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なぜか急にベルランゴについて

クルマにうるさい二階から胃薬です。

今日は日本でも正式なデリバリーが始まった「シトロエンベルランゴ」についてちょっと書こうかなと。

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というのも、初めてのフランス車「C4カクタス」を所有してからというものの、これまで乗った日本車、ドイツ車やイタリア車にはないフランス車の魅力にすっかり取り憑かれてしまった。

ベルランゴは昨年、デビューパッケージとでも言うか、限定で先行発売された。昨年のモデルは、正規輸入という形ではあったものの、国交省への型式登録の申請をせず、車検証上では型式が「不明」だった。

余談だが、型式不明の輸入車はネット型自動車保険では加入を断られたり、加入できても車両保険を付けられない事があるので、当時慌てて買わなくて良かった、と胸を撫で下ろした。

【ズバリ、ベルランゴは買いなのか】

同価格帯のミニバンは、国産なら5ナンバーサイズのそこそこ良いグレード、アルファードなら1番安いグレードが買えるだろう。

極論で言うと、快適さやシートアレンジで考えたら断然国産ミニバンだ。

ベルランゴはカングー同様リアシートのリクライニングが不可。

やや直立に配されたリアシート、特にshineだと、三席独立可倒になるため、長距離での移動だと大人には結構キツイ。そしてシートも小さめ。ただしシートの作りとしては、流石フランス車といえるものだった。

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また、樹脂のパーツは尽く安っぽい。この様なユーティリティ性が随所に見られるのはとてもいいのだが、国産車なら近年の軽自動車よりもチープである。電動スライドドアも、電動リアゲートもない。

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最近のシトロエンに倣ったインパネ。画面は運転席側に少し傾いている。センターコンソールがあるのはshineのみ。feelはウォークスルーが出来る。

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トヨタだったら無くしていたであろうセンターピラー。前席のドアはほぼ90°開く。助手席は前に倒せるので、長尺のモノも積める。

【ではどんな人にベルランゴがおすすめ出来るか】

国産ミニバンの様な「オラオラ感」が皆無なのが、ベルランゴの最大の特徴。後ろに迫って来ても威圧感の無い顔つきは、自宅ガレージに停めて置いても絵になる。これでキャンプに行ったら一目を置かれるだろう。

つまり、多少の事は目をつぶっても、オシャレなクルマに乗りたい!人と同じミニバンは嫌だ!最近のオラオラミニバンに辟易している!という家族にはおすすめしたい。一部で「商用車ベース」で作られたという情報が出回っていた様だが、ベースは「乗用車」であり、乗り味は「まさにシトロエン」だそうだ(試乗受付は10月以降以降)。

エンジンは1.5Lのディーゼルターボのみ。自動車税が抑えられるのも、外車特有のハイオク仕様でないのもいい。

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車中泊も出来る。左のテントはシトロエンディーラーでも購入できる模様。

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小さな事を気にしなければ、楽しみ方は無限大。実車を見てから検討しましょう。

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