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雨の中でのカヤック

2021年11月8日、ロッジさらくわへ行ってきました。そこで、カヤックを使い航海して良いかの判断の仕方を始め、カヤックが転覆してしまった時の対処法(セルフレスキュー、グループレスキュー)について学んできました。

この日の天気はあいにくの雨でした


天気は雨で、風はやや強めでした。そのため、遠くまでカヤックをこいでいくことは少し危険のように感じてました。実際は遠くまでは行かず、岸から近いところで実習を行いました。遠くまで出ると強い風がまともに吹き付けるため、そこで入り組んだ海岸地形を生かして極力風の影響を少なくできる場所を選択するという考え方が初めて身につきました。

海図というものの存在

普段の日常で私たちはさまざまな地図を活用してきます。その地図の中でも海に出る時にとても大切なものが海図だということです。岸からどれくらい離れたところまでが海底から10mいないであるかが示されており、浅いとこと深いところが区別できるようになっていました。また、主な乗り降りができる場所に関して、あるいは船の出入りが激しいところはマップに拡大図が載っていることに気づきました。カヤックツーリングをするときは海図はなくてはならないものだということを学びました。

海図の説明をしていただきました

雨の中でのレスキュー

今回のカヤック学習での1番習得したかったことは、転覆した時にどのように対処するかでした。主に二つの方法があることを学びました。一つめは、セルフレスキューと言って、自分でカヤックの水を抜いて、カヤックを元通りに浮かせて戻るという形です。

水を抜いています

このように水を抜いておかないとカヤックは安定しないため、最初にこれをしました。この時点でも体力は奪われてました。

乗り上がろうとする様子

上の写真のようにカヤックの後ろを掴みまずはカヤックに上ろうとします。上った後はゆっくりと前へ進みました。進んだ後はお尻から座席に入れ、後で足を入れるという流れでした。結局4回失敗して、5回目で成功しました。もう1人の子は1発で成功してました。5回ともなると体力がとても奪われて疲れていました。
一人で乗り上がるためには直接座席に近いところから上ろうとするとまた転覆してしまうことを学び、端からの方がカヤックは安定しやすいことを体感しました。端の部分に乗ってからは体の向きを90 度変えて、カヤックを抱くような状態でゆっくり進むのがベストだと感じとりました。
二つ目はグループレスキューというものです。

グループレスキューの様子

僕の乗っているすぐ隣に、乗り上がろうとしている人のもう一つのカヤックがあります。相手のカヤックと自分のカヤックの向きが大切でした。
最初は垂直に向け、相手のカヤックの水抜きをしました

垂直に向けている時の様子

グループレスキューを行う時、セルフレスキューよりも体力の消耗はなくてスムーズに進めることができたので、セルフレスキューよりはグループレスキューに頼りたいなと思いました。カヤックが2つ並んでいるだけで、乗り上がりやすかったです。
セルフレスキューで、体力の消耗が早かった分、誰かが転覆していたらすぐに気づく必要があるなと感じました。グループレスキューで相手のカヤックを自分のところに寄せ付ける際も、しっかり掴まないとすぐ離れてしまい時間がかかってしまうことを身をもって感じました。
だからといって焦ってしまいそうな場面ですが、冷静な判断をするためにも一つ一つ声を掛け合うなどをして落ち着いたレスキューができるようにしようと思いました。


今回、私はレスキューの学習をする前に一度転覆をしていました。カヤックで鬼ごっこをみんなでしていた時でした。カヤックを急カーブさせようとした時に重心が内側に傾き、外側からは風が強く吹いてくるという状況を作ってしまい、転覆してしまいました。急な転覆だったため、誤って海水を飲みそうになったことが危険だとも感じました。冷静に判断しようと思ったため飲み込まずに済みましたが、今後もこのような冷静な判断ができるようにしたいと思いました。

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