見つけに行く?複雑?いや単純なはず

・ネットでコロンブスが話題(炎上)になってて、流れ弾的にSOUL'd OUTのCOZMIC TRAVELが話題になっていた。
歌詞にコロンブス(クリストファー・コロンブス)が使われているかららしい。
SOUL'd OUTはほとんど通っておらず、アララァくらいのイメージしかなかったのでこれを機に聴いてみた。

・COZMIC TRAVEL、おもしろかっこよすぎる。
何言ってんのか全然分からんけど聞き心地は異常に良い。
ていうか歌詞見てもさっぱり意味は分からん。
でもこういうの大事だよな。
つい最近椎名林檎の丸の内サディスティックを久しぶりに聴く機会があったけど、これもノリで歌詞がキマっててクールだった。
こういうフロウのある曲をカラオケで歌えるようになりたいな。
カラオケで前振りなしにいきなりCOZMIC TRAVEL完璧に歌ったらめっちゃ面白くない?

・そういやダ・ヴィンチ・恐山が一時期カラオケでCOZMIC TRAVELを練習してだいたい歌えるようになったと日記に書いていた記憶がある。
たしか匿名ラジオイベントあたりだったかな。カラオケで歌を練習する必要があって、そのついでにみたいな。
恐山が歌うCOZMIC TRAVEL聴いてみたい。絶対おもしろい。

・肝心のクリストファー・コロンブスはどうやら若草物語のジョーの口癖から引用されたのではないかという意見があった。
若草物語!!そこから!?
驚いたときに「Oh My God!」や「Jesus Christ!」の代わりに「Christopher Columbus!」と言うらしい。
マジ??若草物語は小さい頃に何回も読んだことあるけどそんなこと言ってた??
和訳だと表現されていなかったのかな。あるいは訳でもそうなってたけど自分が覚えていないだけか。
でもジョーならそういうこと言いそうなの分かる。そういうキャラなんだジョーは。

・あー若草物語いいよなあーーー!!
乙女の夢みたいなパステルカラーな世界観ながら現実の過酷さも存分に押し寄せてきて、自分たちらしく逞しくしなやかに生活し淑女として成長していく様がさぁ!
知り合いも交えた家族のドタバタ劇の面もあってさぁ。
登場する小物とか食べ物とか風景とかもさぁ、いいんだよなぁ。
うわー久しぶりに読みたくなってきた。
図書館で探して借りようかな。


・火元のコロンブスについて、性質の善し悪しは一旦置いといて(本人たちの本意は知る由もないので)「悪い!」の意見が増幅してたのがなんかイヤだなぁと思った。
芸術は送り手たる作者と受け手たる鑑賞者の1対1の対話だと思っている。
創作物について、どういう意図かを語らずに作品に預けるのも詳細に語るのも作者の自由だし、それらを受けてどう思うかは鑑賞者の自由。必要があればぶつかり合う。
今は鑑賞者側がネットというツールで語ることができすぎる。鑑賞者の一意見がエコーチェンバー的に増幅して巨大な流れになってしまうのは不健全だと思う。
そりゃ反社会的とか他人の権利を害するとか法に抵触するとかとなれば問題だけど、法の下での権利者同士の争いという形になるだけ。
その範疇を超えた流れの発生は将来的にすべてを押し流してしまうのではないか。

・こんだけ書いたけどなんか今回の件とはズレてる気がしてきた。そのままにするけど。
自分もコロンブスの今の評価(悪評)についてほぼ知らなかった。
小学生時代に習った「アメリカ大陸を発見した」的なポジティブイメージで止まってた。
だからそれを無邪気に明るく取り上げる振る舞いも分かるっちゃ分かる。
そこを実際どういう意味があるのかを調べるのがクリエイティブの仕事なんだろう。
今のクリエイティブでは気にしないといけないことがいっぱいありすぎて大変だ。
無知は罪につながるということ。法律も「知らなかった」では済まないもんな。
とはいえ今は特定のモチーフに対して知らぬうちに付与された意図が増えすぎている。
何が悪いのか。悪いのは人の悪意。

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