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【note 87枚目】 東洋ショー劇場へ行ってきた 3

 7月から細々と通い始めたストリップ劇場。3回目の訪問です。毎度、ストリップ劇場で触れるものや空間が濃厚、濃密で気力がごっそり吸い取られるようです。メンタルデトックス?のような。くったりして家に帰って横になったらなんかスッキリしてるんですよね。1日劇場にいられる日は果たしてやって来るのか…。という事で、今日も1回目の公演だけ観てきました。

 8月中の公演は東洋ショー劇場所属の踊り子さんのみが出演する「東洋大会」とのこと。大会ってなんだ?と思って調べてみたんですが、共通のテーマ、縛り、みたいなものをこう呼ぶんだとか。なるほどなぁ。開催は4年ぶりとのこと。そういえば過去2回とも調べてみたら浅草ロック座所属の踊り子さんが必ず出演されていたので、かなり貴重な公演だったんだなぁ。

オープニングショー

 過去2回にはなかったスペシャルな演出でした!!いやーテンション上がった!!形は同じお衣装なんだけど、皆さん体型が違うから見え方が全然違うんですよね。みなさん極上スタイルなのでゴージャス!ファビュラス!!アメイジング!!!(©︎クィア・アイ)カラーがそれぞれ違う美女が並べばそれはもうアラサーにはセーラームーンなんよ。額縁に縁取られてポーズを取ったらそれはもう絵画。オープニングショーの後半は1番目の松本ななさんへシームレスに繋がっていく演出になっていて、上がったテンションを落とさない演出の抜かりなさが素晴らしかったです。1番目の演目に合わせてオープニングショーの後半は調整されていたのだろうか?やっぱり次の回も見ておけばよかった…体力つけよ…。

1番目 松本ななさん

 前回もトップステージをされていました。安定感と表現力が抜群の踊り子さんですよね。今回は宮廷音楽のような煌びやかで優雅な旋律に合わせて着物調のお衣装。これがもうとっても可愛い!!!!左右で袖のテイストが違うのは半分だけ着付けてるからなのねとか、ターンしながらいつのまにか1枚脱げてる!?あれ?また1枚減ってる!いつの間に!?という驚きもありつつ。最後のベット着がまた美しくて。二胡かな?の旋律に合わせて盆へ歩まれるのですが、なんというか、愛しい人の閨へ向かう妃のような…そう感じただけなのでコンセプトとして合ってるかはわからんけど。あえて肩を出すだけに留めて盆へ歩くのが、焦らされてる感じでまた良しでした。オープンショーではブーツをマイク代わりにおもろくパフォーマンスしたり、足首にパンダさんが抱きついていたりして可愛かったです。エンターテイナーだなぁ。オープンショーでチップをお渡し出来なかったので受付のお姉さんへ預けました。届いてたらいいな。封筒は用意してた。次は入場するまでに最低人数分チップ用意しとこう。

2番目 佐々木ひなこさん

 去年12月にデビューされた新人さんらしい。顔がいい。踊り子ご本人が演目の主題にされているコンセプトと、見ている側の解釈にズレがあるかもしれないけど、見ている側として芯を掴んで鑑賞していると思うんですね。私はそうなんです。今回見た演目はなんか掴めなかったんですよね。1曲、2曲…と続いていくごとに印象が揺らいでいくような。うーん?と思って見てたけど、彼女がまだ新人であると言われて腑に落ちました。だからふわふわ掴めない。印象が揺らいでいくけど変わらないのがどキュートなその存在感。これからお姐さん達と高めあって磨かれてゆくのを楽しみにしています。

3番目 ひなた鈴さん

 なんと前回と同じ演目に当たりました。周年作は『陰陽師 不知火 星夜の舞』というらしい。ゲームの世界観をイメージして製作されたそうです。演目には随所にセリフや登場人物の説明が挟まっていて、没入感がやっぱりすごい。ただ、同じ演目だけど身体への馴染み方が変わったからか舞が前に見た時よりキレ良く美しく見えました。ひなたさんは手の表現が細やかで綺麗なんですよね。個人的には盆でのパフォーマンスが終わった時にぼんやりした照明から眩しく明るい照明に切り替わった瞬間にものすごい切なさを感じましたら。照明表現も素晴らしい。同じ演目だけど見てるこっちの感じ方もこんなに変わるもんなのね、と新しい発見ができた気持ちでした。

