11/25 クレイジーダイヤモンドに行ってきた

 表題通り。特に凝った見出しはないです。
 ということで先日開催されたクレイジーダイヤモンドに行ってきました。ざっと目星をつけているユニットたちの今月の現場スケジュールの中でもメンバーも豪華、かつ翌日が休日の優しい感じなので行くかどうか迷っていたら恒例のR氏とY氏が同行してくれるとのことで迷わずチケットを購入。

会場は初めてのライブでも向かった渋谷aube。このユニット数をあの狭い箱の中で果たして私は生き延びることができるのであろうか。乞うご期待!


 今回の現場もウキウキで向かっているのですが、現状から説明しましょう。何となく想像がつきますかね。

 そう!!またしても走っているのだ!!!!!

 ということで相変わらずシンヴァンキッシュハイスクールの公演時間に間に合わせようと仕事を終えた姿のままで鞄をアメフトのボールみたいに持ってラブホ街の横を駆け抜ける。坂道は短いストロークで飛ぶように上がるんだっけ? 姿勢を下げて人と人の間に見えない矢印をカットで通り抜ける。頭の中で金髪の悪魔がささやく。助けてくれ。インドア趣味なのに。アメフトはやらないよ。

 本当に渋谷aubeの地上戦からのアクセス何度は何とかしてほしいですね。本当に。いやどうにもならないんですけど。誰かお勧めの行き方を教えてください。地下から行くのが一番早いんだけど路線がね。職場からだと地上にならざるを得なくてね。畜生。


 ラーメン屋を横目に坂を駆け上がり研究費入りのフラグメントケース(大好きなルロロマニックのデザインに600刻みの1D代とチェキ代金の千円単位の金だけが入った現場以外で使用禁止の財布。現金のほかにはanarcy.incのポイントカードとフォロワーのデザインしたイケてるアクキーがついている。)を取り出して時計を見る。いやどう見ても間に合ってない。悲しくて泣いちゃった。次はもう1枠公演を遅くしてくれ。

 前面ステッカー張りのエレベーターを降り、お目当てはシンヴァンキッシュと告げて会場に入る。もうすでに防音扉の向こう側からは耳慣れた曲が流れている。くそ。セトリが分からないので何とも言えないが恐らく一曲ぐらい逃した予感がする。手頃な空きスペースに立ち鞄からライト(新入りの乾電池式もいるよ)を取り出し白を構えた。

 恥ずかしながら先日初めて知ったのだが、シンヴァンキッシュハイスクールは前身のヴァンキッシュハイスクールというユニットからメンバーを変えた(元々9人ぐらいだったのをメンバーの脱退や入れ替えを含めた結果の6人らしい。アイドルは大体5-6人ぐらいで構成されている方がイメージカラーの配分もしやすいしキャラ被りもしにくいのでそれぐらいがちょうどいいんじゃないかとも思った)存在らしく、ヴァンキッシュハイスクール自体は2021年の10月に解散されているようだ。そして今年の3月に生まれたのがシンヴァンキッシュハイスクール。なるほど。前回の記事でシンヴァンキッシュハイスクールを「ヴァンキッシュ」と省略していたが呼称が紛らわしくなるので以降はシンヴァと称させていただこう。

 シンヴァの公演が終わると、また慌ただしく荷物をまとめた。そう。今回の公演は終演後物販とは別に並行物販という別会場での物販があるのだ。この後にも出演したユニットがあるが、申し訳ないがこれ以降の2ユニット分(BLACK SNOW、CL♧VER両氏)は物販の都合上未鑑賞となる。ごめんね。


 ということでシンヴァの特典会に参加するために別会場へと向かう。チケットを購入した段階ではまだ並行会場:調整中となっていたがライブの数日前にニルヴァージュ側から会場が発表されていた。場所は箱を出て少し角を曲がった小綺麗なビルの会議室。ちなみにaubeの再入場のシステムは昔懐かし蛍光スタンプ……などではなくQRの再提示。なるほど。思わずスタンプくださいとか言って窓口の人を困惑させてしまった。失礼した。

 エレベーターに乗って特典会会場を目指す。ぱっと見は小規模ベンチャー企業なんかがテナントに入っていそうなオフィスだった。指定された会議室をちらと覗くと、大量の事務椅子に座るアイドル! アイドル! アイドル!

