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ここに行けと神さまに言われたから。

白紙に戻ってしまった移住先だったけれど
わたしは全然不安に思わなかった。

こういう話にアレルギーがある方は
読まない方がいいと思うけど

見えないものの力をわたしは信じている。

「生きること」はすべて学びだと思っているので
わたしに必要な場所に導かれるから
それを待てばいいだけだった。

白紙に戻って、ネットで目にした「移住フェア」
かなり大規模のものらしく今週末開催とのことだった。

「これに行け、ってことだよね?」

と行ってみることにした。

「見えないもの」はいろんなメッセージを送ってくれる。
その通りに行動すれば「悪いようにはしない」笑
ことを経験則から知っていた。

そこは地域おこし協力隊のスカウトの場所だった。

週末になり、移住フェアに行ってみた。
ビックサイトであったので大規模だった。

移住したいのは西日本なので
そっちに絞ってウロウロと見てみる。

話を聞いてみるとやっぱり地域おこし協力隊の募集と絡めて地域の紹介をしていた。

でも、募集の条件に「年齢制限」があって、笑
なかなか「ここ!」というところとマッチしない。

「食の仕事がしたい」「年齢制限がないところ」を探す。

ウロウロしてると恰幅の良い初老の男性が声を掛けてきた。

「福岡はどうですか?移住先をお探しですよね?」
そこで、「食〜」と「年齢〜」のことを話すと

「おお!食の仕事が出来るならいろいろありますよ。
ちょっと!←他の職員を呼ぶ
この条件で合うところピックアップして!」

九州は考えてなかったのだけど
三箇所ほど紹介されて話を聞くと
どこも大歓迎してくれてぜひ見学にきて欲しいとのことだった。

(福岡もいいかもな〜。)

そんなことを考えていると
通りかかったブースが人がいなくて寂しそうにしてた。

声を掛けられ、一応話を聞くことにする。
そこは熊本県の聞いたことのない町だった。

「申し込みだけでもしてくださいね〜」

と言われてそこを後にした。

運命の歯車はいつ廻り出すんだろう。

とりあえず福岡県の3つの町に応募書類を出した。
と、そこで熊本県のところも思い出し
ついでにと言っては何だけど
そこにも出しておいた←行く気はないがノルマとかあるのかと考えて出した。

3つの町に電話して見学の申し込みをする。
2週間後、4泊5日の予定で九州に着いた。

2日目と3日目、5日目にそれぞれアポが取れて
町の中を案内してくれると言う。

初日はドライブしつつ九州のお酒を楽しんだ。
2日目、最初の町を訪問した。
人によって感じ方が違うと思うけど
わたしはその土地が発する氣を感じてしまう。

行政の職員さんもそこの協力隊の方も
めちゃくちゃ親切にアテンドしてくださったし
すごく良い方ばかりだったのだが

如何せん、町に入った時の空氣感が
どよ〜〜〜んとしてるとこもあったり
逆に晴々過ぎて怖いような。。←私感です。

今一つ、「ここ!」というものが無いまま
2つ目(3日目)の町を見学し
帰るために役場の駐車場に着いた途端、電話が鳴った。

「ここに行け!」と言われた。

電話の先はあの、熊本の役場からだった。

「ご応募ありがとうございます!
町長も乗り氣でこんな方(食の専門家)に
来て貰えないかと言われているんですよ。
ぜひ一度見にきて貰えませんかねぇ。」

まさか、九州に来てる時にこの電話があるなんて!
しかも、明日は1日予定が空いている。

これこそ!

「行け!」

と言うことなんだな!!

そう感じて言った。

「あの〜、今九州にいるんですよね、
明日空いているのでそちらに行こうと思います。
急なので忙しければ勝手に町中を見ていきますので!」

そう言うと職員さんはビックリして
「午後だったら少しご案内出来ると思いますので
昼過ぎにお越しください。」
とのことだった。

グーグルマップで見ると今いる所から
熊本の「そこ」まで250キロ近くあった。

さすがにこの距離を朝移動するのはキツイので
これから移動して熊本市内のホテルに泊まり
翌朝ゆるゆると「そこ」に行くことにした。

でも、まだこの時点では「そこ」になんの魅力も感じられないし
ググっても何の情報も出てこないような
わたしにとっては、平凡な田舎の一つでしか無かったのだ。











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