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千ベロでなく、万満の街、久喜に再訪😁

「せっかく、こんなトコまで来たんだから、例のお店、連れてってくれよ」

「はぃは〜ぃっ」


と言うことで、
先輩との出張の帰り、
久喜で降りる事になった。

(わざわざ降りてまで寄らなくても…)と思いつつ、
美味しいクラフトビールが飲めるのは嬉しい。


「近くに、餃子とかもありますけど、ビールでいいですよね?」

「おぉ、餃子も捨てがたい…
 ケド、まぁ、それは、どこでも食べられるだろ。」

「いや、実は、だいぶ変わった餃子なんスよ」

「う~ん・・・じゃぁ、今日は地ビールだな!」

「地ビールって、いつの時代ッスか!」

「ナンダ、モンクあんのか?」

「…いや、ないです…」

「ちゃんと、うまいんだろうな、ソコのお店。
 せっかく降りたんだから、分かってるよな」

「(ひぇぇぇ…) だ、大丈夫デス!ハンバーガー、ウマいッス」

「そうじゃねぇだろう!ヨシっ、じゃ、行こう」


少し歩く事にイラっともせず、ついてくる先輩(笑)

飲み好きの先輩はいい。
機嫌がいい時は(笑)


「ほぉ、お前にしちゃ、いい感じじゃねぇか」

「でしょ」

田舎街にしては、オシャレな外観


「いらっしゃいませ、お二人様ですか?ご予約は?」

「アダチです。予約はしてないです!」

「…はぃ・・・少々、お待ちください…」


「おぃおぃ、予約してないのに名前言ってもしょうがないだろ…」

「いゃ、なんか緊張しちゃって」

「なんだ、そりゃ」
 そういや、お前、この前も、おススメビール聞いて
   このクラフトビールはグラスがカッコいいんですよ!
 ってお姉さんに言われた時、
   じゃ、それで!
 って言ってたな。オレ、ビールをグラスで選ぶヤツ、初めて見たよ」

「…若さ・・・ですかね?」

(ボコっ!)


「2名様、お待たせしましたぁ!」


席に着くなり、
「じゃぁ、オレ、一番ウマいので」

「いや、だから、そういうの、止めて下さい・・・」

「・・・」

「少しは、どんな感じがいいか、見て下さい」

「じゃぁ・・・2番か、8番か…
 白ブドウの酵母をつかった2番だな」

「えっと、ボクは・・・
 5番のナッツをローストしたヤツ、かなぁ」
「すみませーん」

「はい、お待たせしました」

「じゃぁ、2番と4番、大きいので」

「ありがとうございます。少々お待ちください」


「それと、ナニ食べます?」

「ハンバーガー、ウマいんだろ?」

「若いですねぇ。じゃ、それと、アンチョビポテトがおススメかなぁ。
 肉も行っちゃいます?」

「イモは付いてくるんだろ。
 サラダにしてくれよ、サラダ。
 あとはひたすらビールで」

「えぇ、じゃ、ボクはハラミステーキとアンチョビポテトかな」


「お待たせしました!
 2番と・・・
 4番です」

「おぉ、ウマそうだなぁ」

「あれ、ボクの黒くない」

「お前、4番って注文してたじゃん」

「えぇ...じゃ、言ってくださいよ」

「いや、直前になって、変更したのかと思って」

「・・・」

「なんで、4番にしたんだよ」

「・・・ニシが八・・・?」

「・・・分からん…
 いいじゃねぇか、まぁ、飲め!乾杯!」

「・・・カンパイ」


ハンバーガーのボリュームも物凄い。どうやって食べるんだ?


相変わらず、ビールはどれもウマかった。
いい。

そして、先輩はビールもハンバーガーも大満足してた。

「ビール、全種類、制覇できなかった」、と悔やんでた。

「いつかリベンジしてやる!」って
どうすうるつもりなんだろう?
じゃぁ、小さいグラスで飲めばいいのに。


栄一さん、飛んでっいっちゃったけど(先輩の)
大満足だなぁ、久喜。


「おーし、じゃ、〆に餃子食ってくか!」

(えぇ、それで、肉、控えてたのかよ…)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 これからも、よろしくお願いしますっ!