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The Cosmic Wheel Sisterhood 感想

The Cosmic Wheel Sisterhoodをお正月にプレイした感想を書きます。冒頭の概要紹介以外ネタバレに配慮なしなので、お気をつけください。

概要(ネタバレなし)

主人公は小惑星に流刑になった魔女フォルトゥーナです。この作品に出てくる魔女はそれぞれ得意な魔法分野がありますが、フォルトゥーナはカードを使った占いを得意としています。
また、魔女たちはコヴンと呼ばれる共同体に属している者がほとんどですが、主人公は追放されて200年経ったところから始まります。

元々は他者との交流も禁じられていたフォルトゥーナですが、なんやかんやで200年ぶりに小惑星へ客を招き入れることが可能となります。
その後、様々な他者との交流を経て、最終的にはコヴンの今後を決める政局争いに巻き込まれます。
ゲーム性はADV、アクション要素はありません。

概要(ちょっとネタバレ)

ゲームの過程で選択肢が多々あるのですが、その選択によってエンディングはもちろんエンディングに向かうストーリーが非常に多岐に変わっていきます。通常のADVの比ではない。
序盤にどんな力が欲しいか、自分はどう思われたいのか、などと聞かれるのですが、ここで何を選択するかでもストーリー中にもらえるアイテムと選べる選択肢が変わってきます。選択肢で変わる、というより、選択肢で話を作る、というイメージです。
後半は選挙に巻き込まれるし。突然選挙に立候補する羽目になると思ってなかった。
自分の選択で全て変わっていくので、何週しても新しい発見があります。全回収に何週必要なんだろ……
単純にコメントの選択肢、キャラクターのコメントの種類が多くて楽しいゲームは多々ありますが、自分でストーリーを作れる楽しさがあるゲームというのは新鮮味がありました。

がっつりネタバレと趣味の話

とりあえず3週したのですが、フォルトゥーナの人生へのスタンスを自分で決められるので、今回はどんな性格のフォルトゥーナにしようかな?と考えながら進むのが楽しかったです。
何回も周回したい作品ですが、スキップ機能がないので、周回に時間がかかるのが難点だなと思いました。
(ゲームのコンセプトでセーブ分岐機能もないんですよね……。スキップ機能、私がお馬鹿なせいで見逃してたらごめんなさい。むしろ教えてください)

そして、キャラクター面としてはかっこいい女性が多すぎる。
魔女になれるのは女性とノンバイナリーだそうで、がっつり関わる登場人物に「男性」は出てきません。

フォルトゥーナのお姉ちゃんのパトリス。言葉はドライでも顔が笑ってるのがすごくいい。

私は割かし序盤に出てくるグレーテがめちゃくちゃ好みです。この世界ではベヒモス(いわゆる悪魔)を召喚するのはご法度とされているのですが、グレーテは建築・哲学への熱い思い故にその禁忌に手を出し、うまくいかずに身体を侵略されてしまい、解決の糸口を探すためフォルトゥーナを訪ねます。

スーツをかっちり着込んでくる。スーツ全然詳しくないんですがボタンがおしゃれですね
ベヒモス追い出し版のスクショを忘れました。
この作品、全編通じてピクセルアートのアニメーションが動くんですが、このグレーテはコップの淵をくるくるしています。えっち。

選択肢によって救えたり、救えなかったり、ベヒモスを追い出せたり追い出せなかったりする(追い出せないエンドができてないです。グレーテに嫌われたくないから……)んですが、グレーテはいつでもクールかつ前向きなんですよね。
ベヒモスから体を取り戻したい理由にクールに笑って「私の美しい頬骨を取り返したい」とか言っちゃう。
どんな状況においても取り乱さずに原状回復に努める人間は素敵ですね……
そのそばにいたいとか烏滸がましいので、ちょっと遠くで見させてほし


選んできた選択肢によっては付き合えるぞ!!

ジャケット脱いでネクタイ緩めてベッドイン。フォルトゥーナもこの顔。
体操座りかわいい

まさか付き合うことになると思ってなかったのでにっこにこしてしまいました。
他にも色んな魔女が出てきます、華麗なピクセルアート!魅力的な人物たち!やろうThe Cosmic Wheel Sisterhood!!!

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