 なんだここは。オーディション会場かよ。すごいな。今からWINGが始まるのか? 部屋から溢れ出る威光に思わず目をしかめ、横道に逸れた。冷静に考えれば今公演が終わったばかりのシンヴァはここにはいないので、私はしばらくシンヴァの券を買うために待つ必要があった。適当な通路に邪魔にならない程度に立ちながらY氏との待ち合わせの連絡を交わす。

(余談だがここで愛用のワイヤレスイヤホンの接続が"狂"ってしまい、周囲から浮きまくりの格好でしばらく人の声にまみれて機材をいじくる羽目になった。私は諸事情で人の多い場所や外で人間――特に女性の話し声や笑い声を聞いていると精神的におかしくなってしまう傾向があるのでこういった場所でのイヤホンは救命道具そのものなのだがそれが不具となってしまい軽いパニックに陥っていた。壊れていたわけではなかったので安心したが変な汗がしばらく止まらなかったので焦った。)

 イヤホンの調整が終わったので会場となっている会議室の中に入って様子をうかがった。女性の小集団がポケモンをやっている。おおむね撮影を終えた恐らく早くからの出番であろうアイドル達が事務椅子の上でじゃれあっている。空になったフィルムケースがうず高くゴミ袋の中で山を作る横でぼんやりとあたりを眺めながらどうにかしてアイドルの雑談を盗み聞きしていると、ぞろぞろと人が動き始めシンヴァの物販の受付が始まった。


 ところで、私は地下におけるアイドル研究を行う上で自らにルールを課している。

・推しを作るなかれ(調査対象が偏るので)

・知らないユニットでも応援する(アイドルのステージは輝いているべきなので)

・チェキは必ずピンショットで一枚のみ(後ろのファンを待たせるのは本望ではないので)

・清潔であれ(オタクは風呂に入れ制汗剤をしろ定期)

・アイドルへの感謝と称賛を忘れるなかれ(アイドルがステージに立ってくれることが何よりの喜びと知るべし)


 今回はそれを一つ破った。あるいは一つの挑戦ともいうべきだろうか?私は今回キモオタ地下調査信条(今名付けました)第三項の「ピンショ一枚主義」を破り、思わず枚数宣言時に二枚と言ってしまったのだ。

 選んだのは前回同様あおばちゃん、シンヴァンキッシュハイスクールの白のアイドルだ。物販開始前からうろうろしてたおかげで整理番号は一番をゲット。基本の終演後物販でも整理券が出てからアイドルが撮影会場にやってくるまで多少の時間の猶予があるのでしばらく周囲を観察がてら先の公演を振り返っていた。恐らく間に合わなかったであろう最初の曲は何だったのかな。anarcyはセトリの公開がされないので気になるのだ。

 事務椅子の上で戯れるアイドル達。こういうのってTwitterで公開されてるとめちゃくちゃテンション上がるタイプのオフショだよな。結構貴重なものだと思いつつ、そろそろとほかのメンバーの番号が呼ばれ始めたので用意を始めた。


 初めての物販はポーズを指定したピンショにしていたのだがいちいち指示厨をするのもアイドルの独自性に失礼な気がしてきたので今回もぬいぐるみを持参。前回の特典会のチェキを家に帰ってからしみじみと眺めていたのだが、どうやらウーパールーパーのぬいぐるみを使ったチェキは撮影スタッフさんがかなりピントを物の方に寄せてくれるおかげでアイドルの顔がかなりきれいに撮れていた。今回はこの原理を応用してアイドルを極力かわいく撮影することを試みる。

 今回持参したぬいぐるみはポケモンSVの発売にかこつけてポリゴンのfits。ポケセンで各世代ごとに売ってるあれだ。私は生まれたころからポケモン漬けといってもいいほど人生をポケモンで構成してきた人間なのでSVは楽しんでいるし、どうもアイドルのSNSを見た限りプレイしているアイドルもちらほら見受けられる(ニルヴァージュのアヤァさんなどはしっかりレイドの配信までしていた。)ので何となくリアクションがもらえたらいいなという思い半分、ポリゴンというポケモンは最愛の相棒ポケモンなのでまたも半身としてうまく映ってほしいという気持ちで選出した。ちなみに2もZも持っているので徐々に進化させていくつもりだ。


