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アフタヌーン

 私にとって、座右の銘といえばまあ、そうですねえ。第一? 第一座右の銘? うーん。まあ、そうですねえ。やっぱり、やっぱりどうしてもというかなんというか、ハトヨメになりますかねえ。これはもう、うーん。悩みますけども。でも、やっぱりハトヨメですかね。ハトのおよめさんのハトビームの106になりますかねえ。
「どうせCGよ」
 になりますかねえ。
 五連発ですから。五連発でしたからねえ。
「どうせCGよ」
 が、五連発でしたから。やっぱりこれが私にとってのアナザースカイ。じゃないや。座右の銘になりますかねえ。うん。第一座右の銘。まあ、そうなりますかねえ。
 これは本当に、思うんです。今も。すごいモノとか現象とか、そういうのを見るとか、聞くとかする、した時に思うんです。
「どうせCGよ」
 って。例えばまあ、Twitter、じゃないや、ねえ、もうXですよね。Xでわかりますもんね。もう(旧:Twitter)とかも必要ないですもんね。例えばXとかほら、タイムラインとかにさ、すごいモノが並んだりするじゃないですか。すごい技とか、凄い技術とか。ねえ?
 そういうのを見ないようにというか、まあ、あんまり視野を広げないようにというか、なんにでもかんにでも興味持たないようにとか、ねえ。一人ですからね。所詮。私は一人で、体は一つ、時間も限られているわけですから。だから、何でもかんでも見れるわけじゃないし、聞けるわけじゃないし。なんでもかんでも興味持つわけにはいかないでしょう。ファアストだって無理だったんだから。ファアスト。ゲーテの。知らないけどね。
 だから、そういう時に、
「どうせCGよ」
 ですよ。
 本当だろうと、実在だろうと、超絶技術だろうと何だろうと、まあ、
「どうせCGよ」
 って思えば。ねえ。
 っていうか、まあ、私は私よりもすごいモノとか、人とかも含めて大抵そうやって考えてますけどね。
 「どうせCGよ」
 って。まあ、何でしょうねえ。つまらない言い方をしたら、世界を狭めているという事に他ならないとは思うんですけどね。でも、仕方ないですよ。どっちをとるか、何をとるか、ってことじゃないですかね。多分。
 シャマランのサインだって、宇宙人が来てるのに世界の事よりも家族の事を描いてたじゃないですか。そういう事じゃないですかね。いたずらに世界中の事、全部描こうとしたってねえ。時間足りないとか、物足りないとか、あるでしょう。うん。私は私の中で、そういう感じで処理してますけども。
 とにかくまあ、第一座右の銘は、ハトヨメの、
 「どうせCGよ」
 です。はい。
 第二? 第二座右の銘? うーん。それはまあ、そうだなあ。第二ってことはあれでしょ。もうすぐ第一になるかもしれないっていう感じのやつでしょ。うーん。
 うーん。そうだなあ。あー、まあ、やっぱり、るくるくじゃないかなー。るくるくの#64。
 「極楽も地獄もこの世にしかねえよ」
 っていうやつ。っていうかまあ、その部分の一連ですね。あの一話と言ってもいい。あの一話のおかげで、だって、今も私はるくるくを忘れられないですもん。あれが見たくて、本で持ってたのにkindleでも買ったしね。あ、勿論ハトヨメもそうだけども。要所要所で柄が無くなるんですよね。あの漫画は。白と黒だけの感じになるんです。あさりよしとおさんの漫画が全部そうなのかもしれないけど、でもまあ、私は他は知らないですし。ええ。あれが見れたらいいんです。あれが。私は。定期的に。だから、今も定期的に全巻読み返してますよ。ハトヨメもそうですけど。見返すとああ、この話もいいなあ。これもいいなあって思います。でも、やっぱり八巻。八巻の最初に来るんですよ。その話。#64。あれが巻末の話だったらと思うとぞっとしますね。ゾッとします。その後何も無かったら、縋るものが無かったかもしれない。当時とかさ、漫画で、紙で出てさ、七巻の最後とかがあの話でさ。アフタヌーンコミックスだから、次出るのもそれなりに時間かかるわけですよ。子供の頃、魔法陣グルグルの漫画の次が一年も出ねえって言われた時、凄く絶望しましたよ私。なんでだよって。気になる、次がどうなるのかすごく気になる。ここで、終わられたらどうしたらいいんだ。次いつ出るんだよって。もしあの話が七巻の最後とかだったら、そういう感じになってたかもしれない。八巻の最初でよかったと思います。私はね。個人的にそう思いますよ。勝手にだけど。ええ。
 第三ですか? 第三? 第三座右の銘? あー、えーっとねえ。うーん。これも難しいけどなあ。でも、江古田ちゃんです。ええ。臨死!! 江古田ちゃんです。江古田ちゃんの三巻ですね。で、39、万両ですね。その最後、
「死ぬまで修羅」と言われた方がまだ気が楽だ」
 ですね。うん。え? ああ、はいはい。当たり前でしょう。江古田ちゃんも勿論、紙で持ってたけど、kindleでも買いましたよ。はい。江古田ちゃんはいきなり刺してくる感じがあって。突然。その前なんてピュアな姉がイルカがクジラだと思ってたとかっていう話なのに、突然来るから。だから、それがすごくいい。すごくいいんです。私は。急に刺される感じ。ほら、よくハッとするとか、そういう表現あるじゃないですか。私は江古田ちゃんで時々、ハッとしますね。ハッとすると言えば江古田ちゃんかなって思います。ちょっと視界を逸らして、そんで戻したら、そこにお化け映ってるみたいな感じ。心霊映像みたいな感じ。江古田ちゃんって。私の中で。だから、声も出ちゃうし。おほほほお、とかって出ちゃうんです。情けなボイスが。ハッとしちゃって。
 えー、第四ですか。でもまあ、第四まあ、第四まで行くとね、あれです。巨娘ですね。巨娘の一巻の、ごの、
「コ●クリ詰めで新木場の海に沈みやがれ!! 生まれてきたお詫びにその身を挺して首都を守れ!!!」
でしょうね。やっぱり。ただまあ、これがアフタヌーンから、グッドアフタヌーンに行って、そんで、私がグッドアフタヌーンもちゃんと追いかけていたら、まあ、また違ったかも知れないですね。
 というのも私はこれ、長い事二巻までしか知らなかったんです。大人になって、Amazonで見た時に五巻まで出ててね。驚きました。うわあーって。買いましたよね。すぐに。そんでその後、kindleでもやっぱり買って。いやあ、もう、嬉しかったですよ。うひょーってなりましたよ。涎もドバドバ出ましたよ。そりゃもう。それはもう。でもまあ、やっぱりその当時、ハトヨメとかるくるくとか江古田ちゃんとか、そういうのが連載されていたアフタヌーンの時代。大体1999年から2014年くらいのあの時に知ってたら、もっと嬉しかっただろうなって思いますね。ええ。いやいや、今も定期的に巨娘も読み返してるから。いいんだけどさ。でもまあ、やっぱり一巻との付き合いが長かったっていう事で、はい。座右の銘と言えば、それになるかなあ。
 え? もし五巻までスムーズに知ってたら? そらあんた……ヒットちゃんの
「手毛キモーい」
 でしょうよ。
 んで、第五? 第五座右の銘? まあそうなりますか。あーん、第五なあ、第五はまあ、あれかなあ。珈琲時間かなあ。その第11話かなあ。きりん。きりんの話。これはまあ、あれですよ。その一話がっていう感じかな。座右の銘って言うよりも。この一話が私にとってのアナザースカイみたいな感じ。あとね、これさ、勿論、最初は紙で買ってさ、で後年になってkindleでまた買ってね。読み返してみたんですけども、なんでしょうね。驚きましたけど。一話で、一話とか、喫茶店、カフェのシーンがある時とか、結構、所々に、話とは関係ないお客さんがコーヒー飲んでるシーンとか入ってて、それ見てたら泣いちゃったんだよね。泣いちゃったって言うか、いきなりこう、涙腺が爆発してさ。驚きましたねえ。突然なんか、遠隔オナホ的な事なのかと思ってさあ。びっくりしちゃったよ。え? 何? いいってそれは。ああ、ほら、pixivとかにあるでしょ。そういうタグの奴が、魔法のオナホとかそういうのですよ。察しろよ。察してよ。説明させんなよ恥ずかしいな。

