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木造住宅の構造計算って???

※お忙しい方は、最後の内容だけでも目を通してください!!!!

構造計算とは?

住宅を建築する際に最近よく耳にする構造計算とは何か。
建築物には構造躯体や屋根、床などの「固定荷重」、
人や設備の「積載荷重」、風や地震が起きた時にうける荷重など
様々な力が作用します。

その建築物にかかる力を計算で割出し、建物が安全かどうかを確かめるこを「構造計算」と言います。

 一般的には許容応力度計算という3階建以上を建てる際に必要な計算と、2階建を建てる際にある程度の構造的検討を行うことができる「壁量計算」や「N値計算」などの簡易的な計算にわけることができます。

 最近では耐震等級を取得する住宅も多いため、2階建でも許容応力計算をおこなうケースも増えてきています。

構造計算書の添付義務がない???

 住宅を建てる際に一般的にはあまり知られていない構造計算の有無。
もちろんマイホームを建築する人は、自分の家が構造計算をしているのか、していないのかをこだわる以前の問題で、しっかり安全を確かめてもらっていると思っていることでしょう。

 安全を確かめる=「構造計算」しかないのが現状ですが、
日本で住宅を建築する際に構造計算不要の場合があります。(提出なし)
 
 木造2階建以下の住宅、いわゆる「4号建築物」は建築する際に構造計算書の提出は必要とされていません。

 4号建築物をもう少し具体的に言いますと、木造住宅で2階建以下、延床面積500㎡・最高高さ13メートルもしくは軒高9メートル以下の建築物になります。
 だいたい日本全国で建築されている2階建の木造住宅はこの4号建築物に分類されます。

構造計算必須の住宅

 住宅にも構造計算が必要になる場合があります。
3階建の木造住宅や、鉄骨造、鉄筋コンクリート造(RC造)などは構造計算によって安全を確かめる義務があり、計算書の提出の必要があります。
場合によっては「構造計算適合判定」と言われる計算書のダブルチェックが入る事もあります。
 
 この構造計算が必要な場合ですが、ほとんどの工務店や地域のハウスメーカレベルでは自社では対応しきれません。
構造一級建築士といわれる有資格者が許容応力等計算や保有水平耐力計算、時刻歴応答解析など、むずかしい計算を行わければならず、とてもハードルが高いためです。

 一般的には構造設計事務所に委託することによって対応することが多いでしょう。
 大手ハウスメーカーでさえも手間や作業量を考えると外部委託することがほとんどになります。

~構造計算にかかる費用は??~

費用はとても大切ですよね!!!
ここだけメモしてください!!!

構造事務所からの請求は、木造2階建 30坪で約20万~30万円でしょう。
もちろん特殊な検討があれば別ですが!!!

ですので、施主の皆様・・・よく聞いてくださいね。

100万も200万も構造計算で費用が上がるのであれば・・・???

要注意ですよ!要注意です!!

以上、木造住宅こそ構造計算を!!!

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