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引越しの流儀

※引越し業者は読まないでください※


私はこれまで、8回くらい引越しをしています。
なんでこんなに引越しが多いかというと、理由は色々です。
「勤務先(田舎の学校)から、もう少し離れたところに住みたい」
「近所に同僚が住んでいてイヤだ」(2回)
「広い部屋に住みたい」
「掃除が大変なのでやはり狭いところに住みたい」(2回)
「勤務地が変わった」(2回)
とか、そんな感じです。

今回の記事では、引越しをするにあたって、私が必ずしていることを紹介します。

見積もり業者を同じ時間に複数ぶつける

引越しするときは、まず引越し業者を部屋に呼び、
(最近では、撮った写真を送って、ネット見積もりしてくれるところもある)
荷物の量から引越費用の見積りを出してもらいます。

このとき、私の場合ですが、できる限り同じ時間に、複数の業者が部屋に来るように調整しています。

つまり、自分の部屋複数の引越し業者2〜3人ウロウロしているシチュエーションを作ります。

そして、「私」 vs 「業者3名」 のような状況で、見積もり額を提示してもらいます。
もちろん、お金だけでなく、その業者のセールスポイント
(例「うちはアルバイト雇っていません。身分がしっかりした正社員のみで作業にあたります。」等)
を聞きます。
そして、最も 見積額の安い  魅力的な業者と契約するようにするようにしています。

ただし!!

見積り依頼の「電話」 or 「見積りネット申込み」をする際に、
超重要ポイントがあります。

それは、某動物マークの引越し社(以下「P社」といいます。)への見積り依頼タイミングを遅めにすることです。

私は、P社に見積り申込みをするときは、他社の見積りが終わった段階でするようにしています。

つまり、
A社 見積もり額5万
B社 見積もり額6万
のように、もう既に見積り額が複数出ている段階で、
P社への見積りを頼むようにしています。

なぜかというと、P社見積り奇襲スピード他社と桁違いだからです。

実際に経験した失敗例ですと、
ある日の12時に、インターネットで3つくらいの引越し業者に、
「今日の14〜16時に見積りお願いします。」
という内容のお申込みをしたことがありました。
(上記、同じ時間に業者をぶつける狙いです。)

そして、お申込み「送信」ボタンをポチッと押すと、
30秒 〜 1分くらいで、P社コールセンターから電話がかかってきました。

内容は「今すぐ伺えます。」というものです。
私が「すぐ来てくれるなら・・・」とお願いすると、だいたい30分、
遅くとも1時間以内に、P社の営業マンが見積りをとりに自宅にやってきます。

P社の営業マンについて

・持ち物
必ず黒の大きい鞄を持っています。
・鞄の中身
① P社マークの白米(1kg)
② 説明資料 兼 家具家電カタログ(厚さ約1cm、重さ約1kg)
③ 見積書を印刷するためのパソコン&プリンター(推定約3kg)
④ 営業所に電話をするための携帯電話(後述)
・服装
どんなに暑い日も黒のスーツです。
・接客
例外なく、超 礼儀正しいです。また、トークが本当に上手です。

そして、P社の営業マンが部屋の中を確認し、見積り額を算出してくれます。

※※※※※ここから、引越し業者は本当に絶対見ないで!!※※※※※

※ 以下、私の人間性(悪) が見えてくる内容!!※
※ 普段の私はいたってエンジェル 美少女 心優しい 勤勉 真面目 人間!※
※ 対 引っ越し業者のときのみデビル化しているだけ!!※※※※※※

私は最初に提示された額では、絶対に契約しないようにしています。
(私は単身者なので、よくある提示額は10〜20万円が多いです。)
私の場合、「半額以下でないと契約しない」というスタンスで交渉に入ります。

<会話例> ※※※※※フィクションです※※※※※
営業さん「福澤さんの場合ですと、単身のわりに荷物が多いですし、移動距離も長いですし、お引っ越し日が休日(又は「◯月は引越しシーズン」、「大安」)ですので、今回の見積り額は13万円となります。」

