僕の中でも踊る青島刑事

ドラマや映画、本など、創作された物語の登場人物から自分なりに何かを感じ、考え、自分の中の一部になることってあると思う。

マンガから学んだことも多い。
よく〇〇のキャラなら誰っぽい?みたいな会話もした。

代表作はスラムダンクで、みんな花道や流川、りょーちんや沢北はオレだ!!みたいな、なんとも平和な会話を繰り広げた。
ちなみに僕は福ちゃんが好きだった。
ドラゴンボールならマジュニア
幽遊白書なら桑原
ワンピースならウソップ
ルーキーズなら平塚
木更津キャッツアイならうっちー
IWGPならマサ

そんな数々の作品の登場人物の中で、僕の中に強烈に残るキャラクターがいる。

それが
青島刑事こと、青島俊作だ!

踊る大捜査線が僕に与えた影響は計り知れない

特にドラマは見ていて本当に飽きない。
最高にカッコ悪くて、最高にかっこいい。
人間臭い…いや、動物っぽいところが本当に好き。



自分が信じるものは貫き通そう!
かっこ悪くてもいい!
泥臭くてもいい!
環境によって決まるのでは無く、自分で決めること!
信念の大切さと、底力。
後悔することとはどういったことなのか。
そんなことを余すことなく、しっかり学んだ。

ろくでなしブルース、クローズ。
権力や社会システムに対しての何クソ魂は、学生時代とても良い教科書があった。
音楽はブルーハーツ。
しかし、社会に出てから、社会人として、権利や社会のシステムに対しての何クソ魂を描写した作品は、僕にとって踊る大捜査線であり、社会に出てからの最高の教材だった。

仲間を大切に。
敬意を払うべき先輩へも遜ったことはしない。
立場は上下を決めるのではなく、役割が違うのだということ。
私利私欲を軸に行動するおっさんのダサさ。
枠から外れることのリスクと、可能性と面白さ。
最悪の状況で笑うことの価値。

映像を、作品を、青島俊作を通して、僕は多くのことを学んだ。
共感できること、自分と似てるところ、自分には無かったところ。
多くのことを考えるきっかけをもらった。

人生は漫画、映画やドラマとは違う。
そんなこと言葉を目にしたり、聞いたりすることがある。
僕はそんなことないと思う。
まぁ確かに、漫画や、映画などのジャンルや内容にもよっては違うというものもあるだろう。
でも、人生がドラマチックで、心踊って、熱くて、感動する物語であっても不思議では無い。
むしろ、そうあってほしい。

別に漫画の主人公みたいな生き方したっていいんじゃない?
カメラが回ってないだけで、脚本や台本が無いだけで、自分の人生では主役じゃない?
だったら面白い方がよくないか?
僕はそんな風に感じていた。


結果、好奇心をコンパスに、どちらが楽しそうかで人生の選択をしてきた。
その積み重ねで今の僕がある。

そんな僕の中で今も、青島俊作が生きていて、今の僕の中でも踊っている。

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