アーセナル24/25夏 獲得候補選手評


DF

カラフィオーリ

7/21追記
・プロフィール

・噂

・スタイル
非保持では空中戦・地上戦ともに試行回数がかなり多いタイプ。前で潰せるモビリティと判断力があり、その対応から自信の表れが見て取れる。
空中戦もかなり強く、勝率7割超えは欧州トップリーグでもトップクラス。
保持では持ち上がり、列上げによる人数調整を積極的に行い、チームの前進に寄与。決してやりたがりというわけではなく、状況を見極める判断力も有している。
足元の技術、感度も水準以上で、特に両足遜色ない点は素晴らしく、どちらの足からもきれいなパスが出てくるので、受け手からしたらタイミング、角度ともに受けやすい。

・個人評
約1ヶ月焦らされたがようやく契約がまとまりそう。当初噂された€50mから着地はアドオン込みで€45m+セルオンはよくやったのでは。
起用は恐らくLSBメインのLCBカバーになると予想。
彼のチャレンジ性に目がいきがちだが、個人的にはカバー・絞りといった守備者の基礎をサボらない姿勢に信頼が置けると感じているので、どちらにせよ対応してくれそう。
最初はリーグに慣れるためにもLSBからスタートと思うがプレシーズンの出来次第かな。
ティンバーのように即フィットとなればいいが、プレミアのWGに慣れる必要もあるし、ティンバーや冨安もいるし、言語面もどうかわからないので、徐々に適応してくれればという目線で応援したいと思う。

MF

オナナ

・プロフィール

・噂

・スタイル
圧倒的なスピード、足の長さを活かしたタックルで広範囲をカバーする6番タイプ。
身長の割にかなりの機動力があり、ポクバをかなり守備寄りにしたイメージ。
縦パスやサイドチェンジといった配球面も水準以上で、プレミアリーグでもポテンシャルはトップオブトップ。
一方でプレーがかなり大味で、細かい動き直しは少ないし、勢いでプレー選択してしまうシーンも多々見受けられる。

・個人評
彼と同じ系統で世界最高峰にいるのがライスなので、同タイプを取りに行くことはしないのでは。
また、自分もだが、アルテタの好みのボランチ像からかけ離れている気がする。
中盤を狙うのであれば、もう少し8番色の強い選手を狙うと思う。
ライスを8番に据える案もあるが、それであればライスの課題である、配球面、縦パスの差し込みが得意な選手が候補になるか。
ただ、エバートンのPSR対策から適正価格で買えそうな点は非常に魅力的。
偽SBとかハマりそうだが、そういったユーティリティ性を見いだせれば、獲得メリットはあるか。

メリーノ

7/21追記

・プロフィール

・噂

・スタイル
プレミア経験があり、技術と強度を備えるスペイン人選手。
17/18シーズンなのでうろ覚えだが、ニューカッスル時代は6番として自慢の左足で散らす・楔を刺す役割をしていた印象。
天才肌で少しひ弱なイメージがあったが、ソシエダ移籍以降は、8番として動く範囲が増え、上手いだけじゃない、動けて戦えるタフな選手に。
イメージとしては、ジャカとラビオの間のような選手。ジャカより動けるがロングキック精度は少し落ちる。ラビオほどは動けないが、キック精度はメリーノに分があるか。
彼らの中でメリーノがNo.1の部分は空中戦。勝率6割とリーガでトップクラスで、クロス時にBoxに入る位置・タイミングも良いので、伏兵的に点も取れる選手。

・個人評
今夏噂に上がった選手で一番欲しいと感じた選手。
技術に優れフィジカル・モビリティ面も非常に優秀。そして、受け渡しや背走をサボらない、守備時に信頼が置ける点が素晴らしい。
動けるレフティなので、左のIHとして幅取りの役割を与えればLWを開放できるし、押し込んでハーフレーンからダイレクトでクロスがあるのも良い。
さらには逆サイドからのクロスには飛び込める。
彼以上の選手が市場に出ることはなかなか難しい気がするので、ぜひとも契約締結にこぎつけてほしい。

