見出し画像

「面白いまち」(7/7)

いろんな政治家の方が「○○なまち」を目指します!と公約に掲げていますが、「面白いまち」を目指します!というのは少し異質な感じがするのではないでしょうか?

『面白い』には、よく使われる「笑いたくなる」「こっけいだ」と言う意味のほかに、「興味深い」「珍しい」という意味もあります。
加えて、「快く楽しい」「心が晴れ晴れする」という意味もあります。

この地域には、そういういろいろな意味の「面白い」をもった『まち』が必要だと思っています。


例えば、これまでこのまちでも様々なイベントが開催されてきました。
私たちの先輩の皆さんが若かりし頃集まって、「あーでもない」「こーでもない」と様々な議論を重ねて、開催にこぎつけたイベントもあると聞いています。
そのイベントは近年はコロナで開催されていないものの、夏の風物詩として地域に定着し、多くの市民が楽しみにしているイベントです。

こういうイベントがある一方で、一旦始めてしまったが最後、なかなかやめられないイベントもあります。
補助金を活用しているイベントがその最たる例で、「やらなきゃいけない」という使命感でやっているものも散見されます。

様々な意味の「面白い」という観点から整理すれば、イベントに限らず、すでに所期の目的を達成してしまったにもかかわらず続けられている事業がたくさんあるのではないでしょうか?

そういった事業をスクラップして、既存の慣例慣習にとらわれないイベントやプロジェクトを実施していくこと。

それは、行政が主体となってやらなくてもよくて、民間の有志が『面白い』と思うことをどんどんやっていけばいい。

実際にこの「まち」では、そのような取り組みがたくさん行われてきています。


この取り組みを広げていくためには、よりチャレンジする市民を増やしていくこと。
そういった「プレイヤー」や「支援者」を増やしていく取り組みをすすめれば、よりもっと「面白い」まちとなることでしょう。


******

一部の方から、自分の目指すまちづくりには、「産業」の視点がない、との指摘をいただきました。

私はかつて市役所で「工業振興」の業務を行っていたこともあり、産業に関する自分なりの考え方も持っています。

自分の考えをすべて網羅することができないので、その一つの例を挙げるとすれば、わが「まち」の特産品や農産物を、海外を見据えた販路開拓できないか?というものです。

興味のある方は上記の記事を見ていただきたいと思うのですが、いずれ他地域と同じではない、独自の戦略が必要なのではないでしょうか?


もう一つ例を挙げるとすれば、域内消費を拡大して地域経済を回し、地域外から稼ぐ仕組みをつくることです。

この記事は一つの例ですが、「まちのコイン」のように様々な市民が関わることで、地域内消費が喚起され、少しずつ地域経済が回っていくようになるのではないでしょうか?

いずれにしても、行政だけが計画し実行するのではなく、市民がそのプロジェクトに関わる仕組みが必要です。


そういう「面白い」まちづくりのために、これまで以上に関わりながら、活動をしていきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?