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泥酔救急搬送レポ(自戒)

皆様は、急性アルコール中毒になったことがあるだろうか。
私はなったのだ。それもついこの間。

ということで、今回はお酒を飲んで救急搬送された日のことを自戒がてら記録していこうと思う。

もちろんだが、体調が悪かった時に起こった出来事なので「確かこんな感じだったな〜」というテンション感でお話させていただく。

事の発端

6月某日、仙台市にて「東北絆まつり」が開催された。旧名は東北六魂祭とも言い、東北六県の祭りが一箇所で一気に見られるというなんともよくばりセットなお祭りである。

仕事の休みが取れたのでせっかくならと思い、友人を誘い、祭りを見物しに行くことにした。

その日は晴れていて気温も高かったので、私はうきうきで街をたくさん歩いたのである。

歩く時間や距離はいつもよりは少し長いくらいだったのだが、いかんせん私は水分補給をしなかった。
というか、もともと水分補給をあまり頻繁にしない人間なので、喉が渇いていることを気にも留めなかったのだ。

実はこの時点で、私は軽度の脱水を起こしかけていたのである。

おまけにその時、何故か手先だけが異常に冷えていて、友達の手を握ってあったかい〜なんてぼやいていた。
だがしかし脱水症状の症状に「手が冷える」があるらしく、呑気に他人の手で暖をとっている場合ではなかったのだ。


飲酒、気絶、救急車

友人が別の予定があるというため、夜には手持ち無沙汰になってしまった私は、何回か通っている居酒屋へと足を運ぶことにした。
店員には顔も名前も、なんなら住所まで知られているほどには通っている。


さて、ここで私の対アルコールスペックを紹介しよう。
・好きなお酒はお茶割り、梅酒、ワイン、日本酒、カクテル系(炭酸以外なら基本OK)
・飲むと顔が赤くなりやすい
・耐性は人並み程度にはある
・3日に1回は飲酒してる

そんな私は、1人でゆらゆらと微笑みながらゆったりお酒を飲むのが好きなのだ。
その日はジャスミンハイを啜りながら、歩き回って少しずつ空いてきたお腹と相談しつつ日替わりのメニューを眺めていた。

乾いた喉にアルコールが染みていく。
気づけばジャスミンハイは2杯目、それもあっという間に飲み干して更に日本酒を注文。
いつもならこれくらいの量は注文しているし飲み干せることは分かっていたので、油断していたのかもしれない。
酔いも回ってきてふわふわとしてきた頃___

え、急に視界がぼやけてきた!?!

え待ってやばい、これ、お冷飲まなきゃ
やっば飲んでも治んねぇ〜〜
てか急すぎ〜〜〜〜
これガチのやつだ、視界終わった
前、見えな〜〜〜〜

やば、え、死ぬ、吐きはしないけど
てか耳が聞こえなくなってきた
耳詰まってる感じする、なんも聞こえない

待て、落ち着け、一旦トイレ行こう
静かなところで頭冷やせば
うわ、立ったら余計悪化したかも、まず〜〜〜

そうして私は、そのまま意識を失ったのである。


意識が戻るまでは、倒れてから30秒も経っていなかったと思う。たぶん。
倒れた時に打ったのか身体のところどころが痛んで、周りで人が騒ぐ声がする。

うわ〜〜やばい、今私めちゃくちゃ迷惑かけてる

とにかくそれしか考えられなかったし、ずっと「ごめんなさい」「すみません」しか言えなくて、でも体は動かないし息も出来ないしで半泣きだった。
なんでよりによって1人で飲んでる時に、って感じ。

後から聞いた話だと、店員さんが見つけてくれて、たまたまお客さんの中にいた看護師さん2人と共に私を広めのスペースへ移動させてくれていたらしい。

看護師さんが色々と
「血圧下がってるね、足上げるよ」
「救急車呼んだ方がいいわこれ」
「大丈夫だからね、謝んなくていいよ」
とか言っていた記憶だけは残ってる。

この中にお医者様は〜のやつだ…(看護師だけど…)
マジであるんだこういう偶然

と思いながらも、とにかく謝り倒すことしかできなかった…

気づけば遠くから救急車のサイレンが近づいてくるのが分かり、私はよく分からないままあれよあれよと担架に乗せられ運ばれていった。


人生初の救急車をここで使ってしまったか…
と落胆しつつ、少しずつ意識が落ち着いてくる中で本人確認やら事情聴取やらをされた。

救急隊「今日何食べました?」

私「今日はパスタと、お祭りに行ってたので屋台のアイス、あとフラペチーノ…」

救急隊「水分ってちゃんと取られてましたか?」

私「水分…、あ、水分取ってなかったです。たぶんこのお酒が久々に取った水分…」

救急隊「あ〜〜…じゃあたぶんそれですね〜。脱水悪化しちゃったのかもね〜」

なるほどな…
確かにそれはあるわ…喉乾いてて1杯目の勢い割と良かったし…

救急隊「手冷えてるね、今日ずっと?」

私「えっ、はい、昼からそんな感じです」

救急隊「あ〜それ脱水症状だねぇ」

やっぱ脱水なんだ〜〜🥲🥲
やはり水は飲むべきだよな…知ってたけど…

お話できるくらいには回復したので、このまま帰って安静にするか、病院で軽く検査をするかの選択を迫られた。
明日仕事だしな…何かあったら困るし…と悩みまくった末、そのまま病院送りにしてもらった。


点滴、採血、二度目の気絶

救急隊の人は「検査する」とだけ言っていたのだが、よくよく考えればじゃあそれは何の検査か。

そう。
私がこの世で恐れているものトップ3に入る恐ろしい代物、血液検査である。

看護師さんの「はい、じゃあ腕締めますね〜」の声が悪魔の声にしか聞こえない。
もう無理、これから血抜かれるって考えるだけで死にそう…

看護師「血採りますね〜…あ、うーん…」

え?うーん??待って?怖いよ?

