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手術の成功と生還を祈ってお布施をたくさんしていた。でも神仏は信用ならん、神仏以上に不要不急意味不明な落語に結構注ぎ込んだ。退院の見込みを聞いた日、見に行くこともできない大阪の落語会に出した花のお礼メッセージが届いた。ご利益あったかもしれない。知らんけど



二、三日前まで食事をするときは
ベッドの頭部分をほぼ垂直にして
これに横を向いてもたれかかって
休みながら、ゆっくり
恐る恐る口に運んでいた。
それでもむせて顔を真っ赤にすることもあった。
それはほぼなくなった。
入院前と比べたらまだ時間もかかるし、
途中で休憩したりもする。
そもそも分量がかなり少ないと思う。
食事前にフランスパンを一本食べたり、
施設では、誰よりもたくさんジンギス汗鍋を食べたと
大笑いされたこともある。
そんな異常な食欲がすぐ戻るのか、
それとも普通の食欲に落ち着くのか

体重は少し減ったが、
これは昨日大便が出たせいであろう。
一キロもあったのか!!??

午前はリハビリ。
10分歩き続け、脈も血圧も正常だったようだ。
階段の上り下りも以前の通り、下手でゆっくりだけど、
できた。

午後はエコー検査。
手を押さえるのが大体私の役目なのだけど、
体を斜にしたまま検査するのだが、
これが難しい中途半端な体制。
下手をすると30分、1時間ほどかかることもあるのだが、
15分かからなかったように思う。
体勢を娘が動かすことなく、
立て直しが全くなかった。
技師さんの技量だろう。

胸に貼られた三つのパッドは心電図を常に取るためだが、
ぬるっとしたゼリー状の接着面で、
よく取れるというか、必ず取れる。
その他傷の上に貼られていた絆創膏の糊部も、
そこらじゅうに汚れがあるが、
シャワーもままならず、
くすぐったがるせいもあり
上手く取れない

夕方、医師がやってきて、明日退院決定。
思った以上に早く退院できて嬉しい。
三男は体調が悪いようだ。
次男は仕事、次男が午後休みとってくれた
暇な父親がいるので大丈夫
家で三男が迎えてくれるかもしれない。
風邪引いたらしいが、
病院にいると外の気温が全くわからない。
昨日の札幌は異常に寒かったらしい。

医師に聞いておかなくては行けないことがたくさんあるのに
聞き忘れていることがいっぱいある。
ノートに書いているから、
明日ちゃんと聞いてから帰らねば。
薬剤師から薬の説明は受けた。
ワーファリンを飲むことになる。
生体弁の場合、ワーファリン要らないって言ってたんじゃなかったっけ。
むむむ、結局要るのか

朝 ミヤBM(整腸剤) 酸化マグネシウム(下剤) アルタクトンA(利尿剤) フロセミド(利尿剤) 
昼 ミヤBM(整腸剤) 酸化マグネシウム(下剤)
夜 ミヤBM(整腸剤) 酸化マグネシウム(下剤) ワーファリン(血液サラサラ)

この中でワーファリンというのが独特な薬で、
人によって効き目が違うため、血液検査をして用量を決める。
この薬飲んでいると、納豆を食べてはいけないというのは聞いたことがあったが、
クロレラや青汁もよくないらしい。
ビタミンKが薬の効果を阻害するそうだ。
普通の野菜を普通の量食べる分にか構わないとのこと。
不思議な薬だ。
納豆というアクロバティックな食品だけが
NGという面白さが、笑ける。
豆腐はいいんだ

下のお風呂
風呂に入るのは難しいので、
トイレで下腹部だけを洗ってくれる
手間をかけて申し訳ないことだ。
家だと風呂シャワーで簡単なのだけど
シャワー室が使えないので、
手間で補ってくれている

母親の体調
娘の院内歩行運動には付き合っているが、
母の方がきつい。
お腹が痛い。
数日前に深夜足が攣り、その後ずっと肉離れ的な痛みがある。
でも退院だからいいか。
帰ったら寝る。
お風呂入る。

明日は絶対医師に確認しないといけない。
特に傷の手当てのこと。
開胸したところの傷と
ドレーンの穴。
ドレーンの穴の方が特にどうするのだろうか。
シャワー、お風呂のことなど。
どうしたらいいのか全然わからない。

夕食は、ほぼ日常と同じようなスピードで食べられた。
一日3000歩くらいは歩いた。
階段の上り下りもできた。

退院は流石に私一人ではキツく、
夫の助けもいる。
病院の近所に住んでいる次男は
仕事を休んできてくれることになった。
タクシーで帰る。
自宅では三男がタクシーから自宅まで荷物を運んでくれる。
三男は風邪をひいてしまったので、
病院に来させるのは止めた。
回復傾向と聞いてほっとしている。

忘れ物がないか色々心配。
医師に聞くことも、
帰りに院内のコンビニでファスナートというテープを買わないといけない
手術の傷の手当てよう
会計。結構かかるだろうな、これはクレジットカードで。

タクシー用に療育手帳を出しておかないと。
一割引になるから。

またミスがありそうだが、
どうにかこうにか、
色々迷惑かけすぎる患者親子だった。
小児科に25歳でいるのだから、
大人の内科に行けるわけでもないけど。

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