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デザイナー採用資料をデザイナーが作ってみた

Voicyにはいま2人デザイナーがいるのですが、作りたいデザイン量に対してデザインリソースが足りていません。そこでデザイナー採用に力を入れるべく、デザイナー採用資料の作り始めました。

この記事は、こんな方にオススメです
・スタートアップでデザイナー採用に悩んでいる方
・デザイナー採用頑張りたいけど、何すればいいかわからない方
・デザイナー採用資料を作ってみたい方

今回は、デザイナー採用資料が完成するまでのプロセスを振り返りたいと思います。記事の最後に、誰でも簡単にデザイナー採用資料が作れるFigmaのテンプレートを載せてあります。ぜひコピペして使ってください!


そもそもなぜ作ったか

デザイナーと面談していて、全社向けの採用資料だとデザイナーが求めている具体的な業務内容についての補足する必要があり、自分たちの働き方についての説明が難しいと感じていました。求人票を見れば書いてはあるのですが、どこかで見たことあるような言葉が並んでいて、どんな風に働いているのか想像しにくいのではと考えています。

また、MeetyでUbieの永尾さんとお話ししたときに、Ubieの働き方についてnotionを使ったデザイナー採用資料を見ながら説明していただきました。口頭で説明を受けるだけでなく、資料と一緒に説明をしてもらえると、働き方のイメージを想像しやすくなるなと感じました。

そんなMeetyをきっかけに、HERPのデザイナー採用資料についての記事が面白かったことを思い出しました。採用に関わるようになったこともあり、以前に読んだときに比べて内容に強く共感しました。特に、候補者となるデザイナーに対して、自社の魅力を伝える努力が足りていないことにハッとしました。そんなこんなで、デザイナー採用資料の制作がスタートしていきます。


最初はリサーチから

UbieやHERP以外にもデザイナー採用資料を公開している企業がないか探しました。また、他社の求人票を見て、仕事内容についてどのような表現をしているか調査しました。リサーチを進めていくと、採用資料のビジュアルが一定レベルを超えていない(パワポっぽい/図やグラフィックが効果的でないetc)とせっかく作っていても興味がなくなる、テキスト量が多すぎるとページを進める気力が失われている自分に気がつきました。
この2点について特に気を使いながら、制作を進めようと決めました。

文字だけで伝えるのは大変


とりあえず形にしてみる

Voicyでは求人票へのリンクが直接貼れること、採用したいと思う候補者の方はFigmaに慣れているだろうと考え、Figmaで採用資料を作ることにしました。
制作のイメージが掴めてきたところで、UbieとHERPの採用資料を参考にしながら、アウトラインを作っていきました。過去に作ってきた資料で使えそうなページをスクショに撮って、そのまま載せてみたりしました。

これをそのまま整えるだけでも使えそう

自社の内容に置き換えてみると、最初に目に入るメッセージと、働き方のセクションが重要そうであると感じました。そのふたつを重点的に検討していきました。自分たちが大切にしている思いを言語化し、チームとして納得できる言葉を見つけだすこと。働く環境や開発プロセス、そこにデザイナーがどう関わるか、それを外部の人にもわかりやすく端的に説明することに時間を使いました。


たくさん試行錯誤

図に起こしてみたり、サムネイルを入れてみたり、並べ替えたり

メッセージで悩んでいたのは、候補者が自社のサービスについてのドメイン知識をどこまで知っているかという点です。今回はメッセージの前に会社のミッションを入れることで、1ページあたりの情報量を減らしつつ、音声とテクノロジーでどんなことを成し遂げたいかを、まず先に伝えることにしました。
働き方の部分については、テキストベースで必要な情報を洗い出した後、見せ方や伝え方の優先度をつめていきました。反省点として、早めに見せ方の部分を検討始めるべきだったと思っています。文章だけで考えていたものを、最終的に大幅に削ることになりました。見せ方をある程度固めて文章量を逆算して作った方が、手戻りが少なく進められたはずです。

ほぼ完成、進捗80%ぐらい


最後のブラッシュアップ

これぐらいの完成度から部分的に面談などで使用しつつ、候補者の方の反応を見ながら細かい改善を加えていきました。最後の仕上げとして、扉絵をどうするか悩んだり、情報過多になってそうな部分を削ったり、Meetyや求人票へのリンクを差し込んだりしました。通常のデザイン業務と並行しながら進めていたこのプロジェクトは、キックオフから完成までだいたい2ヶ月ほどかかりました。

これで完成です


まだ結果は出てないけれど

面談や面接などでデザイナー採用資料を使って話をしているのですが、候補者の方から説明がわかりやすいと言っていただけることが多くなりました。また、プロダクトや会社の魅力をデザイナー目線で言語化できたことで、自分たちが届けたい価値が明確になり、プロダクトをデザインする上でも役立っているなと感じています。
まだ、デザイナー採用資料を使い始めてから内定は出ていません。候補者の方からのフィードバックを参考にしながら、採用資料もどんどんアップデートしていきたいと思います。

採用資料の最後に載せた2022年仕事始めの日の一枚


絶賛採用中です!

上にも書きましたが、絶賛採用中なのでご応募お待ちしております!


採用資料テンプレート

Voicyで作ったデザイナー採用資料をそのままテンプレートにしました。これを埋めるだけでも、どんなデザイナーを採用したいか見えてくると思います。ご自由にコピペして使ってください〜!


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