週報:スーパーのお弁当容器と池袋晶葉ちゃん

・わけあって、スーパーのお弁当の容器についてネットサーフィンをしていた。

・どんなわけか。これはアイドルマスターシンデレラガールズにおいて僕らが応援している池袋晶葉ちゃんに由来している。

・常に晶葉ちゃんファンアートや晶葉ちゃん言及を見逃したくないために、Tweetdeckで常に「晶葉」で検索している列を表示しているんですが、そこに突如として以下の投稿が現れた。

・お弁当容器など業務用資材を販売している「容器なび」さんのアカウントによる投稿で、およそプロデュース活動とは無縁のはずだが……投稿内に、ある。「晶葉」という文字列が。

・これに池袋晶葉Pが反応したのがことの発端である。

・どうやらこの黒をベースでフチに赤と金のグラデーション、隅などに直線的で多角形な葉っぱの模様があしらわれているお弁当容器のシリーズを「晶葉」と呼ぶようだ。水晶のように美しい葉、ゆえに晶葉。

・ちなみにこの葉っぱの模様単体は「麻の葉」呼ばれる伝統的な和柄の一種。たぶん「お弁当容器に”麻"はちょっと……」など議論があったんじゃなかろうか。



・ともかく、お弁当の容器に晶葉という名前のものがある。奇しくもその名前が我々が応援しているアイドルと同じ名前だったというのもは驚き(そしてなによりなんか嬉しい)ですが、個人的にはまずお弁当の容器に名前があることにびっくりした。

スーパーのお弁当容器って、名前あるんだ。

・冷静に考えれば名前が無いと困るんだからあるに決まってるんだけど、業務用だろうしせいぜい品番だろうと勝手に思ってた。まさか柄に名前があるとは。

・ただこれもちゃんと考えれば当たり前で、詰めたい物によって最適な容器の柄も異なるのだ。お刺身などが乗ってそうな青い波の模様の容器に、唐揚げをよそったら「何か違う……」という印象になるはずで、その印象が購入率に影響するであろうことは想像に難くない。

・観測できた範囲内だと、晶葉柄の容器は和風のお弁当やお寿司に使われていることが多そうだ。スーパーのお惣菜担当の方やお弁当業者の方が「このお弁当は……晶葉の中サイズに詰めよう」などの検討がされていると思うと、なんとなく良い。

・なんとなく良いので買った。普段は完全に自炊派なのでお弁当を買って食べるの自体久しぶりだったんだけど、めちゃくちゃに美味しかった。

・そりゃ素人が趣味で自炊してるメシより、プロがちゃんと売るために丁寧に作ったお弁当に敵うわけない。しかし、美味しかった理由はそれだけじゃなかった気がする。



・調べた内容を簡易に書き下しておきます。

・まず、この「晶葉」のお弁当容器を製造しているのはシーピー化成という会社でした。先ほどの「容器なび」さんは製造しているわけではなく卸売りしているという図でしょう。

・そしてシーピー化成さんの公式ホームページを参照すると、「晶葉」は「あきは」でも「ショウヨウ」でもなく、「しょうは」読みが正解のようです。残念!いや残念ではない。

https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/contents.cpkasei/assets/pdf/catalog/general_catalog/General2023-2024_096-139.pdf

・こちらの商品カタログPDF内16pに記載があります。併せて「晶葉緑」なる容器が存在することが明らかになりました。探してみてください。



・そんでこのシーピー化成のページがね……見てると地味に面白くて止まらない。カタログに載ってる容器、全部見たことある気がする。

・これとかすごくない?

絶対に見たことある。なんならこのページに載ってるまんまの寿司ネタのを見たことある気がする。

・そんでもって名前が『結波(ゆいなみ)』ってあんた雅過ぎか!??

・日本人が四季折々の美しい情景を切り取った奥ゆかしい日本語かと思ったらお寿司パックの容器の名前である。しかも「寿司のズレを軽減」とある。容器の工夫でそんなことまでできるとは。


・これとかも面白い。

・ある~~~~~!唐揚げとかで見たことある~~~~~!!!

・よく週末にスーパーでご褒美に唐揚げ買っちゃったりするんだけど、底も蓋が一体になった透明のプラ容器で……思い起こせばたまに輪ゴムで止めて無いやつもあった気がする……あれが「楽ポン」だったのか!???


・あっ!!!

「レタス入ってると思ったら、柄かい!」みたいな投稿をTwitterで見たことある~~~~!!!

・トマトまで柄になってるのもある!??そんなことしていいの!??



・そんな感じで、「これはヨモギだな」「草がわかるのってすごく自分が嬉しいな」してるお魚の画像の、お弁当容器バージョンをやっていたここしばらくでした。ちなみにあのお魚は花輪和一『天水』という漫画の一コマらしい。

・知ってるだけで楽しいことは多いのかもしれない。また来週。

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