コラム:「良きサマリア人の法」と恐怖に弱い人々

 コロナウイルス問題が大体的に宣伝され、中国の春節が過ぎて二週間が経過しました。それ以降に色々なことが発生していますが、日本においても封じ込めはなかなか難航しています。

 日本においてはダイヤモンド・プリンセス号において特に酷いウイルス拡散が起こってしまいました。そしてその対応は、ニュースで批判されてすらいます。

 例えば、これはダイヤモンド・プリンセスから陰性の人間を下船させたことに関して批判的なニュースです。これに限らず様々なニュースで、ダイヤモンド・プリンセスに関わらず、日本の感染対策を批判する機運が高まっていると言えます。

 しかし、日本の感染対策は本当に甘いのでしょうか? 過度な楽観論は禁物とはいえ、今回感染を広げているコロナウイルスCOVID-19は死亡率2パーセント程度であり、その中には医療崩壊を起こしている武漢周辺の死亡者も含まれている訳です。

 このような状況下において、COVID-19を極端に危険なものとみなす必要はないのではないでしょうか。このコロナウイルス肺炎に起因する一連の問題の根底は別の所にあると考えます。

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