 あおば1番ー、あおば一番!そうだねえあおばちゃんは一番かわいいよね……。違う。呼ばれているのだ。私は握りしめたポリゴンのぬいぐるみの毛並みを整えながらスタッフに整理券を渡し、ピンショ二枚でと告げる。

 あおばちゃんは前回と同じく椅子に座って私を出迎えてくれた。一番入り口に近い場所に座っていた。相変わらず何を話したかは覚えていないのだが、一枚目はぬいぐるみを持って、二枚目は何も持たずそのままと指示してカメラの撮影に合わせて目線こっちに~って言ったら褒めるのじょうず~とお褒めの言葉をいただいた。ポリゴンのぬいぐるみもすぐにポケモンとわかってくれてポケモンやってるよ! スカーレット! と笑顔で答えてくれた。あおばちゃんはポケモンをやっていた。うれしい。私はヴァイオレットをやっているよ。今日も仕事帰り? と聞かれたので多分私のことは覚えていたのかもしれない。ありがとう。今日も良かったね、お疲れさま。またねと告げてブザーが鳴った。二枚買っても一枚買ってもブザーの鳴りの時間はさほど変わらない気がした。


 チェキを受け取り(またしても手渡し!)一礼して会場を出た。ポリゴンのぬいぐるみを握りしめてイヤホンをつける。少し放心していた。会議室の入り口前の通路は順番待ちの女性たちの座り込み会場と化していて、エレベーターは次々やってくる女性たちの甘い匂いで満ちていた。少しゆっくりしたくて選んだ横の階段の冷えた空気を吸いながら噛みしめる。くそ。今日もかわいかったなあ。

 このまま会場に戻ってもぼんやりしたままほかのユニットを見てしまう失礼をかましてしまいそうなので階段の踊り場で少し休んだ。誰も階段を使って降りてくる人はいなかった。


 しばらく心を落ち着けてからaubeへ戻った。道すがらのあの上り坂でマネージャーらしき人と一緒に物販会場に向かうであろうユニットの皆様とすれ違った。すごいな。道中をアイドルが歩いている。アイドルの群れとすれ違ってしまった。道の端に寄って一礼しながら見送る。公演を見れずに申し訳ない。お疲れさまでした。


 会場に戻ると丁度FAiRY PLAYの公演が始まる前だった。特にリサーチはしていなかったのだがファンタジー路線を期待する。周囲の灯るライトを確認し普段は振らない黄色を構え、曲を聞いた。

 なんというか……遊園地だ。遊園地が見えた。ジャンプで絶賛連載中のマポロ3号先生作「PPPPP」の作中で行われる演奏が観客に見せる幻想のような景色が見えた。アイドル達の衣装も相まってテーマパークのショーパレードのような賑やかさに幻想的なメロディライン、かなり好みだった。ステージ上でのパフォーマンスのレベルもかなり高く、特に楽曲への興味が強く沸いたので絶賛リサーチ中。


 この辺から客の数も増え盛り上がり方も強まっていった。出演数で言えば前回のぴょんちゃん生誕とそう変わらないのに箱自体がかなり狭いので客の密度も増えていく。友人氏達との待ち合わせも含めて余裕のある空間を探すが大体空いてるように見える場所には床に鞄なりペットボトルなりが置いてあってエリアを確保されている。これが場所取りってやつか。(この辺に関しては後述とさせてもらう。)

 なんとか壁際のエリアの窪地(実地に行ったことのある人ならわかると思うが、中段のエリアにある椅子と机もどきのある謎の出っ張りの辺りだ。)を確保し、次のVINANSHIの公演に備える。今度は色を間違えない。紫だ。紫で行くぞ。

 そしてVINANSHI氏の登場ともなるとファンの群れがどっと動く。さっきまで主のいなかった荷物たちの場所に人間が集まってくる。狭苦しくなってきた。今回は元気なお客さんが多かったのでそれなりの空間を確保しておかないと後々面倒になりそうだったのでステージが見切れるのもやむなしと壁と同化した。かべです。よろしくおねがいします。

