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【note136枚目】浅草ロック座へ行ってきた 5

 ナンバリングは5だけどよく考えたら訪問は6回目だ。なんだかんだで久しぶりのストリップ観劇になった。3月に来た時より浅草が活気づいている感じがして嬉しかった。

 1景 樋口みつはさん

 『Adventure』の題目に相応しい、冒険隊の姿で登場。望遠鏡が暗闇でサーチライトみたいになってておもしろかった。彼女がリーダーなのかな?隊を率いて道無き道を行き、迫り来る危険生物をフルスイングで放り投げる豪快さ笑 樋口みつはさんは顔がもうえっちじゃないですか。そうなんです。踊り子生活をされてから身体つきもめきめきとえっちになられて、さっきまで豪快な冒険隊だったのにベッドでは見ている者全てを誘惑しているんですよ……Good……

 2景 沙羅さん

 ドレスも髪飾りも中華風で、音楽もたぶん中国語なので、おそらく元ネタは中国映画なんだろうけどよくわからない。情報求む(自分で調べや) 緑に彩られた照明とドレスがとても美しい。移動盆に乗られてる時に気になったんだけど、あの景の踊り子は盲目の設定なのかな?沙羅さんの手や視線、衣装捌きの所作からそう感じる事が多かった。身体だけで伝える情報量の多さと、観客側が感じる余白の与え方がすごいなぁと。

 3景 椿りんねさん

 今年初のりんねさん。観劇前にお手紙を書いたらなんかめっちゃ重い女になってしまった。彼女の姿を捉えた瞬間、ホッとしたのかやっぱり涙が出た(おっっっも) やっぱり大好きなお気に様です。オレンジのワンピースで大人をからかってキャッキャと遊ぶ姿があまりに幼女すぎる。やんちゃ娘とおもちゃにされるお兄さん(おじさん?)美味しいです。トリコロールに彩られたアクセサリーと真っ白なベッド着がとても可愛くて、茶目っ気に振り切ったお盆でのパフォーマンスが素敵だった。パリの街に心踊らせる少女の高揚感が、りんねさんを通じて多幸感になって劇場に溢れ出る感じ。ただただ可愛くて、幸せな景でした。

 4景 早乙女らぶさん

 あんなに冷たくて笑顔のない早乙女らぶさんは初めて見たかもしれない。なんか、可愛い声でにっこり笑ってるイメージが強くて、今回の冷たい印象のまま踊り続ける姿には頭を打たれた気持ち。あの「檻」の表現は、実際に囚われている人の事だったのか、誰にも心を開かない(ように見えた)彼女自身の心の表現だったのか…黒装束のダンサーさんがそれを脱いで、同じ衣装で踊って、最後に白いベッド着で微笑みを携えて舞うらぶさんの姿は、少し心の氷が溶けたことのメタファーなのかな?と考えた。

 5景 武藤つぐみさん

 NEO ASAKUSAのキング、TSUGUMIやろあんなん。だめだよお……武藤つぐみさんの夢女がまた増えちゃう……隣に(おそらく)男子大学生の集団がいたんだけど、あれたぶんみんな武藤くんガールズ(♂)になったよ……。バイクで疾走する表現がめっちゃかっこよかったし、しっかり風に吹かれてて、あれがイケメン風なんやなぁ(偏差値5) あまりにつぐみさんがかっこよくて、いつも以上にバカになっちゃう。光の君の時とはまた違ったイケメン具合と、3月に見た時からあまりに振り幅のある表現力にもう気絶寸前。なのに今回はお盆でフープをされていて、なんですか……フープの動作に入る前の煽り方とか、力強くも、優美でもあるフープのポージング。どこから褒めたらいい?全部がすごい。客席も手拍子の音が重なるし、拍手喝采。最後は客席の上飛んでなかったか……?ヒーローショーなんか……?和歌山マリーナシティかシアターGロッソか浅草ロック座かみたいなところある。

 6景 広瀬あいみさん

 今回初めて拝見する踊り子さん。かなりキャリアのある踊り子さんのようで、沙羅さんとのペアダンスから見どころ満点。5景の刺激が強かった分、とても静かで哀しさを感じる景に思えた。これは自分が見てきたシリーズによるのかもしれないけど、6景は別れとか、心の痛みとか、他の景と比べてしんみりとする演目が多いように感じる。静かな表現が求められる分、伝える技量が求められるのかな?わからんけど。広瀬あいみさんも、片割れ(に感じた。違うかも)を失った心の痛みが伝わるような心地がした。ケモ耳だったのはなんでなのかな。元を知っていればよかったのかもしれんけど、わからなかったからそこだけどうも気になってしまった。

 7景 南まゆさん

 「主役」って言葉が本当によく似合う踊り子さん。ここで使われてた楽曲が、まさかストリップの舞台で出てくると思わなくて不意打ちでテンションが上がってしまった。勇者と個性豊かな仲間たちの様子がとても愉快で、ロトというよりちょっとだけヨシヒコ感があったのはどうしてだろう?笑 ベッド着は綺麗なイエローで、さっきまで勇者だったはずが世界で1番お姫様になって出てきて、あまりの眩しさに目がくらんだ。主人公属性ってすごい……。誰もが成し得る事ではないから、南さんの魅力ってこういうところにあるんだろうなぁと感じた。ポーズも一つ一つ美しかった。

 今回気になったのがライティングの色使いとミラーボールの光量。舞台芸術としての美しさが凄まじかったなぁと感じたんやけど、私だけかな?曲や景の盛り上がりと、ミラーボールの光量が加速度的に伸びていく感じとか、ライティングの色使いが印象的でとっても美しかった。各景にテーマカラーがあったのかもしれない。


木曜日からお祭りらしい。


 お疲れ様でした!!!!来月にまた行きます。