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空を眺めて思い出すあの頃

おはようございます。
夜中の雷雨で寝不足な朝です。

昨日、出先で見上げた空に
少しだけ秋の気配がありました。

入道雲の上にうっすら秋の雲


子どもの頃から空を見上げることが好きでした。
祖父母の家が団地の高層階だったからでしょうか?
廊下から眺めて時間を過ごすことが放課後の遊びのひとつでした。

ベランダではなく廊下なのは
台所が廊下に面していて、そこから漂ってくる
いろんないい匂いを嗅ぎながら
時々、窓越しにゆうげの支度をする祖母とおしゃべりするのが楽しかったのです。

どんな些細なことでもちゃんと耳を傾けてくれる人がいる、それだけで安心できましたし、
その時の贅沢で優雅なひとときでした。

そんなある日、とても大きな雲がクジラに見えて
どうしても残しておく!と動くかもわからないカメラを祖父に借りて必死になって撮ってみたものの…そのフィルムは現像されることもなく、気がついたときにはカメラごと消えていました。

祖父には大切なモノも他界すればゴミとなり
子どもだった私にはなす術もないままに。


今はスマホひとつでいつでも誰でも写真が撮れるようになり便利になりました。

見返すのも消すのもカンタンな分
想い出としての写真は少なくなり
『撮ること』に重心が変わってきたのかなとも思います。

それでも持ち歩けるようになったことで
こうしてふとした瞬間を切り取れるのは
楽しいですね。

雲を見て、子どもの頃の記憶が思い出された夏の午後でした。


今日も暑そうです。
気をつけてがんばりましょう🍀

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