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「世界の隅の真ん中で Acoustic ver.」リリースイベント(HMV&BOOKS SHIBUYA 7Fイベントスペース)

池袋新星堂でのリリースイベントで、改組改称後に初めて観覧。 中々良かったので裏を返してみた。
渋谷にはHMVが2店舗あり、場所を間違えて右往左往したりしつつ、なんとか辿り着いてCDを購入。
当日のみの販売と言うことで、レジでの直販。
私が買った時間帯には、丁度リハーサルをやっていたが、なかなかのみっちり振り。

渋谷モディの5階から7階がHMV&BOOKS SHIBUYA。
7階のイベントスペースは下2階も自社借り切り、上の階はカラオケボックスなので苦情が来る気遣いが無く、インストアイベントにしては大きな音を出せる。

開演前に番号順に整列し、検温をしてから入場。
粗くバミられた床に間隔を開けて丸椅子が並ぶ。
隔離スペースだがカフェスペース側には衝立の隙間があり、音はフロア中に響くので「誰かが何かやってる感」は伝わり、クローズドなインストアイベントだが、多少なりとも拡散効果はあったと思う。

空調ダクトが天井を這っているので上が少々窮屈ではあるが、出演者控室もあるしっかりした造りのイベントスペース。
スピーカーは両袖に一対、ステージ床にモニタースピーカーが一対。
音は取りやすそう。
下手側の袖にミキサー卓。

BGMのボリュームがグイと上がり、絞られ、2分押しで開演。

客が声を出さない決まりになっているので、客の出す声で「盛り上がり」を演出することは出来ず、演者の地力で見せる・聴かせる構成にしなければならない。
それを考えると、アコギ一本のオケでじっくり聴かせるアコースティックバージョンでのリリースには意味がある。

池袋では、音が取りにくいこともあってか、些か委縮したようなところも歌声から感じられた河野莉子だったが、しっかり張れて良さが出ていた。
もっと図太くても良いと思うが、きっちり補正して来ている。

それぞれが、声や歌い方の特質を生かしつつ、自分なりの歌を模索しており、掴めつつある。

パンチの効いた河野、コッテリと歌い上げる黒姫、凄みすら感じさせる夏川、やさしくしっとり歌う睦月、加島の疾走感。
異なる個性をぶつけ合いつつも、生かし合い、裏を取って調和させることも出来る。
バランスの取れたアンバランスの妙。
見せ方聴かせ方に幅が出てきたし、その分「余計な事」を出来るゆとりもある。

喋る方では、黒姫が口火を切って語るに語り、他のメンバーが容赦なく突っ込んでいく形。
黒姫の憎めない、愛されるキャラクターが生きている。

今回プレスした分のCDは完売したので、次の音盤製作に取り掛かるとの事。

また良いものを期待したい。

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(2020.10.05 記)

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