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現場にとって、お昼は大事なのです。

「足立さん、弁当、どうにかなんない?」

「???」


ある日、現場のオヤジさんから声をかけられる。

「なんか、さぁ...あんまりおいしくないんだよねぇ。
 まぁ、でも、それはなんとかガマンできるんだけど。

 毎日、1種類しかなくて・・・
 選択肢がないのがイヤなんだよ。
 どうにかなんない?」

「う~ん...それ、入ったばかりのオレに言われても...」

「いや、ホント、なんとかしてよ。
 分かんないかもしれないけど、
 現場にとって、お昼って、結構、大事なんだよ!」

そうは言われても、ねぇ...
入って2ヶ月の自分にはなんの伝手も権限もないし...


でも、せっかく相談してくれたから、なんとかしないとなぁ...と思って
近所のお弁当屋さんに相談に行ってみる。

「いいよ、配達するよ。
 種類は...6種類ぐらいあればいいのかな?」
とありがたいお言葉。


そして、
所長からも、「試しに取ってみれば?」と後押しアリ。


で、
始めてみると・・・

おじいちゃんがやってる、小さなお弁当屋さんだからか、
”6種類縛り”が大変だったようで・・・


ある日のお弁当・・・

『天丼』と『天ぷら弁当』がラインナップ。
「それ、乗っけたかどうかだけじゃん!(笑)」

今日の『スタミナ弁当』
昨日の『生姜焼き弁当』とほぼ同じモノだ。
「それ、名前が変わっただけじゃん!(笑)」

『お任せ弁当』
”日によって”ではなく、”人によって”入っているモノが違う。
「それ、お任せ、じゃなく、あり合わせじゃん!(笑)」


日々、突っ込みどころ、満載のお弁当達(笑)。

それでも現場が喜んでくれているようなので、いいかな。
メニューの”面白さ”も含めて。

おじいちゃん、
毎日、”違う” 6種類じゃなくていいんだけど、ね(笑)

いつも色々考えて作ってくれて、ありがとう!😁

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 これからも、よろしくお願いしますっ!