Drive my car

あんなに長くて退屈しなかった映画は初めてかもしれない
淡々と小説のページをめくっていくように
流れるようにすすんでいく物語
しかも物語で終わるのではなく、それがじぶんの日常にもちゃんと溶け込んできてしまいそうなそんな映画

途方もない悩み
理解しえない他人
じぶん以外に「他人」しか存在しない世界
非言語のコミュニケーションの本質
計り知れない喪失感
それでも自分自身を深くまっすぐみるしかない選択肢

なんだか煙草を吸いたくなった
ドライブもしたくなった
逃げるためじゃなくて向き合うために

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