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WESTANTSに乗り遅れるな!〜関西発・超ハングリーユニットWESTANTS〜

今週末の9月10日と、11日西新宿ナルゲキにて2つのライブが開催されます。


ナルゲキロックスvs WEST ANTS

WEST ANTS東京初単独~キャベ尽~

関西発ユニットWESTANTSによる2DAYS公演です。

WEST ANTSとは?

大阪のライブシーンで活動するユニット。それぞれの所属事務所が異なる変わった編成で2021年春に結成されたばかりです。

個性豊かなメンバー

風穴あけるズ(松竹芸能)

『M-1グランプリ』では準々決勝に進出。
東京の漫才好きの間では既に知名度高め。
正式にはコブラ大将軍率いる風穴あけるズです。(ご本人談)

にぼしいわし

フリーでありながら、『THE W』で2年連続決勝進出の実力派。

にぼしいわしについては別の記事でまとめております。

絶対的7%(松竹芸能)

独特なテーマ選びがクセになる漫才。
ツッコミの森田GM氏のMCの上手さ抜群です。

ボニーボニー

一見スカパラと見間違うほどのシュッとしたスーツ姿から繰り出される、放蕩無頼な漫才。
個人的に花崎さん(右)WESTANTSの特攻隊長のイメージです。

ブルーウェーブ(松竹芸能)


生で見た時の熱量がすごい漫才。初見のお客さんをも虜にするすみかわさん(左)のあの手の動き、ハマります。

ハノーバー(松竹芸能)

日テレのネタフェスに箱沸かせ芸人として出演。This is大阪漫才。聞き取りやすさも素晴らしく、平場のしゃべりがめちゃくちゃ達者です。

トルクレンチガールズ


芸人と社会人の二足の草鞋での活動、とはとても思えぬ見た目のインパクト。坊主の力学さん、写真では強面ですが実際見ると愛嬌たっぷり可愛らしいです。

クボ

大学生芸人、色んな人とコンビを組むまさにお笑い才女。"フリーのクボ"とは彼女のことです。


シンバルモンキー

謎の楽器を使ったネタは面白い上にその音楽の腕前が最高。
東京遠征に大阪から楽器を持参する隠れた努力にもグッときます。



それにしてもWESTANTSメンバーの個人写真むちゃくちゃカッコいいですよね。
こう言う所に手を抜かずしっかりこだわりがあるところに、ユニットの本気を感じます。

WESTANTSの目指すもの

お笑いのユニットと言うと同じ事務所というくくりや、コントや漫才などの共通項で組むことが多いですが
そこに来てWEST ANTSのメンバーは所属もバラバラ、ネタの傾向もバラバラ、漫才あり、コントあり、楽器あり。

では彼らが組むきっかけはなんだったのか、それはズバリ『大阪のライブシーンをもっと盛り上げたい』と言う熱い思いです。
一見すると『へぇ〜』と軽く受け止めていしまうかもしれない彼らのこの思い。

実はその裏には東のお笑いファンには知り得ない大阪の切実過ぎるほど切実なライブシーン事情がありました。
 

大阪のライブシーンの現状

WESTANTSのHPのトップページにはこんな文章が書かれています。

ありがたいことに東京では寄席や劇場で
事務所や所属の垣根を越えたお笑いライブが毎日と言っていい程見れる状態です。
逆を言えばそれだけ東京の芸人は立てる舞台が多いということです。

ところが大阪ではインディーズ芸人が立てる舞台が非常に少なく、
その結果活躍の場を求めて東京へ行く人が多くなり、一方で売れる可能性を見出せず芸人を辞めてしまう人も多いようです。
面白い芸人はたくさん居るのにこのままでは日の目を見ることができないかもしれない。

