淡々とチャレンジを織り込む

週末に友達とおしゃべりしてから、新卒で入った会社でのことをいろいろ思い出している。

2年目に無理ゲーとしか思えなかったプロジェクトに参加してから、こんなん無理!と思えるプロジェクトにしか楽しみを覚えない時期があった。

3〜4年目のある時期は「やったらできるんだろうなーと思いながらやり始め、実際やれた」みたいな日々を繰り返していて、刺激が無いなと思っていた。そういう仕事こそ安定して利益を稼げるものなので、会社としては大事な案件なのだが、やってる本人としては相当に冷めていた。冷めてるのが周りからも分かったのか、その後、また無理ゲープロジェクトにアサインされ、その後に知的財産部門への異動(立ち上げ)へとシフトしていった。

当時は気がつかなかったが、刺激が無いと思って過ごしていたときこそ、「後輩にここまで任せてみようかな」とか「メリハリ付けて6時あがりで後輩と飲み行ってみようかな」とか、「自分で意図してチャレンジを織り込んでいた」ように思える。一方、無理ゲープロジェクトはチャレンジの総量は多くても、自分で意図したチャレンジを挟む余地なんて無かった。

週末におしゃべりした友達は「どんな仕事でも自分の中でゲーム化して楽しむのが得意」と言っていた。当時の僕は、最初の無理ゲープロジェクトで仕事ゲーム中毒になり、チャレンジ要素の少ないプロジェクトにアサインされたときは、自分で勝手にチャレンジ要素を追加してゲーム化していたのだと思う。(与えられたゲームと自分で作るゲームの違いは最近よく考えてることなので、別の機会に文章にまとめたい)

僕が研究会(研究会の紹介)をコンパクトな形に保ち、その代わり毎月やるようにしているのは、意図したチャレンジを挟む余地を残したい気持ちが大きい。ちなみに、この感覚は研究会の前にやっていたランチ会の運営から意識している。

リンク:勉強会運営の仕組み化

僕は、下記の記事で紹介されている「中田ヤスタカのカプセル」の話がすごい好きなのだが、「自分で好き勝手にチャレンジできる場を持ち続ける」っていうのは、相当に意識しないと難しい。

リンク:全てのクリエイターには「中田ヤスタカにとってのCAPSULE」が必要である

仕事の実績としては「年に1度の大型シンポジウムの運営やりました!」の方が話しやすいのだが、自分の足腰を鍛える上ではコンパクトな企画を継続的にやり続けるのが大事だよなと思っている。

最近ちょっと忘れてた感覚を思い出したのでメモしておいた。今度の研究会でのチャレンジは何にしようか。

サポートありがとうございます! いただいたお金は研究者にお賽銭したり研究者掘り出し活動に使ったりします https://note.mu/2ndlab/n/n45257907f328