FW

エゼ

・プロフィール

・噂

・スタイル
ヘイルエンド出身のイングランド代表アタッカー。
恵まれた加速力とアジリティを活かしたドリブルが強みだが、それ一辺倒でなく、360°の視野があり、状況判断が良いため、止まること、速度を落とすことができる。
また、ドリブルも自分のペースに持ち込むよりは、相手の姿勢や重心を見ながら、ギリギリでタッチを変えて抜いていくタイプで、狭いスペースでも仕掛けられる。
FBREFではスタイルが似ている選手としてムシアラが挙げられているが、確かにイメージその通りで、サイドでアイソレーションさせても、ハーフスペースに配置させても輝ける。
クリスタル・パレスで4シーズンを過ごし、今年で26歳。今夏ビッグクラブへのステップアップが期待される。

・個人評
彼のような判断力に長けたドリブラーは非常に好みだし、彼のクオリティでRC£60mは割安。
ただ、アーセナルのシステムには10番がないので WGか8番としての起用になるが、LWは補強ポイントとして優先度が低く、8番だと完全にコンバートになる。
昨季8番にアタッカーのハヴァーツを配置し、ウーデゴールと並べる調整は実施済みだが、ハヴァーツのハードワークがあって成り立たせている。
エゼがそこまでできるのか、わざわざコンバートしなきゃいけない選手を取りに行くのかどうかという点で、優先度は低いように感じるが、彼には大きなロマンを感じるので、個人的には実現してほしい。

ギュケレシュ

・プロフィール

・噂

・スタイル
フィジカルが強く、両足・頭で得点が取れるストライカー。
歴代アーセナルFWと比較すると器用な方ではないが、屈強な身体を活かしたポストプレーは高精度。
スピードと運動量も水準以上で、サイドに流れて受けて、ターンで相手を剥がすシーンも多々ある。
BOX内も冷静で、シュートの選択肢以外にも切り返しや味方へのラストパスなど、冷静な判断力を有している。
ネックは高額な移籍金と、今年26歳だが5大リーグ未経験であることか。

・個人評
タイプ的には、BOX内で存在感を発揮できる彼のような選手は今のアーセナルに非常に有用。
彼の影からハヴァーツやマルティネッリが飛び込んでくるイメージがすごく湧きやすい。
ただ、今季はハヴァーツを9番に据えると思ってるので、£86mと言われるRCをアーセナルが支払うことは現実的でないかなと思う。
RC未満の交渉も可能性としてはあるが、相手がスポルティングなので、それもなかなかうまくいかない気がする。
選手としては非常に魅力的だが、年齢、金額、そのポジションの必要性などから、実現性は低いと思う。

ニコ・ウィリアムス

・プロフィール

・噂

・スタイル
Euro2024にて絶賛活躍中のウィンガー。
RC£47mはめちゃめちゃお買い得。
まさに典型的なウインガーだが、特に両足蹴れることが彼の特徴。
左サイドで縦に行った時の折り返しも正確だし、右サイドでも切り込んで左足の選択肢があるので、両WGを水準以上にこなせる。
彼の左足の精度はまさにマルティネッリに求めたいクオリティ。
一方で、ネガトラの反応はまだまだで、マルティネッリやサカに遠く及ばないので、そこは改善が必要。

・個人評
クオリティは間違いないし、移籍金が安いのも魅力だが、いかんせん給料が高い。
既にサカやサリバクラスの給料をもらっていて、今回の移籍でもう一段階上がるとするとアーセナルでもトップクラスの給料になってしまう。
(ハヴァーツ、ジェズス、ウーデゴール)
また、WG固定の選手で汎用性は低いので、求めるWG像からも離れる。
WGリストの上位にいるのは間違いないと思うが、よっぽど中盤で上手く選手を取れるか、人がいないとかでないと、彼にお金をかけることは想像しがたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?