 流石は恐らく今回出演していたユニットの中では最長の歴史を誇るだけのユニット、実力は恐ろしいまでであった。前回の生誕で披露された楽曲もいくつか演ってくださったおかげで振りもしっかりと出来てかなりうれしかった。ワンマンは場所も遠いのとやはり生半可な気持ちで行くべき場所ではないと思うのでひそかに応援させてもらおうと思う。しかしワンマンなのに無料席の用意があるってすごい太っ腹だな。チケ発の詳細を見てびっくりしましたね。S席は後日再販がかかるそうです。皆様是非。


 公演が終わったあたりで肩を叩かれる。ギリギリVINANSHIに間に合ったY氏達とここで改めて合流し横並びになる。VINANSHI目当てのお姉さま方が移動をはじめ、その隙にそれなりのスペースを確保。我々は横一列に構える。

 ニルヴァージュといえば「アレ」……そう、LOVE DISCOの肩組みだ。とりあえず横並びになれればいいとのことで中段で待つ。ニルヴァージュだけはもう三回目で買ってもある程度わかっているつもりだ。もうこの辺でテンションがめちゃくちゃに上がっていたのでめちゃくちゃに楽しだ記憶しかない。初手で猿になってはマジでアガった。アブラカタブラも最高だった。生憎LOVE DISCOは流れなかったがそれでも大満足のセトリだった。ニルヴァージュ、いつ行っても最高な気がするな。予習度合いの違いだろうか。

 ニルヴァージュはサクちゃんの煽りやアヤァさんによる振りレクチャーもさることながら楽曲ごとのメンバーのパフォーマンスにも注目できる。戦隊系ユニットというだけあってメンバーの視認性がステージの上でも非常に高く、だからこそ楽曲ごとにだれがどんな表情でパフォーマンスを行っているかが鮮明に見えるのだ。これがニルヴァージュの楽しさと強みだろう。

 ちなみに公演中にR氏のライトが切れY氏がR氏にライトを回し、今度はY氏のライトが切れたので私の右手のライトを押し付けるというちょっとしたアクシデントがあった。サイリウムの電池切れはライブでは日常茶飯事ではあるが盛り上がってる最中に起きると結構萎えちゃうのでスペアがあってよかった。(私は前回のライブでメインに使っていたライトが本当にダメになっていた場合に備えて三本目の新しいライトと予備のボタン電池を用意しておいたのだ。備えあれば憂いなしである。)壊れたと思っていたライトはその日のうちに少し機構部をいじくっておいたのでライトを一本手渡した後に試しに動かしたところ元気に輝いてくれた。ありがとう。新入りは乾電池タイプでアイマスの現場に連れていけない分お前が一番の相棒なんだからな。


 あっという間の公演が終わり、〆挨拶に続き恒例のワンマン告知。来年だよ。まだ半年先だよ。でもこういうマメなところが社長としては非常に良いところだと思う。舞台袖にはけていくアイドルたちを見送り、ライトを消す。(ついでに貸したやつも回収する。)途端、人の波がぞろぞろと前に寄り始める。やはり地下の現場は講演が終わってからが本番なのかもしれない。

 右か。左か。どっちだどっちだ。スタッフが机を運びはじめ、物販列の仮想構成が始まる。丁度中央から見て右の中段にFAiRY PLAYのPOPが張られた丸机が出る。恐らくニルヴァージュは中央前方の机だろう。さて、問題は並んだ長机の右なのか左なのか。一瞬の油断が列との分離を生む。中央やや左寄りに位置した私の袖に友人たちが連なる。ここでははぐれたら一巻の終わりなのだ。

 左じゃない? R氏の声にスススと左に寄ると前方からニルヴァージュ特典会最後尾の札が回る。相変わらずのコミケ方式、おれたちじゃなきゃ出遅れちゃうね。

 今回は比較的早めに列形成の波に乗れたおかげで全員が早めの番号を勝ち取った。Y氏はアヤァさん、R氏はマークさんの複数購入。私は前回同様アヤァさんとサクちゃんを一枚ずつ購入。もちろんぬいぐるみも一緒だ。

 さて、初めてのライブだった無銭の時と違うのは圧倒的な客が箱の中に居残ったまま物販の開始を待っているという点だ。拠り所なく空いた場所を探しては撮影場所だと判明し慌ててはける。比較的若い番号とはいえアイドル達が戻ってくるまでには時間もかかる。ましてやお目当ては今しがた公演を終えたばかりのニルヴァージュ。耐えられるか? この空間!


