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コミュ障だからこそ大部屋が楽、若いお父さんお母さんは気を使わなくていいみたい



朝は毎日採血している。
よくわからないが医師が一度ボソッと言ったのは、
人工弁を入れたので血が固まりにくくなる
ワーファリン?ヘパリン?(川平慈英の??)という薬の効果は
人それぞれで、
八十キロの人でも2でいいのに、十キロの人が10いるとかがある的な
ことを
本当にボソボソと話していた。
だから娘の血の状態を調べて、
その薬の効果を調べているのかもしれない。
想像。
こういうことをいちいち質問するのは、
忙しいだろうし迷惑だろうし、
勝手に想像しておく。
思い出したらいつかネットで検索してみようか。

ドレーン抜管(ばっかん)
娘の胸には、
中央に皮膚を切って開胸したまっすぐな傷と
その下、腹にすでに縫って糸の出ている閉じている穴が二つ、
その下に、管のついている穴があった。
その管をとった。
術後ここから侵出液と言われる茶色い液体が
常に漏れ続け、当てられたガーゼを超えて
病衣を汚していた。
管を抜いたら、液体が出なくなった。

このタイミングで、
シャワーに挑戦。
手術跡とドレーン部分に水の入らない薄く柔らかいシールを貼ってもらって
風呂場の脱衣室で、ふと油断した途端むんずと握って剥がされた。
風呂からナースコールをして貼り直してもらい、
シャワーをするものの、
手を片手で押さえながら
ささっと洗うに留めた。
看護師が手伝おうかと最初言ってくれた時に、
素直に手伝って貰えばよかった。

リハビリ科受診。
行ったことのないかで
迷路のような場違いのような、
不思議な空間を8番出口を探すような気分でウロウロしつつ
到着。
診察はすぐ呼ばれ、
問診をするだけですぐ終わった。
うーん、こちらで紙書いて渡すだけで
いいような内容。
リハビリはどうなるんだろうか。
看護計画は紙でもらっているが、
治療計画は術後行き当たりばったり。
前日の夕方に明日何があるかの紙を一枚もらって知る。

個室から大部屋に戻る。
ナースセンター横の個室は、
いいようで息苦しい。
空気が澱んでいて、閉塞感があって、
そして天井に監視カメラがついている。
みているのかどうかわからないが、
ちょっときつかった。
大部屋は声を出さない娘なので気楽だ。
そもそも、個室に5日もいるとは思わず、
荷解きをせず、カバンから直接物を出し入れしていた。
大部屋で心置きなく荷解きして、
予定した荷物の配置を行った。

食事はずいぶん順調に行くようになった。
食べている最中に疲れるという
普段からは考えられない状態がある。
29日以来便が1週間以上出ていない
S医師は、全身麻酔で胃腸の動きが。。。という。
嚥下がうまくいかないことも
しゃっくりみたいなえづく様子も
それの一つなのかなと思う。
N医師は運動量が少ないからという。
大量に出る時が怖い。

夜、眠剤も使わず、夜更かしして早起きだった。
自宅に帰ったらどうなるのだろうか。
毎朝、寝汚い娘が戻ってくるだろうか。

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