中で出来ない無理はせず、破綻させずに最良の歌声を届ける。

神咲くるみは体幹がしっかりして動きが流れにくくなったので、持ち前の華やかさが活きてきている。

Psychologyの宮瀬しおりソロパートは別所佳恋のところもやっているらしく、過去最長且つ最高難度。
日々出来ることは増えているし、それに合わせた負荷も掛けて貰えている。

道地文子の髪型。 かっちり固めたヘルメット状なのだけれど、それでも絶壁感を出さないところがカットの上手さか。

金管楽器のような力強い張りと、囀るような可憐さが同居している杏斉ゆかの歌声と対象的なのが石川野乃花。
呟いても語りかけても叫んでも、言葉が塊で飛んできて届く。胸に響く。

怪我の程度が思ったより重く、不在は長引きそうな別所佳恋だが、自己紹介のコーナーでも間繋ぎのお喋りでも話題に出てくる。
「6人できゃわふるTORNADO」であることは根本にありつつ、5人体制でも欠けている物が無いように見せなければならないのは、傍で見ているより大変なのだと思うが、メンバーもスタッフも妥協していない。
それが最新シングルのカップリング曲である Psychology からも見て取れる。
宮瀬しおりの歌割りにも驚いたのだけれど、全体のフォーメーションと歌割りの細かさと難度の高さ、それを大変そうには見せずに涼しい顔でこなしている。


今後の予定などの告知でお仕舞いかと思いきや、石川野乃花から一と言。

「GAMEの落ちサビは、(杏斉)ゆかの歌を聴いてあげて欲しい」

聴かせどころのソロパートを潰すような客のガヤには一寸辟易していたところだったので、大いに頷けた。
(そう言えば、MCを聞かないで喋っている人も増えた。君たちのお喋りを聞きに来ているのではない。)

何かしら新しいことをやろうとするのは悪くないが、騒ぐことが 自己目的化してしまっていた。
ステージの上で起こっていることを享受した上での振る舞いならまだしも、それを打ち消すようなのは頂けない。
客は所詮客であって、それ以上でもそれ以下でもないと言う事は弁えて欲しいものである。


通常だと次回は第4金曜となる9月27日だけれど、この日は定期公演お休みとのこと。
翌28日が名古屋でリリースイベントなので、その辺りの兼ね合いなのだと思われる。

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(2019.09.15 記)

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