 ここで私はY氏からあるものを受け取る。整理券販売の列に並んでいる間に手渡した四千円の対価、そう。デザフェスの戦利品である。

 先週の土日に開催されたデザフェスにニルヴァージュ率いる秘密商店が出店しており、そこでメンバーデザインのグッズが販売されていた。(ちなみに私のフォロワーの作家さんも出展されていたようだ。)そこで販売されたアヤァ社長直々の「SNSに踊らされるな、音楽に踊れ」というクソかっこいいお言葉の刻まれたTシャツの代行を私はY氏にお願いしていたのだ。

 ドリンク列へ向かう二人の荷物を預かりながらスーツのジャケットの下にTシャツをそのまま着る。デカくて最高。やっぱバンドTっていくつあってもいいからな。そんなこんなでウキウキしながら物販の開始を待つ。


 以下が今回の特典会の詳細になる。


・サクちゃん

 私服・スーツ・スーツで来たにもかかわらず三回目! と覚えていてくれた。すごいな。なんて頭がいい子なんだ。早速スタッフの方にピンショで、とお願いしすかさずポリゴンのぬいぐるみを持ってもらう。

サクちゃん「ポリゴン……2だ!」

 おしい~~~~~。1だね。こういうところがかわいいな。


サクちゃん「あ! ポリゴンショックの方!」

 正解! やっぱりサクちゃんはかしこいな。今日もお疲れさまでしたと挨拶をする。どうしても会釈がぺこぺこ出る。ぬいぐるみと並んでも顔が小さすぎるな。本当にかわいい。

 ふとおなかを指差された。ジャケットのボタンを開けてTシャツを見せる。あ、あっちのほうじゃん。アヤァさんが待機している場所を指差す。そうそう。そっちの方なの。ごめんね。でもサクちゃんのグッズの良かったからなんか通販とかしてくれ。まんじろうさんのお洋服屋さんとかにお願いしてくれ。イカしたマリアデザインのやつも欲しいから。

 ふと話過ぎたような気がしてはがしが来る前に今日もありがとうございましたと一礼。チェキは手渡し。すげえ贅沢。また行きます。

(この光景を見ていた友人氏にシャツをチェックされたことと三回目! と言われたときにしたお辞儀の噛み合いがウケていた。そんな……)


・アヤァさん

 お、また来たねと落ち着いた対応。Y氏の友人と認識されているためいまだに覚えていてくださるようだ。本当にありがたい。ポリゴンを渡すや否や良い反応をもらう。何故かアヤァさんはぬいぐるみを渡すと毎回大事そうに両手の平でひよこでも持つみたいなポーズをする。おもしろいしそのポーズが一番かわいく映るのでありがたい。

 シャツを見せると多分喜んでくれたと思う。次のライブ(ひみハロ)着ていきます! と宣言。着ます。そういえばTwitterで言っていたメタモンレイドにおめでとうと言ったら肝心の自分は捕まえられていなかったらしい。そんな……。レイド配信の段階でまだ自分がシナリオをクリアしていなかったのでネタバレ防止に配信は見てないかったのだがそんな悲しいことある? となってしまった。早く手に入るといいですね。お疲れさまでしたと一礼し後番だったY氏に交代する。にやにやされた。



 そんなこんなで比較的早く特典会での用を済ませ、今日ばかりはみんなはらぺこだったので早々に会場を出る。いくらシブヤとはいえ冷たい夜の空気が心地よい。なんだかんだ明日が休みということで駄弁りの時間が設けられ、箱の横のラーメン屋でSUSUっていく二人を置いて馴染みのシーシャ屋の席取りに向かった。夕飯は会社を出る前にかじったカロリーメイトぐらいだったので何か買い食いでもするかと思ったが店の確保に手間取ってすっかり忘れていた。


 やはりこういった同好の士との語らいは新しい学びが多くあるのでライブ後のこういった時間は積極的に取っていきたいと思った。R氏はジャニーズ→女子地下などのドルオタの歴を経て今に至るという筋金入りの長であり、今回もかなり興味深い話を聞かせていただいた。スリーブで丁寧に保護されたマークさんの歴代のチェキや同伴特典のツーショなども見せていただいた。マークさんはステージ上でもそうなのだが写真ともなるととくに笑顔が可愛い。SNSのオフショでも純朴で素直な笑顔を見せておりこう……なんというか心が洗われる感じがする。いい。今度のひみハロか無銭で一枚マークさんもお願いしようと思った。


