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【note158枚目】まさご座へ行ってきた1


 書いたと思っていたら書いていなかったまさご座訪問記。もう7月も終わるって頃になってしまったけど書いていく。

前日。名古屋の友達とSMTOWNの再配信を楽しむ。
ボイメン繋がりからお互いいつの間にかシズニとえるぷ
岐阜へ出発前。丸八寿司で鉄火巻きランチ

 ボイメンで通ってたこともあるし、友達もいてるし好きなお店もあるしで名古屋は本当に大好きな街。京都からのぞみで一駅ならもう隣町みたいな感覚まである。
 丸八寿司をキメたのち、いざ岐阜のまさご座へ。行きは名鉄に乗っていたたけど、結構時間かかったなあ…。

まさご座
 柳ヶ瀬というエリアにあるストリップ劇場。調べてみると今年5月に開館72周年を迎えたとか。な、ななじゅうに…!?普段通っている東洋所属の踊り子さんも、ロック座所属の踊り子さんも乗らない(乗れない?)劇場なので足を運ぶ機会をずっと逃していました。駅からマップを片手に歩けど歩けどたどり着かず、結局めちゃくちゃ遠回りしてようやくたどりつけました。次からはおとなしくバスに乗ろう。1本入った周辺は普通に民家…?のような風情の建物が並んでいて劇場だけなんだか異質。なんと場内は上足。靴を脱いでストリップを観るなんてちょっと解放感が他と違う感じ。

 ここからは当時の呟きメモを頼りに感想。

4 黒井ひとみさん
 
『イルミナ』を読んで存在は知っていた踊り子さん。彼女の世界に自分が染まって、同化していく感覚。題材がホットで自分も楽しんでいた分余計に入り込んでしまって正直ベッドで泣いた。舞台の作り方も、お客さんを惹き込む力も上手いし強い。「みんなのことを愛してるよ」というあたたかさみたいなものを感じる、すごい踊り子さんだぁ……。OPの時に客席へ降りてきてお客さん全員と握手していたのには驚いた。場内上足の劇場だから出来ることなんだなあ…びっくりした。

5 星乃結子さん
 「CANDY」で括られたカラフルでアイドルなステージ。いやCANDYの味わい深すぎん?1つのステージで次々と味変されていく。笑顔やウインク、身振り手振りの見せ方が隅から隅まで本当にかわいい。

 ここで1回目終了。真っ赤な緞帳が降りていくのがとても素敵。すぐに2回目が始まるんだけど、その時のアナウンステープが何10年物??と感じるくらいの音声のガビガビ感。昔のU局深夜のCMみたいな。味がありすぎる。

1 翔田真央さん
 たぶん主題に狐が組まれてると思うんだけど、九尾かな?お面の使い方がすごくて、振り返る一瞬で人から狐、次の瞬間には狐から人へ変化する。おかしいな、見間違いかな…みたいな。すでに化かされてたってことなんだろうな。お面から表情の変化を感じる表現力とてつもねぇ。

2 京はるなさん
 さすがにもう言っても大丈夫だろうゲ謎演目。これはさぁ、もう、絶対に好きやん。映画見てなくてもコスプレ要素ってとこにまずときめくし、2枚下駄であれだけ踊れるのはもう体幹の化け物なんよ。音楽に合わせてコツコツ鳴らすのかっこよすぎる。お客さんも巻き込む演出とてもいい。京はるなさんはずいぶんゲ謎がお好きらしく、作品に対するリスペクトと共にオタクとしての愛情も詰め込まれている気がして見ていて本当に楽しかった。OPではおヒップ様が目の前にいらっしゃって正直めちゃくちゃドギマギしました。

 新幹線の時間もあって残念ながらこれにて中座。帰りはJRで名古屋駅へ。在来線なのに引くほど途中駅に止まらなくてあっという間に着いた。次からはJRで行こう。

 まさご座は客席からステージに向かって階段状になっていて、天井に鏡がある。それを経由してベッドを見ると覗き見してる気持ちになってめちゃくちゃ良かったです。DX東寺、晃生ショー、まさご座、渋谷道頓堀、A級小倉とロック座系列から少しズレた位置にある劇場はどこかが鏡貼りになっていて、雰囲気を感じられるのがとても好きです。あえて直接見ない楽しみ方もしてみる。でも踊り子さん的にはステージに鏡があると、本来後ろを向いて次の準備をしている瞬間でもあるから必死になるときもある、その瞬間まで見られているのはプレッシャーが増してしまったりするんだろうか。私は後ろを向く振り付けの時にどんな表情をしているのかが見えて好きです。

柳ヶ瀬商店街抜けたとこすぐにも看板。
申し訳程度の「18歳未満お断り」の文字

 劇場の真裏にはおそらく成人映画館であろう場所もあり、この狭いエリアだけ昭和で時が止まったような不思議な感覚だった。