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フレーグラと潮の香りと私

 
フレーグラとは?馴染みのないワードかと思いますが、サルデーニャ島の郷土パスタ。
噂によると一部ではブームになってるいるとか、そうでないとか・・・。
フレーグラは硬質小麦粉に水を吸わせながら掌で混ぜて小さな粒状にし、仕上げにトーストしたものです。その形からクスクスの1種とも言われます。フレーグラの語源はラテン語で「こする」という意味の
`フリカーレ‘fricareだと考えられています。これは魚が産卵の時に砂利に腹を擦り付けながら卵を産む姿も意味します。つまり、そうやって産み落とされる魚の卵と パスタができる様がそっくりで、こう呼ばれるようになったいうわけです。
 
つぶつぶパスタ・・・・。フレーグラ。
タロスに来てずっと携わっています。通常はサルデーニャ島から空輸されている物を使っていますが、実は・・・。最近、自家製もご用意しています。
そうです!これが、私が初めてタロスに訪れ口にした味わいです。
パスタ自体の作り方はまた次回にご紹介しますが、
今回はフレーグラの履歴書???といいましょうか、自己紹介をしようかと思います。
このパスタの作り方はこちら!!
こんなに素晴らしい動画がありました!(笑)
これは必見!サルデーニャ料理の
日本でのパイオニアである
オーナー馬場が手掛けたYouTube動画があります
是非、ご参照ください。

https://youtu.be/yEvyfvU_Uqo

 
この料理のポイントは素材の良さ。貝の選別や状態 サルデーニャ産の最高級オリーブオイル、そして水。
・・・そうそう 美味しく食べてもらいたいという気持ちの隠し味ですね。これ大切^ ^
他は何も入りません。水でコトコト炊きます。じっくりやさしく優しく・・・。
蓋を開けると 心地よい潮の香りがします。
 
潮の香り、、、小さな港町で育った私にとって懐かしくもあり落ち着く匂い。
味付けはストレート。海の味。
この味わいは、和食に通ずるものがあります。
最近は貝の保存方法や下処理に工夫を凝らし、より美味しいタロス名物のフレーグラになるよう
試行錯誤しています。
どうしたら良いか?一番は貝自身に聞きたいのですが・・・・口が硬くて・・・・
 
貝だけに口が硬い!(笑)新鮮ということやん!!!
 
失礼しました。40代ギャグで(笑)

くだらない事はよしとして、
ワインと合わせるにも抜群!
延びたりしないし、冷めても冷めた感じの良さが酒飲みにはたまりません(笑)

私、バーベキューやホームパーティーなどの〆料理によく多用します。
鍋一つで美味しく仕上がり、なおかつ
材料によって無限に可能性が広がるので!

タロス名物は貝類が沢山入ったものですが、
羊やサルシッチャ、イカやタコ 海老🦐でも
バッチリ!濃厚なチーズクリームソースにも
合わせられます!

ずっと同じ料理を作り続ける中にも、毎日変化気づきがありますね。
それが料理の醍醐味。また難しさであります。自分の心の準備次第で
味の感じ方や香りも微妙に変わります。
料理修行もですが
人間鍛錬こそが一番のスパイスかと思う
今日この頃であります!

次回は手作りフレーグラを作るときに
想うこと…です^ ^

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