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たかが、ジャンケン。でも、人生、変わる・・・かも😁

「じゃぁ、ジャンケンで決めようぜ」

「えぇ、やだよー。ボク、ジャンケン弱いし...」

「関係ないでしょ。勝負なんだから」

「えぇ…」


何故か、KTaはジャンケンが苦手。
よく友達とのジャンケン勝負を断っている。


何なんだろうね。
あんまりいい思い出がないから?(笑)

負けて、何も手に入らなかったコトだけ、覚えていて、
勝った!コトは記憶に残ってない...ってだけじゃないかなぁ…
と思ったりする。




ある日、
心ちゃん(焼肉屋)で、いつもの様に韓国海苔を頼む。
(ナント、心ちゃんの韓国海苔は、普通のお店の倍盛でスゴく嬉しいノダ)


「じゃぁ、今日の韓国海苔、
 トウチャンにジャンケンで勝ったら食べられるルールね」

「えぇ、そんなのイヤだよ…」

「ダメ。決まり」

「ぶぅ…」


KTaは韓国海苔が大好き。

そして、我が家は昭和、トウチャンが絶対!(でもないけど(笑))


「食べたい時、言ってね。ジャンケンしてあげるから」

「じゃ、食べたい…」

「早速ですか。O.K. OK。いいでしょう。チャレンジャー君。
 じゃぁ、最初はグー、ジャンケン、ポン」

「うぉ、勝った!ラッキー。いっただきまぁすっ!」


「また、食べたい時、勝たないとダメね」

「いいよ。なんか、今日、行ける気がする」

(まぁ、そんなモンだよ(笑))


「ジャンケン、ポン!うゎ、負けた…
 もっかい、もっかい、ジャンケン、ポン!オッシャー!」


そんな感じで続く韓国海苔ジャンケン。

3回連続で負けたりもしてたけど、

結局、最後には勝って海苔をゲットできるシステム。


で…
そんなんを続けていると。


「なんか、今日でジャンケン強くなったかも」

「そうそう、気持ちの問題ってコトだよ」

「いやいや、ホントに強くなったって。
 海苔、食べたいからら、ジャンケンしよう」

「もぅ、いいよ、好きに食べて」

(???)

「いゃ、“ジャンケン強い!”って思い込めたんなら、もういいかなぁって。
 トウチャン、肉に専念したいし」


「ダメダメ。勝つからやりたい!」

(...)

「ジャンケ…」

「ちょっと待った」

「ナニ?」

「じゃ、最後、この海苔、全部賭けて勝負するならいいよ」

「おぉ、やってやろうじゃないか。絶対勝つさ!」

「全部、だよ?」

「モチロン!」


「ジャンケン、ポン」




「ウッソ… トウチャン、強すぎるよ…」

「残念だったねぇ…まぁ、まだまだってコトかな」

「うぅ、悔しい…最後、もっかい!」


結局、次に勝って、大喜びで韓国海苔をゲットしたKTa。


これ以降、友達から「ジャンケンしよう」と言われても
「OK、OK。絶対勝ぁつ!」と受けてたってる様だ。


負けるコトも、当然あるけど、
そんなコトはすっかり忘れて、
「ボクはジャンケン強いっ!」って思い込んでる。


大事だ、思い込み(笑)


10年後、20年後・・・

何かに行き詰った時に、

思い出して、

”思い込み!”で壁を突破して欲しいなぁ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 これからも、よろしくお願いしますっ!