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日向坂46 6thシングル『ってか』感想

日向坂46は最近全然触れていなかったので、シングルのリリースを通して久しぶりに聴くことになります。
今作のセンターは金村美玖ちゃんが初起用です。金村美玖ちゃんは顔が可愛いので、ひらがな2期生オーディションの時からのお気に入りだったのでシンプルに嬉しい限りです。
金村美玖ちゃんの顔ファンだったので、初のセンター曲がどんな曲かと聴いてみたら「顔じゃなくて内面を見てほしい」という内容で面食らってしまったのですが……。

まあ、とりあえず聴いてみた感想をざっと書きます。

【ってか】
表題曲で、「顔かわいいとか言われても全然嬉しくない、中身をもっと見てほしい」という顔面至上主義に真っ向から反論する内容の曲です。それはつまり、全てのアイドルを顔と年齢のみで判断している私に対するアンチテーゼになります。
中身を見て!本当の愛が欲しい!というオタクから冷笑されそうな絶妙に薄い歌詞は実は皮肉ではないのかなと思っています。


【何度でも何度でも】
私が日向坂で現在1番好きな上村ひなのちゃんの初センター曲です。とても嬉しいです。
曲に関しては、ほぼ歌詞が字余りでメロディーの猶予に対して文字数が多いです。これを味があっていいと捉えるか、ダサいと捉えるかは人によるんじゃないかなと思いました。私はひなのちゃんのセンター曲に対して、角の立つことは言うつもりはありません。

【思いがけないダブルレインボー】
2021年っぽくない曲ですね。なんていうか、『初期曲』っぽい雰囲気を醸し出した優しげな曲調の曲です。1stシングルとかに入ってそうだなぁと思いました。
歌詞の内容も含めてなんというかハッピーオーラハッピーオーラした曲で、日向坂好きな人が好きそうな曲っていう印象を受けました。

【夢は何歳まで】
東村芽依ちゃんと高本彩花ちゃんのユニット曲です。改めて聴いてみると、東村芽依ちゃんの歌声が意外とキリッとしててびっくりしますね。
曲調的にはカッコイイ系で取り立てて強いところがあるわけではないですが、悪くはない曲です。ユニット曲としては全然いいんじゃないでしょうか。

【あくびletter】
金村美玖、渡邉美穂、丹生明里という埼玉3人組(いつの間にかカラーチャートっていうユニット名がついていたみたいです)の曲です。ほっこりとした雰囲気がユニットのメンバーとマッチしてて、いい感じにファンが求めるようなメンバーの良さが出ている曲なんじゃないかなと思います。思いがけないダブルレインボーと、後述する酸っぱい自己嫌悪とは大分類では同じですが、中分類小分類では違う曲って感じです。この曲は特にアイドルソングらしいアイドルソングって印象でした。
今作のシングルの中ではかなり好きな方です。

【酸っぱい自己嫌悪】
みーぱんファミリー?というユニット曲です。淡い感じの失恋ソングですが、これを聴いたファンの方は自分自身の学生時代の思い出などを思い浮かべたりするんでしょうか。
曲の内容的にはやっぱり基本は優しげな雰囲気ですけどしっかり後悔の苦味が混じっています。ってか、今シングル優しげな雰囲気の曲がすごく多いなと感じましたね。


【アディショナルタイム】
毒にも薬にもならない感じの優しげな曲が3曲くらい入っていたシングルで、最後に急に生々しい歌詞の曲が出てきて笑っちゃいました。
かっこいい曲調で誤魔化していますが、ただの捨てられたセフレの曲です。『ってか』の女が満を持して新しい彼氏を作ったと思ったら速攻ヤリ捨てされたっていうバックストーリーがありそうですね。
何となく、日向坂(というか坂道)はSEXをある程度感じさせる曲は避ける気がしたので今までの収録曲の内容が前フリになって味が出てていいです。何となく、48Gとか聴いてた人は好んでそうな曲って気がします。


前作の君しか勝たんよりかは収録曲陣が好き……というよりか、7曲中同じ役割で同じ系統の優しめの曲が3曲入っていたかと思えば急にセフレ節(ロバートの傑作コント)みたいな曲がねじ込まれたりと面白かったです。
繰り返し聴くかと言われたらそれはまた別の話なんですが、ライブとか見てってかから続けてアディショナルタイムとか来たら絶対面白そうなのでそういうのをやって欲しいですね。

以上です。

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