見出し画像

ひでへ 2通目


ひでがお手紙くれてからもう3週間も
たっちゃったみたい。

大人になると時の流れがはやくて
やんなっちゃうね。

でも大人だからこそ久しぶりに会う友だちとも
昨日会ったみたいに話すこともできるんだよね。

しらんけど(?)


適当占い覚えててくれたかw
なんだ、あれなんでやってたんだろうね😂


※適当占い
  →私がインスタのストーリーで
   みんなに対してやってた
   なんの根拠もない占いの
   結果っぽいやつのこと 
   朝の情報番組のCM入る前の
   星座占いくらい適当なやつ
   (とか言ったら怒られるかな)

わたし占いって結構好きで
そんなに行く末とかは気にしてないんだけど
悩みがあってそれを見ず知らずの人に
聞いてもらうとか、こうしたほうがいいよって
大人になってから人に言ってもらえることって
あんまりないから無責任にこうしたらいいよって
言ってもらえるっていいなーと思って


占い師さんって心理学勉強してる人が多いし、
なんか気軽に行けるカウンセラー?
みたいな気持ち。

現代っていい時代でぜんぶ自分で
選択できちゃうから疲れちゃうんだよね、
みんなきっと。


正解なんてないのに自分の正解を
みつけなきゃいけなくてさ。


そういう自分の中の正解、みたいなものかな
"暮らしの軸"になるものって。


わたしが、

名古屋から奈良に移り住んだのは
専門学校に進学したからで、

縫製の仕事を選んだのは
技術職をしたくて
自分でもやれそうだったからで

大阪に勤めてからも奈良に住み続けたのは
大阪の治安がこわかったからで、

衣裳の仕事を辞めたのは忙しすぎて
人生を仕事1本にする覚悟がなかったからで

ネイリストをはじめたのは
技術職かつ仕事がありそうだったからで

塩屋に住みはじめたのは
シェアハウスの雰囲気が好きだったからで

岡山に住みはじめたのは
遠距離恋愛が無理だったから。


住居の移動がそんなにわたしの
ネックになってないのは
少しずつの成功体験というか。


奈良に住んでも名古屋の友だちとは
気持ち的に疎遠にならなかったし
塩屋に住んでも奈良の友だちとは
疎遠にならなかったから
岡山に住みはじめても大丈夫だなと

友だちはどこに住んでても
(たとえ会わなくなったとしても)
大丈夫だなと。

場所に対する愛着ももちろんあるけど
住みつづけるということに関しての執着はなかったかも。
気持ちはどこもずっとあるけど。


ただ家族(実家)は離れてから
家族としてあんまり成り立ってないなって

不仲とかそういうことじゃなくて、
ほんとに仲はいい。

けどうちはみんなドライすぎて
家族のかたちとしては
遠くに住んでるという環境では
あんまり成り立ってないって思う。

それぞれ違う方向を向いている人たちだから
同じ家に住む、っていうことが
いちばんの家族のかたちだったのかなと。

それがだめってことではなくてね。

だから自分が家族をつくるとなったら
できるだけ近くにいることが必要かなと。


あと、わたしひとりでも大丈夫だと思った。
だからふたりでいる、っていうのもあるかな。

ひとりで大丈夫じゃないとふたりでいられない。さんにんでも。


さぁ、ここから導かれるわたしの軸はなんなんだろうと考えてみたら、

「まぁなんとかなるか」
っていう考え方と、
そう思えるようになった成功体験。

かな。

優先順位ってどうやって決めてるのかって
聞かれて困ったことあるけど、
わたし優先順位ってあんまり考えたことなくて
物事を並べて比べることってあんまりないかも。

たぶん譲れない人生の目標とかが
ないからだと思うけど。

でも目標を立てるのはすき。
がんばれるから。

でもそれは別に人生の目的ではないから
他にやりたいことがあったら手放せる。
でも好きは消えないから大丈夫。


目の前のことしか考えてない。
目の前のことを考えて、それで
自分とまわりがごきげんに生きれるかどうかだけ。

それが軸なのかな。

"幸せになろう"とか、"健康に生きていこう"とか、
そういうのよりも、

ご機嫌に生きよう、いまここを。
って。

いまはそんなかんじ。

ひでのこともいろいろ聞いてみたいけど、
どういう生活してるのかとかも
あんまりしらないから、仕事とかも。

そう思うとこうやって手紙で聞けるって
いいね。

p.s.もしひでが文章を打つのが大変だったら
音声での文通でもいいよ。
推敲もしなくてもいいし。
わたしは文字で書く方が得意なので
このままでいくけど、
現代の文通はそういう形があってもいいかも。
おまかせします。

あ、あと60年代がなんですきっていうのは
デザインがすき!
建築とか、器とか、服とか、
全てのデザインが素敵なんだよね。
経済成長の具現化かな。
かわいいし抜かりないんだよね。

ゆきより

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?