看護師「ごめんね、血管見つけられないから反対の腕にするね〜」

あっ、ですよね〜!!!
すみません、私かなりあの、うん、もちもちなので〜!!(激厚オブラート)

両腕行ったり来たりしてた看護師さん
注射される覚悟が決まらず心拍数爆上がりの私
個人的には地獄の空間

採血が嫌いすぎて過去に採血検査直後に貧血で倒れた経験がある私は、もう泥酔とか関係なく具合が悪くなっていたし、たぶんこの時点で二度目の気絶をしていた気がする。(このあたりの記憶が無いのでそう認識している)

気絶している間に血を採られ点滴まで打たれて、その後体調が落ち着くまで1時間弱ほどベッドで横になっていた。


帰宅、そして知らない病院

気づけばもう日付も跨いでいた。
看護師さんに助けられながらふらふらとベッドから立ち上がり、ご迷惑をおかけしましたと反省の気持ちと共に診察室から出て行った。

なんか色々書類を書いて受付のおじいちゃんに渡し、お支払いは後日という事で無事帰宅することになった。
おじいちゃん、かなり雑っぽい感じで本当にこれで良かったのかと心配になる感じだった。

「タクシー呼んであるからね!気をつけてね!」って元気に送り出され、私はぺこぺこ頭を下げながら病院をあとにした。

とりあえず母に連絡を入れながら、窓の外を眺めていた。帰り道、久しぶりに煌々と光るMEGAドンキの看板を見つけ激アツになってしまった。


居酒屋は自宅の近所だったため、帰宅前に寄ってお支払いを済ませて帰った。
「マジですみません…悪い酔い方しました…ほんとすみません…」しか言えんかった…
今度お菓子とか持っていきます…

とりあえず回復第一なので、帰ってすぐベッドに横たわった、がしかし。

あの病院…何病院…?

思えば私は請求書も何も貰ってきてないのである。
マジで手ぶらで帰ってきたのだ。

仕事のため単身赴任で引っ越して3ヶ月。
病院のお世話になることはそうそう無かったので、近所の病院と言っても良く分からないのである。しかも土地勘も無い。

いや後日お支払いも何も、自分がどこに行けばいいか分からんが…!?!?

になってしまったのだ…

いや、思い出せ、確か救急車の中で言ってた…

「お一人だそうなので自力で帰れる距離の方がいいな…」
「夜間救急…近くだとA病院からB病院…?」
「A病院受け入れOKです」

そうだ、なんかそんなこと言ってたぞ

「綾織さん、おうちから比較的近い病院に行きますね〜。タクシーで帰れる距離ですよ〜」

そうだ、A病院かB病院のどっちかか…!!
マップ見ればいける…!!

マップにて病院で検索。
死ぬほど出てくるピン。
いや、分からん…!!!!
A病院もB病院も自宅から距離一緒…!!!

電話で「すみません、夜間救急でお世話になったのってこちらの病院で合ってますか?」なんて聞くわけにも行かない…
いや、成す術がなけりゃそうするしかないんだけどさ

と思いながら、なんとなくマップを拡大した画面の端に見えたMEGAドンキの文字

あ"!!!!見た!ここ通った!!
このルートA病院だ!
良かった助かった〜!!!!
ありがとうMEGAドンキ!!
お前が無きゃ一生病院巡りしてたよ!!!

皆様もね、知らない病院に行ったらとりあえずマップ開いてスクショだけでもしておきましょう。
これテスト出ます。


教訓

とりあえず今回救急搬送されて分かったことは

  • 水分は日頃からちゃんと摂る

  • そもそもお酒飲む時は疲れてない時の方が良い

  • 1人でお酒飲む時は気持ち控えめにする

  • 1人で救急車のお世話になる時は色んなことをすぐメモっとくorスクショする
    (具合悪い時に話した事とかその後やるべき事がのちのち思い出せなくなるので)

である。当たり前と言われれば当たり前だしそうじゃないと言われればそうじゃない事である。

正確な診断は降りなかったけど、思い返してみると症状的に急性アルコール中毒だったんだろうなという感じ。
まあ嘔吐や失禁ほどの重症じゃなかっただけいいか…いのちだいじに…

倒れた時は段差があるところだったけれど、倒れた瞬間はバタン!と倒れるよりかはゆっくりと崩れていくように倒れていった(らしい)ため、目立った外傷は無かった。
唯一膝にでっかい青アザが出来ているがそれくらい。
最悪打ちどころが悪かったら…という話もされ、ちょっと怖くなった。

実は人生ですでに何度か倒れた経験があるので慣れてはいるのだが、やっぱり人間が倒れるのって相当異常らしいのでみんな無茶しないようにしよう。
異変が起きたらすぐ助け呼ぶ。これ大事。


曖昧な記憶を元に次々変わる出来事をまとめたので、少し読みにくい文章になっていたら申し訳ない…
ここまで長々とお付き合いいただいて本当に感謝…

みんなも安全に楽しくお酒を飲もう‼️
あと日頃からお水いっぱい飲もう‼️
これから夏だからね‼️よりいっぱい飲もう‼️

皆様、健康に生きましょうね
てことでまた次のnoteで✋

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