まあ、そんな感じです。ええ。第五までっていう事になると、はい。ああ、全部アフタヌーンですねえ。この時代のアフタヌーンがまあ、私にとっては結構大事ってことですかねえ。
 あとあれもあるんだよな。一時、アフタヌーンになんか、イケメンに改造されたオタクの人が、なんか、ルサンチマンとかっていう、そういう漫画もあったんだよなあ。タイトルなんだっけなあ。え? あ、ヒレフシ? そうかも。それだな多分。それの中で、
「SAW6か?」
 みたいなセリフがあったんだよな。当時SAWが全盛って言うか、バンバン出してた頃があったじゃないですか。毎回、あの感じの語りの
「目が覚めたらバスルーム」
 みたいな、あの感じの予告CMみたいの流れてたでしょ。
あの頃ね、そういう漫画があって、で、
「なんだ、SAW6か?」
 ってそういうセリフがあって、それも好きだったんだよなあ。
 いやほら、私もデスゲームに参加させられたことがあったから、他人事じゃないなって。うん。
 デスゲーム。うん。参加したって言うか、強制的にね。目が覚めたら。
 んで、その時、一人一人にアイテムが一個支給されるんですけど、私には何が支給されたと思います?
 アフタヌーンですよ。
 1999年から2014年頃の、アフタヌーン。今とは全然違うの厚みが、当時のアフタヌーンはドンキでしたからねえ。ドンキ。鈍器。
 鈍器と言えばゲームキューブですけど、1999年から2014年のアフタヌーンも鈍器でしたからね。
 それで、はい。一応ね。私。生き残ったんですよ。
 来るやつの脳天割りましたよ。
 アフタヌーンで。
 アフタヌーンの背表紙で。
 ぼっこんぼっこん。
 だって仕方ないじゃないですか。
 デスゲームなんだから。
 だからまあ、そういうのもあってね。アフタヌーン。私にとってはもう今ももう。はい。大事って言うか。うん。大事なんてもんじゃないな。バディって言うか。うん。包丁で刺されそうになった時にアフタヌーンで助かった事もあったからね。だから今も買ってるよ。うん。もう読んでないけど。
 でも、買ってますよ。 
 大事でしょうよ。そらねえ。そらもうねえ。
 ところでさ、1999年から2014年のアフタヌーンって、1973年のピンボールみたいじゃない? 村春の。どう? 違うかな。違うか。
 あー、
 いや、今スマホで調べたんだけど、
 ヒレフシはkindleになってないなあ。参ったなあ。読みたいなあ。
 

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