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【2024年度春リーグを振り返って】


こんにちは!背番号18番の坂本です。今回は春リーグを振り返っての感想を述べたいと思います。

3勝6敗8位。
結果だけをみれば、振るわなかったと言わざるを得ない春季リーグとなりました。

春リーグ最終順位



ただ、私たちは「勝つための挑戦」というテーマのもとに、今年の春季リーグを戦いました。そういった意味では、日本一になるための大きな一歩となった良い春季リーグになったといえると思います。

春季リーグ前、四年生を中心に今年の春季リーグのテーマについて議論しました。それぞれが濃い意見を持っていてなかなかまとまらなかったなか、その意見をうまく集約し、まとめたものが「勝つための挑戦」という言葉でした。この言葉には断定的な意図を持たせていませんでした。各個人がそれぞれ「勝つための挑戦」をする春季リーグにしようというものでした。
チームの中心となるメンバーは、「チームを勝たせる」ための挑戦。
経験の少ないメンバーたちは「目の前の1対1に勝つ」ための挑戦。
試合に出られないメンバーは「試合内外のサポートで勝ちを支える」ための挑戦。
このようなチームが勝つためのさまざまな挑戦を、私たちは実践していました。

今年のチームは「ハンドボール界を牽引する」というビジョンで活動しています。YouTubeやSNSでの発信に一段と力を入れたり、小学生ボール体験教室や他大学との合同練習などを実施したりして、自分たちのことだけではなく、ハンドボールを普及する外部発信的な活動を増やしています。また、新たにゲームキャプテンを導入することや学生主導の練習を増やすことで、より学生主体的なハンドボールを実践できる体制を整えていきました。このような活動もあり、今年のチームがスタートしてから約半年しか経過していないにもかかわらず、ハンドボール色の濃い生活を送っています。
「ハンドボール界を牽引する」=「勝つ」。これは重要なことです。上記にあげたような活動を通して、ハンドボール界を牽引しようとしている。しかし、「ハンドボール界を牽引する」ためには、やはり「勝つ」ということも大切です。これからの私たちはそこを追求していく必要があると感じています。秋季リーグ・インカレに向けては、外部発信的な活動に加え、私たちの勝つ姿を届けたいと思っています。

前置きが長くなりましたが、春季リーグを具体的に振り返ってみると、チームとしてはやや難しいリーグになったと感じています。
初戦の東海戦、この試合を勝ち切れなかったのは悔しい。リーグ初戦、我々の公式戦初陣、競った試合など、リーグを戦い抜く上で必要な要素を多く含んだ試合でした。こういう試合を勝ち切れるかどうかは、強いチームか否かを決めると感じています。こういう試合を取り切れるチームを目指していきたいです。

vs東海

そして、2戦目の法政戦を勝つことができたのは大きい。前日の課題や負けの雰囲気を取り除き、勝ち切ることができたのは良かったです。

vs法政


その後、連勝を3つまで伸ばしたものの、日体戦以降は6連敗と負け続けてこの春季リーグは終わりました。

チームにとって厳しい状況は続いた


全体的に、試合のポイントを抑えることができなかったという課題が残りました。突き放すポイント、追いつけるポイントなど、試合60分の中でのほんのわずかなポイントを感じていく力はつけていかなくてはならない。OFではセット攻撃の質を磨く、DFではセットの得点を抑えるというような具体的な課題も明確になりました。これを秋、インカレでは修正していく必要があると思います。
もちろんチームとしては良い点も見つかりました。速攻の数が増えたこと、川田や青木、古川といった新戦力が公式戦で躍動したことなど、春季リーグ前までに私たちがやってきたことが、明確な結果として現れ、確かな自信となりました。

春リーグで躍動した新入生の77番川田(瓊浦高出身)

春季リーグを踏まえて、チームはこれからどのように秋季リーグ・インカレを戦っていくのかを改めて考えなければなりません。私たちのやったきたこと、春季リーグで見えた良い点、課題点を集約して、ハンドボールと向き合っていく。
筑波大学男子ハンドボール部を応援してくださる皆様には、さらに成長した姿を、ホームゲーム、秋季リーグ、インカレ等で届けていきます。
「ハンドボール界を牽引する」チームとして、ふさわしい活動をこれからも行なってまいりますので、引き続き、応援よろしくお願いします。

#18 坂本 翔 

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