お金とは何か

こんにちは。

北海道三笠市のカフェ『2 Beans Coffee』代表の上西歩夢(23)です

本日は『通貨』について考えていきます。

皆さんの知っている通貨とはどんなものでしょうか。

1円玉から1万円札まで、さまざまな形のものがあります。

そして、なぜだか現代の日本人はお金を貯金することが好きになっています。でもそもそもお金とは何かというと、信頼の尺度を図るためのツールに過ぎないということです。

通貨ができる前の昔のことをお話しすると

魚を持っている人と、お米を持っている人がいたとします。
魚を持っている人は、お米が食べたくなったので、自分の魚1匹とお米1人前を交換してもらいました。
これで取引は成立なハズです。しかし、、、
この時に、お米を持っていた人は、魚ではなく、お肉が欲しい気分だった場合、
取引は成立しません。

つまり非常に扱いにくいものだったのです。
それに加え、魚やお肉は時間が経てば価値が下がります。腐ってしまうからです。

それだと取引が難しいので、ここで初めて別の尺度が用いられました。
それが綺麗な貝殻です。

例えば、
お肉=貝殻3つ
お魚=貝殻2つ
お米=貝殻1つ
というように、すべての物を
貝殻に換算して、逆にお肉が欲しいときには
自分が持っている貝殻3つで買える時代です。
ですが、これもまた問題がありました。
ある村では貝殻だけど、別の村では綺麗な石だったり、貝殻でも形がバラバラだし。
まだ微妙に信頼の薄い物でした。

それから次に
「金」が同じ役目を果たし、また世界共通で用いられたのですが、これも問題がありました。
それは、単純に重たかった。

だからそのあとに紙幣という通貨が出来ました。
当初は、紙幣自体に価値はないけど、紙幣を換金所に持っていけば金と交換できる仕組みでした。
それからじょじょに紙幣が金と同じように扱われるようになりました。

その後紙幣と金との換金のシステムを取り止め、紙幣自体に価値を持たせるようになり、現在のシステムになっています。

つまりお金とは、ただの信頼の尺度です。

ピザ1枚買うのに支払うモノが、
魚が1匹なのか、
貝殻が5枚なのか、
金塊1つ分なのか、
3000円なのか

ただそれだけの違いで
根本は何も変わっていないということ。

つまりそんなに3000円には価値は無くて、
3000円を使ってピザを手に入れたときに
初めて価値が付くということです。

しかし冒頭にと触れましたが、
現代の日本人はお金を貯めることが好きなので、
つまり対して価値のない「お金」をただ保持しているだけということになります。

ここをもう少し、じっくり考えて
お金を使うことが、日本人には必要なのでしょう。

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