【CL宮城2023day1完走】妨害&爆発!こくばバドレックスデッキ
はじめに
はじめまして、もしくはお久しぶりです。
NISIと申します。【Twitter:@2_i_SHI__】
今回CL宮城2023にて、一緒に構築案を練ったまそォ【Twitter:@yasushi635】が、初参加のCLで6-3のday1完走となかなかの成績を残したので、記事に残そうと思った次第です。ちなみにNISIは落選です。
※本記事は実際にプレイしたまそォ監修のもと作成したものになります。
僕が推敲してますが共作のため文章のノリがちぐはぐなのはお許しください。
なぜこくばを選んだか
今回のCL宮城の環境は2月のCL愛知からほとんど変化がなく、連日のシティリーグの結果をみても環境は煮詰まっているなと思っていました。
ジェットエネルギーの追加でより強さを増したロストギラティナおよびロストバレット、安定感とパワーを兼ね備えたミュウVMAX、この3デッキが横並びでシェアTOP。次点でサーナイト、ルギア、ミライドンの順に使用率が高い印象でした。
参考:3/19の大会分布 ポケカ速報さん【@pokecamatomeru】より
今回の環境で強いと言われるデッキたちは各々違った強みを持っています。(山掘り能力の高さから繰り出す安定感・対応力、エネ加速による高火力の押し付け、非エクによるサイドレース勝負等)。
これらのデッキ全てに対してメタを張るのはとても難しいです。
しかし、それを可能にするデッキが突然あらわれました。
参考:CL愛知2022でエクストラ優勝のげーちすさん(@ghetsising)
見た瞬間これは強い!!!と思いすぐ まそォ に連絡しました。
先ほど挙げた6デッキとそれぞれ戦ってみたところ、各対面に有効な妨害札を積むことができ、ある程度決まった勝ちパターンを用意できる点が強いと考え、そのままデッキを確定させました。
(まそォ エネ加速ドローと青天井技が好きなだけや)
そこからお互い忙しいながらも1週間しっかり練習をし本番を迎えました。
以下有料となります。正直有料にするか悩みましたが、その分読んでいただければこくばの解像度は間違いなくあがると思います!
こんな人にオススメ
・環境外のデッキで勝ちたい
・こくばバドレックスが好き
・エネ加速ゴリゴリしたい
・ロックをかけて気持ちよく勝ちたい
※デッキの鮮度的に無料にしました。
シティリーグシーズン4がもうそろそろ開催されますが、新弾が出る前に出る方にもおすすめです!
新弾後も環境次第ですが、クレッフィ+ジャッジマン+雪道の組み合わせは間違いなく強いと思うのでここからぜひ研究してみてください。
デッキレシピ/各カード採用理由
原案から数枚差し替えています。原案の完成度が高く、ほぼほぼ結論構築だなと思います。
原案から変更点
ヒスイのヘビーボール、てちょう、ツツジ
➡かがやくムゲンダイナ、いれかえ3枚目、ジャッジマン
採用カード
【確定枠】
・こくばバドレックスV-VMAX
デッキの要です。Vは4枚確定、VMAXは基本3体盤面に置くと思うので4枚確定かなと思います。こくばの特性を最大限生かしたいです。
・クレッフィ
デッキの要②です。可能であればスタートしたいこと、対面次第では2枚だす必要があることから、枚数も3枚確定でいいと思います。
練習を通して、クレッフィの使い方が上手いかどうかでこのデッキの強さが変わってくると感じました。
・ネオラントV
デッキの要③です。ゲームの主導権を握るキーカードです。ロックを決めやすくするための重要なパーツ。
・ブリムオンV
まあ確定枠かなと思います。下ワザを使いクレッフィと入れ替わることが主な目的です。デカいラルトス。
ゲーム中盤~終盤に出し、壁として出してサイド3-3ととられるのを避けつつ、上技でデッキトップを操作しボスなどの勝ち筋を探しにいくことも。
・霧の水晶
世界最強のカードです。4枚。
序盤はこくばやクレッフィのサーチに、中盤〜終盤は圧縮とエネサーチで未来を繋ぐ札になります。
割と当たり前の話ですが、めいかいのとびらを使用する前に水晶を使用することを心がけましょう。これだけで世界が変わります。
・森の封印石
デッキの要④です。基本序盤からコンボパーツを持ってくるために使いますが、終盤まで温存できれば勝ち負けを左右するタイミングで活きることもあります。ご利用は計画的に。
・ポケモンいれかえ
あなぬけと合わせていれかえ系は3〜4枚が適当だと思います。
エネの枚数で打点が決まるデッキなので、極力逃げエネを払いたくない(逃げる→エネルギー回収→めいかいのとびらをしたい場合を除く)のと、ボス等でエネがついていないこくばやブリムオンを呼ばれると、ビーチコートが絡まない限りなかなか逃げられず、負け筋になります。ふうせんを返して……。