 さて、デジは松本ななさんのところへ。かわいい着物調衣装で1枚撮らせていただきました。毎度なんですけど…踊り子さんの前に立つと緊張して言葉をかけられなくなっちゃうんですよね。根がむっつり童貞だからかな。ちなみに東洋ショー劇場では1回目の公演に入ると撮影券1枚がおまけで付いてきます。1枚分お得。トリプルオープンではタオルぶん回しでアゲアゲ!なな松様はここでも口パク熱唱パフォーマンスをされていました。エンターテイナーだなぁ。

4番目 椎名ほのかさん

 出番前に「東洋ショーのプリマドンナ」と紹介されていましたが、その名に違わぬ美しいパフォーマンスでした。なんだ?生きてるだけでディズニープリンセスなんか?と感じた登場のファーストインパクト。強烈でした。演目もそんな流れでいろんなプリンセスの素敵なストーリーを表現されていました。イキイキと瑞々しいステージでのダンス、緩急をつけて自由に泳ぎ回るような滑らかさ。すーばーらしぃーフーンフンフフーン。白いベット着を纏って盆で表現するのはうっとりしっとりロマンチックな世界観。気づいたらたまに物言うおしゃべりな茶器でも口をつぐむ美しさに飲み込まれていました。

5番目 あらきまいさん

 オープニングショーでお姿を見たときに「うわ!!本物や!!」と思ったのがまず第一。というのも、上演前に流れる禁止事項の説明Vに出演されているのが彼女。回数だけでいうと1番見てる踊り子さん(笑)今回の東洋大会にあたって主軸になっていろいろと心を砕いてらっしゃったようで、真面目さと人の良さを勝手に感じました。直前まで浅草に乗られていたのに…本当にお疲れ様でした。ありがとうございます。で!で!で。今回の演目は新作だった模様。まず1曲目ですごい。上半身全くブレずに足元だけで回転している。これはすごい。ステージにいる時は足元回ってんのかな?と思ったけど盆に来た時足元が細かく動いてて、これ自力だ!上半身ピタッと動かんぞ?なんで!?と、ポイントではないと思うけど勝手に驚きました。2曲目も総じてキュートでキラキラなんだけど、盆へ向かうところで急にエモーショナルな空気。パンツの紐を解く仕草さえ音に嵌め込む。髪を振り乱し、身体をこれでもかとくねらせて劇場を先程までの浅瀬の煌めきから、大波で飲み込んでいくような激しい心地がした。何よりめちゃくちゃ華がある方なんですね。目にした瞬間鳥肌立っちゃいましたわ。次こそはチップをお渡し出来たので満足です。

 デジはあらきまいさんにお願いしました。行くまでちょっとの間悩んでたから後の方に並んだのですっぽんぽんタイムに差し掛かってしまった。とりあえず…足だけ組んでいただきました。ダブルオープンではパンダさんリュックのウォーターガンでお客さんに水をBUKKAKEしていたのがお2人ともとても楽しそうでした。

 いやー、今回もええもん見させて貰いました。行くたびにハマってゆくのが自分でもよくわかります。ストリップ沼楽しいです。今回の東洋大会、とても感じるものが多くて楽しい公演でした。踊り子さん、スタッフの方々ご尽力ありがとうございました。これからも東洋ショー劇場に足を運ばせていただきます。

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 お得なプリペイドカード(5回分)を買った事だし。これからも通うぞ!9月の出演者ラインナップを見たところ、これは頭中結全部行かなきゃダメなやつです。10月頭にはみぃななちゃんの引退興行もあるし、こりゃ5回なんてあっちゅーまやな。

※ご指摘いただきまして、「あらきまい」さんと表記を改めました。ありがとうございました!