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すしあそび

 今日は、ママが朝から一日オンラインで用事だったので、娘ちゃん(小)を連れて外へ。家にいると兄弟姉妹たちと仲良くケンカしてうるさいということで。

 彼女を楽しませるというより、とにかく今日はママの用事が終わるまで時間を潰すことが目的。近くの公園に自転車ではすぐに終わってしまうので、電車に乗ってちょっと遠くの公園まで行く。いつも通勤で使う線だが、今日は娘ちゃんと一緒だしやはりそこは気分が違う。その公園には、大小いろいろな滑り台があり、滑り台と滑り台を縄梯子とか雲梯とかでつないでるようなちょっとしたアスレチックみたいになっている。

 11時くらいに公園に着くと親子連れでいっぱい。お父さんと子どもだけっていう組み合わせも結構いる。いつもなら、遊具で遊ばせて楽しませよう、いろんな滑り台すべらせよう、とか考えてしまう。せっかくここまで来たし、とか。貧乏性。でも、今日はただの時間かせぎなので、遠巻きに見守りながらやりたいようにさせてた。ずっと同じ滑り台を滑って、飽きたら砂をいじったり、石で地面にお絵描きしたり。時々呼ばれるので、一緒に綱渡りしたり、順に飛び移っていく遊具(名称が分からない。切り株が等間隔に並んでいる、みたいなの)で遊んだり。滑り台以外の遊具もあったんだと初めて気づいた。今までは、滑り台を滑らせようとばかりしてたけど、ほんとはいろいろやりたかったのかもなあ。気を遣って楽しいふりしてたのかも。ごめんね。

 雨がぱらついてきて、寒くもなって来たので、ご飯を食べにちょっと離れた駅ビルに向かうことに。途中の築山で、「はい、山をのぼりマ~ス、はい、山を下りマ~ス」遊びをしたら、喜んでくれたみたい。何度も登山して、広い芝生に出る。何が食べたいって聞いたら、「寿司」だって。「すぅし~?えええ~」と叫びながら手を引いて走ると大喜びできゃっきゃっと笑う。何度やってもウケる。とうとう芝生を抜けて駅ビル前に出ても「もいっかい」。さすがに人も多いし道も狭いので勘弁してもらった。

 帰ってから、今日は何が楽しかった?って聞くと、「すし~のやつ」なんて嬉しいことを言ってくれる。やっぱり、遊具とか、どこで遊ぶとかじゃなくて、一緒に遊んであげることが大事なんだなあ、とか勝手に感慨にふけっていると、どうやらママには滑り台すべって楽しかった~と報告している模様。パパが喜ぶから何度も「すしあそび」してくれたのかな?また別の気を遣わせてしまったかも。子どもも大変だ。

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