【note130枚目】 東洋ショー劇場へ行ってきた 24
11中ってなんで10日間しかないんやろなぁ。京都大阪とスト劇大盛り上がりの11中。大盛り上がりの様相に、残念ながらついていけない己の体力の無さを痛感した11頭及び中となりました。
4番目 中条彩乃さん
11頭の東寺から関西圏ツアー中の彩乃さん。この日に見たのは『for me』周年作にあたるのかな?
演目の使用楽曲については口外無用がルールなので言えませんが、「踊り子」として彼女が生きる道、姿勢、大切にしたい事がぎゅっと詰まった演目だなと感じた。↑のツイートの通りに、「中条彩乃」という媒介を通じて楽曲の解像度が引き上げられるというか、彼女のために楽曲があったのではないか?と感じられるような練度の高い演目に仕上げてくる凄まじさというか…本当にすごい踊り子さん。似たような気持ちを『私と今』という演目でも抱いたんだけど、大好きなものがまた増えた。花と明色に彩られた世界で踊る彩乃さんも、暗色の苦悩しながら、それでもなお前を向き続けていこうとする彩乃さんも美しい。私は1曲目から胸に込み上げるものが多すぎて泣きまくりでした。
5番目 徳永しおりさん
『夢幻』で絶対的後方正妻面(正妻だが?)の紫の上様の記憶が真新しいうち、あの時からばっさりとショートヘアにされてますます美しい(個人の感想です)しおりーぬ様。マジシャンに扮した1曲目から、マジックを取り入れた「The SHOW!」な賑やかな演目。ステップを踏むごとに、ターンをするごとに煌めきが弾け飛ぶような華のある方だなぁと毎度ながら感じる。
嬉しかったけど本当に召されるかと思った。
1番目 宇野莉緒さん
11中は13日と18日に足を運んだのだけれど、前者はロビーイベントに並んでいたためきちんと演目を見られていなかった。雅やかで和風な演目だったなぁ。で、18日に拝見したやつですよ。これが凄かった。重いベース音に激しいギターリフのどロック。それに乗せて舞台を焼き尽くすような激しく熱いパフォーマンスをぶちまける宇野莉緒さん。ライブハウス・TOYO SHOWに変えてしまった。比較的小さなあの身体から迸るエネルギーに圧倒されてしまった。
2番目 椿りんねさん
たぶん今年会えるのはこれが最後なお気に様。踊り子生活の周年を迎えられました。めでたい!!周年グッズの写真集の出来がとにかく良くて、彼女の好きと世界観がぎゅう詰めされてる贅沢な1冊になってます。ぜひお手にとっていただきたい(宣伝?) この周年で用意された演目は「Angel🤍」(以下🤍)と「Fallen Angel🖤」(以下🖤)対になってる演目なんだなと予想は出来てた。出来てたはずなのに感じるものがとても多かった。個人の感想なのでいい感じに読み流してください。まず🤍。見終わってすぐの感想が「宗教画」だった。聖書の場面を絵に表すという意味で。長めに構成されたベッドから本舞台へ歩んでいく〆の瞬間まで、光を背負って消えていく様子があまりに美しすぎた。🤍のベッド着がとても可愛くてその旨をポラの時に伝えたら、彼女が尊敬している矢沢ようこ様から受け継いだ物だと伺った(尊すぎて脳が溶けた)。彼女が「椿りんね」として生きていく大きなきっかけになったのが矢沢ようこ様の存在だったという。ベッド着のことを聞いてから反芻すると、🤍は彼女にとっての天使を、彼女の身をもって表そうとした。彼女を作り上げた物へ捧げる気持ちが込められてるのかなと思った。そして🖤。🤍にも一瞬出てきたあの子の、あのポイントから始まる演目。🖤はより🤍の存在を強く意識させるような感じ。絶対的に「足りない」印象が、構成というか…ダンスの位置取りからも感じられる。やっぱりこういう構成力は演劇の経験が活かされてんのかな?🤍をより思い起こす🖤は、「🤍無しでは存在しなかった」とも捉えられるし、「🖤も誰かの天使」つまり彼女自身なんじゃないかとも思う。"Fallen"というのは「堕ちた」というよりむしろ「舞い降りた」って捉えたいな。闇や病みや毒っけを演目に含ませるのがとても上手な踊り子さんなので、黒というのはある意味椿りんねでもあると思うんですよね…お気に様の贔屓目ですが。またも分厚くなってしまった。
3番目 ひなた鈴さん
スト客生活始めて以降、彼女の演目は去年の周年作しか拝見したことが無かった。なぜか足を運ぶたびに演されていたのがそればっかりで…不思議なご縁でした。が!!この度ようやく違う演目を拝見出来ました!!1つはプリンセスな演目。可愛らしいに振り切ったコンセプトの方が個人的には好きだなぁ。よく合ってると感じたし。そして猫🐱な演目を可愛らしいというか全編通してあざとキュートすぎる。もうゲップ出るくらいあざとくてキュートすぎてもう食べられないよお……って気持ち(何それ)でもこれがやっぱり大ハマりなんだなぁ…。ひとり遊びをする鈴ねこちゃん、おやつにうっとりしたり、尻尾を追いかけ回してるうちにおパンツが脱げちゃった!そんなことある〜!!??な最高のあざとさ。これは彼女だからこそ出来ることですよ。猫耳!しっぽ!モフモフ!こういうの好きやろ??で殴られたい人は必見の演目です。