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【読書】「方舟の継承者」ノア丸藤本

我ながら今更。

昨年初頭に購入していたが、
時代が流れまくっているので
やばいと思って読み終わる。

冒頭は、デビュー20周年「飛翔」を控えて、
当時WWEにいるKENTAとコンタクトをとり、
ダメ元でシングルマッチオファーして成立って
ところから始まる。

どう考えても近々ノアに彼が帰ってくることを
確信してしまうよね~
東京ドームで史上最大のバッドエンドを演じ、
Twitterを駆使して新日本で活躍するなんて
全く想像だにできない滑り出し。

置いといて。

幼少期に新日本やロード・ウォーリアーズに
惹かれることから、高校レスリング、U系の
テストを受けたり、縁あって全日本入団へ。
馬場さん、三沢光晴との出会い。
アームドラッグ、ショルダースルー、受け身の話
などにしみじみ。

そしてついこの間のことのように思いながらも、
ノア出航、2006年あたりの世代闘争、定期的な
新日本との交流、対抗戦の模様、2012の大量離脱
小橋引退、2013方舟新章、2014永田裕志GHC、
副社長としての苦悩(選手としての立場、
経営者としての立場の間)、森嶋超危暴軍、
杉浦貴との信頼関係、
2015~鈴木軍(個人的には暗黒時代)、
2016ヤノマルフジ、G1参戦、新日本ファーム説、
エストビーへの事業譲渡、2017王者勝彦・拳王
小峠ヘビー転向、DDTでハラシマルフジ、
2018年世代闘争などなど。
何気にちょっと忘れていた出来事もつづって
あり懐かしく、結構楽しめた。

特に、
大量離脱の件は、年末の両国観戦に行きました。
小橋のリング上での引退表明とか
KENTAと大仁田との件とか
杉浦と当時去り際の潮崎との不穏な空気
とか蘇りました。
もうつぶれるかな?などと暗い気持ちで
家路についたなあ…

鈴木軍時代は、あまりの屈辱的なブックの数々に
悲壮な表情でテレビ見てたの思い出す。
嫁から「そんなつらいなら見なければいいのに」
など言われながらも現実から目を背けてはいけ
ないと言い聞かせて無理してでも見てました…
あの屈辱の日々を乗り越えたからこそ、今は晴れ
晴れと見ています。経営的にはまだまだ安泰では
ないのだろうが。
2015年末の大田区王者鈴木と丸藤のGHCメインも
見に行きました。役者はそろってたのに、なんで
心が晴れなかったのだろうか?と思ってた。
それはノアのプロレスではなかったからだろうな。

2016新日本のG1両国も見に行ったなあ。
森嶋超危暴軍は暗黒時代の1ページということで
DDTとの絡みがさらっと書いているところも
今となっては興味深いところ。

事業譲渡にしてもこの本の後には、リデット→
サイバーエージェントになっているわけでここ
数年のめまぐるしさときたら非常に激しい。

などと仕事帰りに数日間にわたり読んだけど、
翌日読むのが結構楽しみで読後感も満足度
高いものがありました。

プロレスラーの自叙伝は歴史にも触れられるので
また何か読んでみたいと思います。

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