 ところで、今回のクレイジーダイヤモンドにも出演されていたVINANSHI氏の3rdワンマンのチケ発が先日行われていたがさすがのVINANSHI人気。S席のチケット(なんとこの席は一万円と地下アイドルとしてはかなりのプライス。シャニマスのムゲンビートと同じだ。)のエントリーにユーザーが殺到し鯖が落ちたらしい。ほーん。すごいなあ。

 って思ったらどうやら業者をかませた不正な方法でのチケット入手を試みるユーザーが一定数いたらしく、ここ数日のチケ発情報を見る限り、「システム介入を防ぐため~(=業者を入れないため)」という文言と共に開始十分程度は決済方法を絞るような形をとる公演がちらほら見えた。

 自分自身ライブの頭から参加できた例がほとんどなく、またオールスタンディングという箱の性質上あまりチケットが入手できるか以外を考慮したことがなかったのだが、チケ発を急げば急ぐほど若い整理番号のチケットが手に入る。これに関わってくるのがいわゆる「最前管理」というものだ。

 今回の公演では先述した通り荷物でのエリア取りや出演ユニットによる観客の移動が激しく、また箱内の人数もかなりのものだったため荷物による場所取りかなり目についた。正直会場でやろうと思えば何人かの唾液付きペットボトルと毛髪付きジャケット、あとは4-5人分の財布ぐらいは抜けたんじゃないかってぐらいの量の本人不在の荷物が散見された。絶対にやらないけど。気持ち悪いし。

 今回のクレイジーダイヤモンドの主催は秘密結社ニルヴァージュ及びバグるの所属会社NiRVARGEさんの開催だったのだが、ライブ終了後に場所取りや最前管理等に関する談合の声明が出された。丁度3人で話していたタイミングでの公式発表だったので昨今の……そういうのが多少なりとも運営側の目についた結果だろう。
(みんな見てくださいね。よろしくお願いします)
https://twitter.com/s_s_nirverge/status/1596140863595638784?s=46&t=R8QFaYjOy4Oa_IKTTJ6PBw

 いわゆるオールスタンディング式のライブは身一つで乗り込んでいくものというイメージがあったがやはりアングラである地下。そういった部分にもファン同士の暗黙のルールがあるのだと思っていたがこういう公式からのルール作りの徹底は正直ありがたいと思う。場所取りの許可でいちいち公演中に声を掛けられるのもびっくりしてしまうので……(取るだけ取ってその場所を使わない人もちらほら見受けられたのもあるが。)

 チケ発に関しても支払いはコンビニ払いに設定した上で早い番号を確保するというBOT介入を防ぐためにチケ発開始から十分間はクレカ決済のみというルールが設けられた公演の発券も徐々に始まっていった。抽選式でない以上先着順のチケットへのファンの殺到や最前列を狙う人々の戦いがあるのは自然な流れではあるが、ここに転売屋や業者が目をつけ始めるとそれはもうどうしようもなく業界の衰退やファンの質の低下を招きかねないというのが昨今のチケット転売事情に関する私の考えだ。高い金をいかにして調達し業者から買ったものだけがファンを名乗れるなんて世界はアイドルにとっても望ましくない……と思いたい。

 まあなんだ。みんなでルールを守っていこうな。っていう話。説教じみてしまったが、逆に言えばそういった事例にアイドル達や運営サイドがいち早く対応を始めてくれるのはとてもいいことだと思う。結局昨日のIS SHiTの発券も寝過ごした私がやいのと口出ししたり気にするようなことではないのは重々承知ではあるのだが。


 そういえば前回の記事の次回予告がえぴとぴだったのに行かなかったのは仕事の疲れがある中で行っても楽しみ切れないと判断した故の欠席です。なんかそういうの考えて予定立てなきゃいけないのに来月の9~13の五日間の間に3つもライブの予定入れてるの正直バカだと思った。丸一日休みをとってはいるものの普通に筋肉痛とかのこと考えた方がいいと思うよ。


 そんな私の次回の現場は明日の恵比寿のシンヴァンキッシュハイスクールの単独公演です。またも走る、仕事終わり――!

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