・ハイパーボール
大体VMAXかネオラントVをサーチします。地味に捨てるカードがないため手札コスト選択が難しく、博士の研究を捨てがち。
・ネストボール
多分確定枠ですが、霧の水晶やハイボで事足りる場合が多く、このデッキだと優先順位は低いです。
ペパーを活かしたければ1枚VIPパスにしてもいいですが、VIPパスを使うために1ターン目からネオラントV→ペパーor封印石を消費してVIPパスを持ってくることになるのがほとんどのためそんなに強くないかなと思います。
・うねりの扇
多分確定。サイド落ちすると負ける対面があるので、2枚採用も視野。
・こだわりベルト
確定。エネ1枚分の打点を誤魔化せる(クソデカ)のと、クレッフィにつけて殴ることがある(後述)ので2枚あってもいいと思います。
・博士の研究
3か4お好みでと言った感じ。捨てたくないカードが多いので、博士<ジャッジマンとなりがち。博士が強いシーンも多い。
大事な考え方として、博士でエネを捨てすぎないようにしましょう。
ハイボのコストでも同じことが言えますが、エネをトラッシュすると、大体終盤の打点が不足します。エネ2枚捨てるくらいなら使わないかも。
・ボスの指令
正直3枚欲しい。序盤にハイボのコストにせざるを得ないシーンがあったりするので悩みどころ。原案ではともだちてちょうでカバーしている。
・ジャッジマン
言わずもがな現環境最強の手札干渉です。
正直、ナンジャモが出たとしても、ロックをかけつづける=相手のサイドが進まない状況でサポートを打つので、引く枚数が少ないジャッジマンの方がこのデッキには合っている気がしています。
ナンジャモをいれるなら博士を抜くかな?
・ペパー
デッキの要⑤です。中盤以降でハンドが弱くても、霧の水晶→エネ→めいかいのとびらで打開できることがあります。
サイド落ちすると負ける対面があるので2枚。
・雪道
デッキの要⑥です。稀に敗因にもなります。
・ビーチコート
ほぼ確定です。抜く場合は雪道を割る手段が代わりに欲しいです。
クレッフィが逃げエネ無しで逃げられるので、ロックを解除して殴りだす時に欲しいカードです。
ボスでブリムオンを呼ばれて縛られてしまった場合でも、ビーチコート+手張りで逃げる択が生まれるのは結構強いです。
・エネ
回した感じ、13枚が1番しっくりきました。打点とデッキの回りを左右するので、12〜14枚がいいかと思います。
【自由枠】
・かがやくムゲンダイナ
クレッフィを前に出してロックする対面と雪道を貼る対面以外のデッキに対してVMAXを速攻で立てることで強く出ることできます。主にサーナイト対面を意識した採用です。結果として環境外デッキにも強くなりました。
ただ、ロックするのがコンセプトのデッキなので、コンセプトに反しているカードな気もしてます。クレッフィでスタートすると使えないし。
(NISI「CLでは上振れ要素としてこういうカードを入れるのはアリ派です」)
(まそォ「欲しい試合全てでサイド落ちしました」)
・エネルギー回収
倒されたポケモンのエネ、逃げエネ、手札コストにしたエネを回収するため採用。ペパーの選択肢を増やせて強いですが、エネ管理がしっかりできれば無くてもいいのかなと思います。
【不採用・検討したカード】
・ヘビーボール
雑に使って強いカードですが、欲しい対面相手でヘビボ自体を持ってこれない(対ロストでブリムオンが落ちた→ペパーをネオラントで持ってきたいが、前にクレッフィが出ていてネオラントが使えない…etc.)ので不要と判断。
NISI「俺は採用したいなぁ」
・ともだちてちょう
手札コストで泣く泣く捨てたサポートを山に戻せます。原案のツツジをジャッジマン3枚目にした関係でそこまで気にならなくなったので抜きました。
・ツツジ
選択肢として欲しいカードですが、今回はCLでの連戦に耐えられるよう序盤に使えないツツジよりもいつでも使えるジャッジマンに変更しました。
結果的にともだちてちょうを抜く理由もでき安定感を上げられたのかなと思います。この2枚は好みが分かれそうな部分です。
・エネルギーリサイクル
エネ5枚回収は強いですが、エネが5枚落ちている時点で負けです。
・クララ
プレミしなければ必要なポケモンを捨てることは無い、捨ててもリカバリが効くので、エネルギー回収の下位互換です。
☆上記の理由も加味し、新弾後はエネルギー回収をすごいつりざおに変更するきがしますね。エクストラのこくばでも採用されているので…。
対環境デッキの立ち回り
先に対戦した結果を記載します。下記の立ち回りは実践経験に基づくものになります。
