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【TV】今観ても面白い!監禁・脱出系リアルゲームバラエティ2選(前編・CX)


1.はじめに

 こんにちは。今回の記事では、かつて放送されていたバラエティ番組(かつ、比較的短命の番組)の中から高度なクイズや謎解きなどを行い、閉ざされた特殊な空間からの脱出や逃走を目指すリアルゲームバラエティ番組を2つ紹介したいと思います。

 最近のテレビ番組では、視聴率の低下、スポンサーの減少などの背景から大掛かりなセットや大人数のスタッフを必要とする番組が少なくなっていると感じます。今回紹介する2つの番組には、他の番組では見られない企画、もう2度とできないであろう企画がたくさんありました。では、さっそく紹介していきましょう!

2.『クロノス』(07年4月~9月、CX)

 1つ目に紹介するのは、フジテレビにて放送された『クロノス』です!深夜0時25分からの30分番組で、2007年4月から半年間の間に20回放送されました。分かりやすく言うと、今も特番で放送されている『逃走中』のレギュラー放送版と言ったところでしょうか。2004年からスタートしていた『逃走中』の企画と他のゲームを合わせるかたちで放送されていました。挑戦的で面白い企画ばかりなので、中から3つ紹介します!

◯企画1 逃走中

 すでに『逃走中』を見たことがある人も多いでしょう。ただし、『クロノス』の逃走中と現在の『逃走中』のゲームの相違点は賞金が少ないこと、逃走者が自首をするとハンターが1体増加されるところにあるのかなと私は思います。

 近年では賞金が100万円を超えることも珍しくないですが、当時はレギュラー放送されていたこともあるのか、60分36万円もしくは70分42万円(1秒100円)で行われていたようです。もちろん、金額にかかわらずに自首をする逃走者はいました。

 今年9月10日(日)に放送された『逃走中 ハンターと強欲の王』では、逃走者が賞金を上昇させることの出来るボタンを手にして奔走する様子がみられました。番組の中で「賞金が100万円を超えないと少ない」との発言があり、このことからも賞金100万円超えが当たり前になったんだなと感じました。

 また、『クロノス』の逃走中では自首した場合ハンターが1体追加されるルールになっています。このルールについて、自首をするとネットで炎上することが良くあるので、他の逃走者や視聴者への裏切り行為として今あっても良いルールなのかなと思いました。

◯企画2 密告中

 密告中は、背中に数字の書かれたゼッケンをつけた参加者が、生き残りをかけて勝負するゲームです。他の参加者の数字を本部に密告することでその参加者をゲームから追放することが出来ます。

 逃走中とは異なり、参加者同士の勝負のため、生き残りをかけた駆け引きがとても面白いです。ちょっとした隙を見せただけで壁の裏などにいる参加者から密告されてしまうため、とても緊張感があります。基本個人戦ですがペア戦も行われています。

◯企画3 討論中

 数名の参加者が決められたテーマについて議論し、一番支持を得られなかった者から脱落していくゲームです。別室で観覧している評価者の投票によりリアルタイムに支持率が決められ、指定されたタイミングで支持率が最低であった者が脱落者となります。

 ゲームを行うにあたり、「よく発言する人」、「それっぽいなんとなく納得できる意見を言った人」に支持率が集まるため、参加者が支持率を意識するがあまり、議論が混乱することがよくありました。

 番組としてもとても攻めた実験的な企画だったと思うのですが、意見の内容で勝敗が決まるのか、自分の思い通りに議論を進める話術なのか、判断基準が明確なほうがより楽しめる企画なのかなと思いました。討論中は『クロノス』内で1回のみ行われています。

3.ホラーなOPと他の企画について

 以上、『クロノス』の番組と企画についての紹介でした!他では『クロノス』のちょっとホラーなオープニング映像も見どころなので、観てみてほしいです!

 『クロノス』は上記3つ以外にも、"解除中"や"護衛中"など多数の企画があり、日本のバラエティ番組史に革命を起こした素晴らしい番組だと私は思います!

4.~後編に続きます

 前半は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました!後半の記事もぜひご覧ください!

(後編はこちらです↓)


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