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meglu
すり減る
今日は大小いくつかの仕事がポツポツとあって、それを効率よく颯爽とこなしてきた。今、帰りの電車で心地よい疲れを感じてるところ。通路を挟んで隣の席のいい歳したおっさんがガムをクチャクチャやっえる以外はいい時間だ。こんな日は、一杯やって、おとなしく寝ればいいんだろう。それでもやっぱり「できることしかしてないよなあ」っていう焦りがどこかにあって、一杯が二杯になり、二杯が三杯になり、結局ダラダラして朝が辛くなるいつものダメなおっさんの夜。
そうならないために何ができるか。考えるまでもない。頭が、心が疲れることをやるしかない。毎日すり減らないと充実感なんか味わえない。すり減ってすり減って興味や好奇心のアンテナも折れ、憤りやプライドの壁も崩れ、優しさとか愛情とかの衣服も破れてやっと満足して眠れるんだろう。
まだ目を閉じてしまうまで時間がある。よく眠るためによく生きる。よく死ぬためによく生きる。
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