私(デビルモード)「え、かなり高いですね、、、。5万円以下になりませんか?」

営業さん「え!? いや、さすがにそれはちょっと、キツイですよ(笑) うちの会社でね、この前、このお部屋と同じくらいの量で、福澤さんより移動距離の短い方が、15万円くらいでしたからね、、、これでもかなりお値引きしているんですよ?」

私「そうですか・・・それでは他の業者も検討してみます。本日はどうもありがとうございました。」

営業さん「いや!!、、、福澤さん、、、ちなみに、、お予算はいくらでお考えで・・・?」

私「絶対に8万円以上は出しません。」

営業さん「んー、、、それなら、、、引っ越し日は、〇曜日(安い)(仏滅も可)でも良いですか?フムフム・・・午後便(安い)でも良いですか?
それなら・・・カチャカチャカチャ!!!!(電卓を物凄く叩く音)
これくらいのお値段はいかがですか・・・(8万9千円)」

私「高いですね・・・この前、P社さんでお願いしたときは(常連)、同じ荷物量で、同じ位の距離だったのに、7万円くらいでしたよ。」

営業さん「それはですね・・・実は地域によって営業所のスタンスとか、引っ越し用トラックの確保数が違うからなんです・・・。
前回、福澤さんが利用された〇〇(地域名)の営業所ですと、場所柄、引っ越しを利用される方が多いんですね。
だから、多少赤字覚悟でやっても、依頼量が多いので、その値段でやっていけるんです。
でも今回は、うちの営業所は△△にあって、ここは依頼数が少ないので、その値段ではどうしても出来ないんです(涙)(←演技)」

私「そうですか・・・うーん、どうしようかなあ・・・。」

営業さん「・・・わかりました。ちょっとお待ちください。ピポパ(※お客さんの目の前で、営業所の偉い人に電話をかけるパフォーマンス)
・・・お疲れ様です。営業の◎◎です。今ですね、お見積りご依頼者様のご自宅にお伺いしておりまして・・・それでですね・・・ご予算の面で、ちょっとご相談がありまして・・・・ええ、今8万9千円でご提示しているのですが・・・もう少しお安くできないかと・・・ええ・・・ええ・・・本当ですか!わかりました。ありがとうございます。ピ(携帯を切る音)
福澤さん・・・上司に確認しましたら、今、目の前で、ご契約していただけるのであれば、7万9千円で良いと・・・いかがですか。もうこれ以上は本当に無理です!(血涙)(←ホントか?)」

私「・・・わかりました。契約します。」

営業さん「ありがとうございます。これねえ・・・始末書もんですよ・・・実は社内でね、営業成績が悪いと始末書を書かなくちゃいけなくて・・・ほら、証拠の写真もありますよ。
(スマホに記録された始末書(直筆、A4サイズのレポート用紙1~2枚くらい)の写真を見せてくれた。)(←これを見せてくれたのは1回だけ。最近はこういう泣き落とし戦法も始めたのだろうか)」

私「そうですか・・・申し訳ないですね。今回も書くことになっちゃいますかね。すみません。」

以後、契約手続きとなります。

・・・という感じで、私はいつも引っ越し業者がP社になってしまいます。
ホント、営業が上手いんですよね・・・。
契約後、営業さんは、営業車に積んである
・段ボール一式(親の顔よりみた あの動物 のマーク)
・布団袋(便利)
・ガムテープ

と、営業カバンの中にあった、
・お礼の米1kg(引っ越し前の 荷物を減らしたい時期になぜ)
・家具家電カタログ(厚さ1cm、重さ約1kg、超邪魔)
を置いて去ります。

おすすめ梱包方法

梱包についても、私は熟練の技を持っています。

1.食器類

目標は、箱に詰めた後、カチャカチャ音が鳴らないように梱包することです。引っ越し業者は、段ボールを持った時に、箱からカチャカチャ音がするのを嫌います。
なので、私はコップやお皿などは、フェイスタオルバスタオル、足りないときはTシャツ等の衣類で食器類を包むようにしています。

