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50日間記事を書き続けて思ったこと。

 今回の投稿で50日間連続投稿ということになる。

 正直、ここまで続けることができるとは思ってもみなかった。

 菊池雄星選手を取り上げた「不器用な君をそれでも応援する」の記事は、3000字近くの自分的には大作であったものの、同時編集という自らしかけたトラップにひっかかり、掲載後2日後別の記事に上書きされるという悲劇にあった。
 (現在は要点だけUPして再掲載)

 それを除けば思いのほか順調、というよりもここまで自分が書けるネタがあるとも思ってもみなかったので、正直よく続いているというのが実感でもある。

 とはいっても、季節に合わせた自分の経験談が2割くらいあるし、2月には冬季オリンピックというスポーツの祭典もあったので、ネタには事欠かなかったというのも事実。

 あくまでも「自分の経験などからくる考え、思いを関心をもって見てくれている方にに伝える、届ける」というのがこの記事の目的なので、続けるという手段が目的にならないように日々の出来事や関心事にアンテナをチューニングしながら、今後も2,000~3,000字程度の駄文を書いていければ、と思っている。

 今回記事を書きながら、何点か気づいたことがある。

 一つは、アウトプットの大切さだ。

 これまで本を読んだり、ネットニュースを見たりして自分の中の頭でぼんやりと考えていたことが、記事として書くことで整理されてくる。
 筆が進むと、自分の考えが変わっていくこともある。

 いろんな講演を聞いたり、セミナーを受けたりすることによって、自分の考え方に刺激を受けることはあったが、自分でアウトプットして考え方が変わっていくのは今までにない体験だった。
 
 これは自説を曲げるとかのことではなくて、自分の主張もフェイクも含む様々な情報-砂の楼閣のような-の上に成り立っているのであって、アウトプットとして他の人に伝える作業の中で、自分の考えを反芻することによって生まれてくる。

 言い換えれば、アウトプットの際に、自分ともう一人の自分が対話を繰り返していく中で、もう一人の自分の論理的な妥当性に気づくということでもある。

 そして、アウトプットしていくと、脳が勝手に記事を自動生成していって、思いもよらないことを次から次へとタイピングしていくこともあった。

 これは、普段は意識はしていないものの、かつて何かの体験で得た知識や考えが、アウトプットという作業を通じて、本棚から本を取り出すように、次々と連鎖して関連付けられていくことが原因なのかもしれない。

 講演会などで講師をするときもそうだが、記事にする、ものを書くというアウトプットが、自分にもたらしてくれる効果は計り知れないものがあると感じている。


 そしてもう一つは、記事を書くという目的で物事を見る、ということである。

 様々な情報を得る時ー例えばテレビやネットニュースを見る時-これまではただ漠然と脳に情報を流し込んでいた。

 記事を書くことを意識すると、自分に関心のあるテーマにあった情報を探しにいくようになる。

 それは例えば、保守的、リベラルといった偏重した思考を強化する情報を探して持ってくるということではなく、対立した議論や意見も俯瞰して見れるように情報を集めるようになる、ということである。

 これまでの記事の中でも、できるだけ二項対立を避け俯瞰したメタ議論の必要性を訴えてきたが、自分の思い入れを持って書く記事であればあるほど、より「メタ」なスタンスで臨まなければならないと考えている。

 とは言っても自分の経験をもって記事を書こうとすると、どうしても権力や体制側に対してはある程度批判的にならざるを得ない書き方をすることもある。
 そこは少し落ち着きをもって反省しながら今後は書いていきたい。


 いずれ、初期はSNSで記事を紹介することもあったが、ほとんどがnote上でのつながりにもかかわらず、フォローしていただいたり、スキをいただいたりしてくれていることに本当に感謝している。

 ただ、独りよがりの記事を書き続けているのも自分の成長につながらないので、記事に対する批判や体制側からの反論もいただくためにも、近いうちにSNSでの記事の紹介を復活していきたい。

 また、「ローカルなネタ」「日常の出来事・世の中の関心事」「スポーツや地域づくりなど専門分野」に対する自分の考え方について、自分の経験や先人の理論などを紹介しながら伝えていくという記事のスタンスは変えずに、「ローカルなネタ」に関しては有料記事にするなどして差別化を図っていきたいとも考えている。 

 

 こうやって、見ず知らずの一法人経営者の記事を本日も読んでいただき、大変感謝します。

 今後も、できるだけ続けていきたいと考えています。

 引き続き、よろしくお願いいたします。
 
 

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