「私が若い頃なんてなぁ…」(2024/05/28)

「私が若い頃なんてなぁ…」っていう感じで知り合いのオジサンが思い出話をすることが時々あって、

まぁ、面倒だし、この時間、早く終わらないかな?みたいなことを思ったりもするんですけど、なんだかんだで結構好きなんですよね。

思い出話にポケベルとか出てくると激アツ。

なにあれ?数字で会話してたんでしょ?不便が故の技術というか、技能というか…そういったものは何だか聞いていてワクワクして楽しい。

そんなことを思っていたら、私も何だかオジサンになってしまった。

私は今の若者をワクワクさせるような思い出話を持っているのだろうか?

「私が学生時代の頃はね…ガラケーでYou Tubeを見るときに1回の再生で3分しか見れなかったから60分の動画を見るときは20回再生していたんだよ?」とか、

「私が学生時代の頃はね…ガラケーでニコニコ動画を見るときは、プレミアム会員以外の人は決定キーを連打していたんだよ?」とか、

「ケンタッキーフライドチキンで焼きおにぎりが買えたんだよ?」とか、

「マクドナルドのキャラクターってドナルドしか知らないと思うけど、グリマスとかハンバーグラーとか愉快な仲間たちがいたんだよ?いつの間にか見なくなっちゃったんだけどね」とか…。

ちょっと待って下さい。私の思い出、ハンバーガーチェーン店でガラケーで動画見てるだけじゃないですか。小粒すぎる…そりゃあ、深みなどない浅いオジサンになるわけだ…。

まだ「私が若い頃はな…」を使うには早いようです。精進いたします。有り難うございました。

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