ルギアとミュウ対面は、エネ加速から技を打たれて解決される可能性があるため後攻を取った方が有利ですが、それ以外は先行をとる方が有利と考えているので、基本先行をとります。
ロストバレット
正直1番楽な対面です。クレッフィをあなぬけケアで2体出してブリムオンで殴ってればだいたい勝てます。
ミラージュゲートからの起動はまずないですが、構築によってはライコウVなどで2回手貼りから先にサイドを取られてしまう可能性があるので、適宜ジャッジマンでハンドを流してあげましょう。
ロストギラティナ
クレッフィでロックします。
➡最近のギラティナはあなぬけ2枚構築が多いので、クレッフィは1体で。
➡キュワワーでスタートされた場合、バレットかギラティナかわからないのでとりあえず2体出しましょう。
げっこうしゅりけんでクレッフィ2体を取られるリスクがありますが、1-1-3-3もしくは1-1-2-3のサイドプランを押し付ければ大丈夫です。
高確率でギラティナVのアビスシークでロストを溜めるプランでくるので、相手がロストを7枚溜めるより先にめいかいのとびらでブン回してこくばVMAXでギラティナVを倒します。
ギラティナVを倒した次のターンに相手が上振れたり、倒すのが遅くなってロストが溜まりきってしまうと苦しい戦いになります。そのためにもジャッジマンを挟みましょう。
☆序盤はバトル場が クレッフィvsギラティナV になります。クレッフィにベルトをつけてギラティナを殴る選択肢を持っていると、ダイガイストの要求が減るのでこちらの動き出しが早められます。
☆ギラティナVを倒した後にロストを溜めてヤミラミが出てきた場合、ブリムオンでヤミラミを倒してクレッフィを前に出せると相手に負荷をかけられます。こくばVMAXでヤミラミを倒してしまうと返しにスターレクイエムが飛んできてキツくなる可能性が高いためです。
ルギア
ネオラント→ペパー→封印石とうねりの扇→エネバウンス+スターアルケミーで雪道を貼り、シャドーミストでロックします。
可能ならこくばにベルトを貼ってシャドーミストでルギアをとりたいです。
相手がキャプチャーアロマでバケッチャを持ってきたタイミングやハンドが貯まってきたらジャッジマンで流しましょう。相手目線ではスタジアム破壊+こくばを倒すといった動きができない限り動いてこないので膠着します。
基本2-2-2を取って勝つので、先にサイドを取っても、非エクを挟まれたり連続してVMAXを取られると普通に負けます。
ロックをかければ余裕かと見せかけて結構厳しい相手です。
ミュウ
ルギアと同じ動きでうねりの扇+シャドーミストを狙います。これが決まればまず勝てるのでは…?クレッフィだけで詰む場合もアリ。
2人ともミュウにわかなところがあるので突破手段があったらこっそり教えてください。
サーナイト
サーナイト(アルカナシャイン)で殴られるとサイドレースに負けます。
アストラルビットでラルトス/キルリアの段階で潰していければ有利です。かがやくムゲンダイナを出せると2ターン目アストラルビットが安定します。
ミライドン
クレッフィを出していれば相手のベンチは埋まらないですが、ジェネレーターと手貼りでさっさと殴ってくるので普通にきついです。
相手が動き始める前に盤面を整え、2-2-2もしくは2-1-3を取るしかないです。ジャッジマンでバグってくれることもあるので最後まで諦めない。
ミラー
ストレートに3-3取らせないために、クレッフィを取らせるか、こくばVを一体取らせてVMAXだけで戦います。
相手の盤面にクレッフィがいるなら、VMAXを2回倒すのは正直キツイので、Vを取って2-1-3を目指すのがいいと思います。
雪道が絡むと打点が上がらなくなるので、どうにかして先にダイガイストが撃てるVMAXを倒しましょう。
おわりに
こくばバドレックスは現環境で明確な不利が無く、かなり戦いやすくなっているため、握って損はないと思います。
ただし、デッキの性質上相手のしたい動きをさせずに自分の盤面を作るため、相手目線だと不毛な戦いに感じ、不快感を感じさせることは否定できません。
このデッキを使う際には相手に不快感を感じさせない態度、スポーツマンシップのようなものが求められるのでは無いかと思います。
今回も最終戦で、詰み状態にしたにも関わらず両負けにされてしまいDay2へあと一歩届きませんでした…。
当然プレイヤーであればこくば以外のデッキを使う場合でも意識すべきことですが、競技シーンの場では勝ちに目が眩み、つい疎かになってしまいます。一挙手一投足に気をつけて誠意をもってプレイしましょう。
ルールを守って楽しくポケカ!
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