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神葬回天クトゥルフィカTRPG

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昨日と同じ今日、今日と同じ明日。 そんな未来が、来るはずだった。 だが、世界の真実は混沌と恐怖によって成り立っていたのだ…。 という設定で作り上げた、ダブルクロス3rdのシス… もっと読む
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神葬回天クトゥルフィカ_付録

ゲームで使用するための各種シートを用意しました。ダウンロードして使ってください。

神葬回天クトゥルフィカ_サンプルシナリオ

注意:以降の内容はサンプルシナリオになります。遊ぶ予定のあるPLは読まないようにしてください。

○サンプルシナリオ
『Crumble Days(クランブル デイズ)』

 いつもの日常、いつもの町並み。そんな世界が、ずっと続いていくと思っていた。

 けれど、世界は既に変貌していた。

 少女の崩壊が始まったとき、その崩壊は周囲の全てを巻き込んでゆく。それは、隠されていた真実が明かされ、日常が崩

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神葬回天クトゥルフィカ_第十六章~二十章

16.エンドパート クライマックスパートが終了した後はエンドパートに移行します。エンドパートでは崩壊率は上昇せず、PCがアセットを使用することはできません。

 エンドパートはバックトラックとエンディングで構成されています。

16.1.バックトラック 崩壊率が100%を超えたままシナリオを終えたPCはコラプサーとなり、ゲームから退場します。その為、PCはバックトラックを行うことで崩壊率を減少させ

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神葬回天クトゥルフィカ_第十二章~十五章

12.バトルシーン バトルシーンは、NPCやPCの一人がメインキャラクターとなって戦闘を行い、勝利条件を満たす為のシーンです。

 バトルシーンでは、メインキャラクターが【居所】を取得している異なる陣営のキャラクターから、登場させる相手を一人選択します。選択されたキャラクターは、バトルシーンへの登場を拒否できません。

 その他のキャラクターは、メインキャラクターの許可がなくとも登場できます。これ

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神葬回天クトゥルフィカ_第七章~十一章

7.判定 キャラクターがメジャーアクションなどで何らかの判定を行う場合、「使用する〈技能〉に対応する【能力値】+崩壊率によるダイスボーナス+アセットの効果によるダイス変更効果の合計」の数だけ10面ダイスをロールします。

 そして、その中にクリティカル値以上の出目のダイスがあった場合、そのダイスを抜き出して振り直します。この操作を全ての出目がクリティカル値未満になるまで繰り返し、以下の式で達成値を

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神葬回天クトゥルフィカ_第四章_14

5.魔術 魔術は経験点を支払うことによって獲得できるアセットです。エフェクトのようにLvを持ちませんが、取得に必要な経験点は魔術毎に異なります。

 エフェクトはバースターが体内のコラプス物質から力を引き出すものですが、魔術は周囲にあるコラプス物質から力を引き出すものです。エフェクトとは異なり、取得さえしてしまえば、誰が使ってもある程度安定した効果を発揮するのが特徴です。ただし、その効果は周囲の環

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神葬回天クトゥルフィカ_第四章_13

4.17.ルスチャ 言葉を媒介として生命を死に導き、死を操る力を振るうディストです。また、死の力は本能的な恐怖をも巻き起こします。

 このディストが操作する死とは「ある存在がこの世界に在り続けるためのエネルギー」とも言えるものです。このエネルギーを言葉を合わせた特殊な生体波動を使って操作することで、人の生死は愚か因果すらも操ることができます。

 人類が存在する意味を理解しうる力、しかし決して人

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神葬回天クトゥルフィカ_第四章_12

4.16.グラーキ 体内に化学プラントのような器官を作り出し、極めて高い知性を得ることができるディストです。このディストの最大の特徴は、その叡智と化学物質を持って自由自在に人を動かすことにあります。

 操られた人間はまるで自我を持たない屍であるが如く、目的を正確に達成します。これはこのディストのもう一つの特長である、周囲に体内で合成した化学物質をばらまくことによる精神支配の影響です。

 この強

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神葬回天クトゥルフィカ_第四章_11

4.15.ゴールナク 光を操るディストです。ただしこのディストが操るのはただの光ではなく、狂気と悪意に彩られた歪んだ光です。

 この光を浴びた者は幻惑に囚われ、狂気に飲まれ、そして破滅へと誘われることになります。コラプスの光は人を導くことなく、逆に人の心を狂わせる力を持つのです。

 光と共に悪意を際限なくまき散らす、としか言いようがないその性質から、このディストには白熱した体の悪神、イゴーロナ

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神葬回天クトゥルフィカ_第四章_10

4.14.ゾタクァ 最強の獣に変化するディストです。龍、或いは魚人に似た姿が多いですが、不定形の怪物になったり、亜人化するものも居ます。

 一節には、進化の過程で辿ってきた祖先達の姿をより進んだ形で再現しているのだ、とも言われています。

 その自在の肉体変化から生命の真意を解き明かす可能性を持つディストであるが故に、このディストには慈悲深く怠惰な神、ツァトゥグァの名を冠されました。

※ステー

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神葬回天クトゥルフィカ_第四章_9

4.13.ノーデンス 雷を操るディストです。このディストの最大の特徴は、ディストの性質がある程度科学的に解明されており、ディストと機械を組み合わせる技術が僅かながらも確立している点にあります。

 このディストと機械の結合技術を応用することで、バースターの肉体を機械化し、様々な強化を行うことが可能となりました。また、このディストはコラプス物質を組み込んだ機械の開発にも重要な役割を果たしています。

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神葬回天クトゥルフィカ_第四章_8

4.12.イグゾード 霧と空間を操るディストです。霧の正体は重力を操作する超小型の球体であり、無数の霧の粒子を収束させることで、虹色の魔弾として打ち出すことができます。

 このディストは、魔術との相性がいいのも特徴です。霧が周囲のコラプス物質に干渉するため、魔術を組み合わせた攻撃は強力な効果を発揮します。

 虹色の球体を利用し、時空を歪めて支配する力から、このディストには時空の神であるヨグ=ソ

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神葬回天クトゥルフィカ_第四章_7

4.11.クァチルス あらゆる物質を操るディストです。このディストは質量保存則を完全に無視することができ、思い描く通りの物質を作り出すことが可能です。

 ただし、このディストの本領はあらゆる物質を塵に変えてしまう崩壊能力の方です。形あるものはこのディストの力から逃れることはできません。

 塵を踏むもの、クァチル・ウタウスの名を冠されたこのディストは、塵から世界を作り出し、世界を塵に返すディスト

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神葬回天クトゥルフィカ_第四章_6

4.10.シュブラス 肉体と闇を操るディストがこのシュブラスです。その力は己の肉体を自在に変容させるだけでなく、相手の力を疑似的に再現することすら可能とします。

 シュブラスの生み出す闇とは、己の肉体を変換して作り出す、光を吸収する暗黒粒子であることがわかっています。シュブラスのディストは己の肉体を素粒子レベルで再構成するディストでもあるのです。

 このディストは暗黒の地母神シュブ=ニグラスの

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