この現状をなんとか打破しようと結成されたのがこのWESTANTSなのです。

この辺りのお話については、WEST ANTSの立役者、お笑いBar舞台袖の加藤さんのインタビューを。



ナルゲキ史上一番盛り上がった
『WESTANTSの道場破らせてください』


そんなWESTANTSが初めて東京で行った前回のライブはKPRO代表の児島さんをもってして
『ナルゲキ史上一番盛り上がったのでは』と言われるライブとなりました。

正直、にぼしいわしさん目当てで見に行った私も、このライブの熱さにめちゃくちゃやられた一人です。

大阪からの道場破りということで、東京選抜メンバーとWESTANTSメンバー
各コンビ一対一の対抗戦で行われたライブ。

なんせ東京のお客さんは初めてWESTANTSを見るわけですから、東京選抜メンバーが圧倒的に有利なのでは?と思いきや
オープニングMCからWESTANTSの熱量の凄いこと、すごいこと。

本番前に毎回バイアグラを飲んで万全の体勢で臨むというボニーボニー花崎さんの
明るいんだか危ないんだか分からないブッコミトーク
から一気に西新宿の劇場のお客さんの心が掴まれた瞬間が見えました。
それに引っ張られた形か、東京選抜メンバーのネタもいつもに輪をかけた熱演で、
見てる途中で『これ本当の賞レースじゃないよね?』と思う程でした。

コーナートークでは、初絡みにも関わらず
『いつも営業一緒に回ってるのでは?』と思う程の抜群なコンビネーションを見せた
さすらいラビー中田さんと絶対的7%森田GMさんの名司会。

司会者2人の安定感のせいで何をしても大丈夫と舞台上の皆さんが感じたのか、
東西ボケまくりで止まりませんでした。
(Aマッソさんがめちゃくちゃ楽しそうだったのも印象的でした)

↑脈絡なく武勇伝をやり出す風穴あけるズ、ノブヨシさん。


ボニーボニーVSファイヤーサンダー
は特に名勝負で、ボニーボニー勝利の発表の瞬間は会場中から思わず歓声とどよめきが。
にぼしいわしとAマッソの対決も得票数が本当に僅差で見所たっぷりなライブでした。

この時のライブの様子がこちらからちょこっと見れます。

見ていて気持ちいい位のハングリー精神

WESTANTSの貪欲なまでの笑わせたい!笑ってくれ!というあの姿勢。なかなか東京のライブでは体験することのできない熱量です。

取れる笑いは全部取ってやる、という熱が初見のお客さんばかりのナルゲキの劇場に大きなうねりを生み出しました。
そこに立ち会えたことはある種ちょっぴり感動的ですらありました。


その不器用さを応援したくなる

『何もそんな周り道しなくても王道の事務所に行けばいいじゃない』とか『東京で活動した方が早く売れそうなのに』と思う方もいると思います。近道を考えればその方がスマートなような気がします。

だけどあえて彼らは大阪から笑いを発信し続けます。

自分と仲間の面白さを心から信じていなければ、とてもじゃないけど出来ないことだと思います。

私は彼らのその真っ直ぐでがむしゃらな姿勢がとても好きです。
応援したくなるのは勿論、WESTANTSを見ていると何だが自分も頑張らなきゃ…!とソワソワした気持ちになってきます。


カッコいいユニットも話題性のあるユニットも沢山いますが、
ここまで真っ直ぐなユニットはなかなか居ないと思います。

この熱量は実際見てみないと伝わりません。


9月10日はナルゲキの若手実力派ユニット『ナルゲキロックス』との対決ライブです。
お客さんが勝敗を決めるこのライブ、
関東関西の今一番見ておいた方がいいユニット同士の対決、絶対盛り上がること間違いなしです。


そして11日のキャベ尽はゲストも豪華!
キュウ、怪奇!YesどんぐりRPG、さすらいラビー。
この3組と超ハングリー集団WESTANTSがどういった科学反応を起こすか楽しみで仕方ありません。

WESTANTSの熱量のすごさに東京の初見のお客さんはもしかしたら最初面食らうかもしれません。
でもその一生懸命な姿を見てるうちにいつのまにかきっと応援したくなってしまうと思います。

是非この機会にWESTANTS体感してみてください。


劇場チケットはこちら



配信はこちら




WESTANTSの立役者加藤さんの
Bar舞台袖



WESTANTSのYouTubeチャンネル
『WESTANTSのアリ様』



めちゃくちゃカッコいいプロフィール写真のオフショット

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