2.タンスの中の服

これは引っ越し当日までノータッチで大丈夫です。
タンスごと包む、青色のナイスな布地を引っ越し当日に持ってきてくれます。

この布 すごい伸びる

場合によっては、タンスの中に上記食器類を仕込むのもありです。
(※ただし、絶対に音が鳴らないように、食器を服で包んでください。)

3.クローゼットの服

これも引っ越し当日までノータッチで大丈夫です。
専用の黄色いケースを引っ越し当日に持ってきてくれます。

黄色いケース これ神

ちなみに、下部の赤い丸の部分に空きスペースがあるので、クローゼット内の細かいもの(例:小さいカバンとか、余ってるハンガーとか)を入れることもできます。

4.ダンボールに入らないもの

これも引っ越し当日までノータッチで大丈夫です。
引っ越し業者さんが、熟練のテクニックで段ボールを縦長に作り変え梱包してくれたり、上記黄色い箱に詰めるように指示してくれます。

5.自分で解体できるけど、解体が面倒くさい棚

これも引っ越し当日までノータッチで大丈夫です。
引っ越し屋さんは、「最初から解体されているもの」は、解体された状態のまま次の引っ越し先まで運び、解体された状態で設置し撤退してしまいます。
しかし、「解体されていない棚」の場合、引っ越しトラック内のスペース確保のために、引っ越し屋さん自ら解体してくれます。
そして、引っ越し先に到着後、再び元の状態に戻してくれます。
なので、下手に素人が気を利かせて色々やらない方が良いです。

6.靴

これも引っ越し当日までノータッチで大丈夫です。
引っ越し当日に、靴専用箱を持ってきてくれて、場合によっては引っ越し屋さんが詰めてくれます。

靴ケース

7.引っ越し日まで 梱包してはいけないもの

掃除用具です。
私の場合、雑巾2枚(乾・湿)、掃除機、掃除用の洗剤、ティッシュ1箱、
メラミンスポンジ、ゴミ袋2枚 を必ず用意しておきます。
これだけは、梱包せずに外に出しておくと良いでしょう。
なぜかというと、引っ越し作業中に、業者さんがいない場所を狙って、
掃除を進められるからです。
「退去立会日」は、すでに水道を止めていることがほとんどであるため、水が出るうちに、家具が撤去されたところから、掃除を進めるようにしています。
ちなみに「退去立会日」とは、不動産屋さん(の下請け業者)が部屋にきて、室内をチェックして、敷金の返金額を決める日です。なるべく綺麗にしておいた方が、敷金が多く返ってきます。
ちなみに私の敷金最高返金実績は、敷金の9割返金です。
「敷金は返ってこない」という人もいるようですが、綺麗に使っていれば(あと変な業者じゃなければ)ちゃんと返金されます。

なお、「引っ越し日」と「退去立会日」、その他ガス会社による「ガスの元栓締め」を、同じ日にぶつける人もいますが、デビルな私でも、そこまではしていません。
なぜかというと、引っ越し業者をずいぶん待たせてしまうからです。
(私がデビル化するのは引っ越し見積りのときだけです。)

引っ越し後に、使っていない部屋に対して家賃を払うことに抵抗があるかもしれませんが、私は「そこは仕方ないかなあ」と思っています。
あと、引っ越し当日にバタバタ忙しくなるのがイヤなのもある・・・。

8.なるべく早く梱包を終えたい人向け

「仕事が忙しくて計画的に梱包を進められない・・・」
という方は、紙皿、紙コップ、割りばし を100円ショップで購入すると良いです。
教員時代の私は休日が無かったため、食器類などは一気に梱包してしまい、残りの約2~3週間ほどを、紙皿・紙コップで生活をしていました。
これ、食事風景は最悪ですが、超便利ですよ・・・。
室内なのに野外生活感が出てしまいますが、それでもOKという方は、ぜひお試しあれ、です。

以上、私の引っ越しの流儀でした。
引っ越し業者さん、いつもありがとう。

おしまい

令和5年9月21日 追記
つづきを書きました。↓↓↓↓↓↓↓↓↓