"さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~、第1楽章(第1回) それが彼の運命"の個人的な備忘録。



"さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~、第1楽章(第1回) それが彼の運命"の個人的な備忘録。


劇中曲

ポルカ「狩り」 作品373 (ヨハン・シュトラウス2世)
夏目俊平(西島秀俊)のウィーンでの代役としての公演の1曲目。
ウィーンなのにコンサートホールは東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアル。
オーケストラは、ウクライナ国立管弦楽団と思われる。

交響曲第3番 変ホ長調 作品97 「ライン」 (シューマン)
夏目俊平(西島秀俊)のウィーンで代役としての公演の2曲目で、
響(芦田愛菜)が事故にあったという知らせを受けた後の曲目。

ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64 (メンデルスゾーン)
夏目俊平(西島秀俊)と夏目響(芦田愛菜)と夏目海(大空利空の)3人で
カニを食べている夕食中にテレビから流れてきた曲。

アマポーラ(ホセ・ラカジェ)
スペイン出身の作曲家ホセ・ラカジェが1924年に発表したポップ・ミュージック。小村二朗(西田敏行)が歌カフェで歌っていた曲。なお、クラシックではない。

交響曲第5番 ハ短調 作品67(ベートーヴェン)の第1楽章及び第4楽章
オーケストラで練習していた曲及び、公演での演奏曲。

行進曲「国民の象徴」 (バグレー)
内村菜々(久間田琳加)が吹奏楽の本番でティンパニーを担当するも、緊張で失敗してしまった時の曲。

注目点


夏目俊平(西島秀俊)の経歴が音楽監修の広上淳一氏に似ていて、ベートーヴェン"先生"と言ってること。

交響曲第5番(ベートーヴェン)の練習中に、「みなさん、音が小さいです。」と、アドバイスし、何を表現すべきか、見つかっていないからだと言い、何を表しているかを聞き、劇中では扉を叩くという話が出たが、これは、作り話という説もある。(これは、シンドラーのことを言っていて、
現在では、否定されているようだ)
ベートーヴェンが小鳥の鳴き声から発想を得たという話もあるとしたこと。(これはツェルニーによる話で、日本には生息していないキジアオという鳥の鳴き声で、鳴き声をyoutubeで確認できる。)

内村菜々(久保田琳加)と夏目俊平(西島秀俊)の交響曲第5番(ベートーヴェン)の解釈をめぐる会話で、「自分の否定と肯定がせめぎ合っている。
短調で始まって長調で終わり。聴力を失っても作曲を続けたベートーヴェンの人生のように葛藤してもがき苦しんで最後には勝利する。
音楽の中でなら天使にも悪魔にも鳥のさえずりにも女王様にだってなれる。」(意訳)ここの箇所は面白い解釈かと。


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